「三位一体」ゆきてかへらぬ Eijiさんの映画レビュー(感想・評価)
三位一体
詩人でありながら自身の想いを上手に伝えるすべを教えられぬままにいる男
想いを言葉にするも、あるのか分からない真理みたいなものを追い続けることに必死な男
二人の天才を夢中にしながらも、息継ぎが上手にできないまま海に投げ出されたように彷徨う女性
そんな三人は、三人揃ったときに自分の居場所を得るようにいきいきと呼吸をはじめます。
一編の詩を詠むように聴かされた、それぞれのセリフのやり取りが、人の想いを追求することの不毛さを教えてくれたようでした。
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