本心のレビュー・感想・評価
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本能か愛か
開幕当初から現実世界が舞台なのかSFなのかホラーなのか曖昧で独特な世界観で、役者陣の演技もどこか作文的で違和感がありつつもその世界観を鑑みると調和している様に思えた。
母親(田中裕子)のその素朴な出立ちが異様に機械的に見えるのもある種その不気味な雰囲気を引き出し、効いていた。
友人?の岸谷(水上恒司)の乾いた笑いや対人恐怖を抱えるヒロインの三吉(三好彩花 名前被りは偶然か?)が、訳ありとして同世代の男1人部屋に転がり込んでくる違和感も、この世界観ではまあなんとか許せる程度に収まるように感じた。
その人に関わるあらゆるデータを収集し、再構築した場合、その人物の他人には見せない心の奥の気持ちは表現可能なのか。だが果たしてそれが本心だと証明できるものは??
とても興味深いものを提起させられた映画だった。
特にイフィー(仲野太賀)が主人公を介して告白するシーンはまさに三者それぞれの本心が暗に示されていて、インパクトのあるシーンでとても良かった。
人の心の奥にある本心は動物としての本能か、人としての愛か。どうなんでしょうか。
本作品とは関係ないが、豊臣兄弟(仲野太賀と池松壮亮)の前哨戦?が見れたのもなんか良かった。
斬新かつ、ずっと引き込まれるような作品
なんとなく内容が面白そうだったので見てみましたが結果なかなかの良作だったと思います。
序盤は主演の池松さんの演技に違和感があって、でもその違和感だと自分が感じた部分が彼の演技の持ち味みたいな部分もあるのかなと思いつつも池松さんは脇役としての立ち位置がやはりしっくりくるよなーと思いながら見てました。なんといっても今作脇を固める面々がかなり豪華なので序盤は完全に主役を食ってる感じの演技の素晴らしさです。特に水上君と綾野剛さんはよかったし、後半の太賀さんもかなり良かった。普段はあまり見たことないタイプの彼らの演技が見れます。そんな中で段々と物語は池松さんと三吉さんを中心に話が進むにつれて、なんだかんだ池松さんだからこそ、この優しく純粋でなんか情けない感じのこの報われない主人公を演じ切っているなーとだんだんそのキャラクターに惹かれていきました。あと、三吉さんがとにかく美しくて、別の作品で高飛車な女を演じていてそのイメージが強かったのですがこんな静かな感じもやれるんだなとその演技力に魅了されました。この作品、ところどころ内容的にはなんだかバカくさい感じもあり下手な役者が演じたらとんでもない駄作になりかねない題材を扱っています。そのあたりがしっかり作品全体を通して最後まで目を離せない感じに仕上がってるのは演者の方々の確かな演技力のおかげだと思っています。ファンタジー、近未来、そこを扱いつつもリアルさも取り入れ、暴力や若干のセクシーなショットがあったりちょっといろいろ詰め込みすぎてとっ散らかりすぎかなと思う部分もありつつもラストの終わり方もあの感じでよかったと思います。各々がどのようになったのかを余韻として心地よく想像を膨らませられるそんな作品かなと思います。
個人的にはこのような死んだ人をAIで人工的に作り出すことは怖いなと感じるし、やはり亡くなった人に対して生があって死があって、いなくなったからこそその人を思うことができたり、正しい言い方じゃないかもだけど、死は必要なものなのだと感じるし、だからこそ今生きていることを大事に思わなきゃとそんなことを考えさせられました。とても良かったと思うのでぜひ見てみてください!
『母の身終い』の息子の母の死後の葛藤
母親の「自由死」の選択を巡る息子の葛藤が描かれているということで、『母の身終い』に近い設定、展開だと感じた。その作品の息子も、前科者で底辺労働に従事し、恋愛に不器用であった。
障がいのあるアバターデザイナーの恋を取りもつという役回りはありがちな感じであるが、『最強のふたり』も、『ノートルダムの鐘』も、『チャタレイ夫人の恋人』も、ぴったりではなく、今一つ思い当たらない。
ダンスのときの手の合わせ方が合っていないのが不自然だった。
結末の空に伸びる手に添えられる手は、若い女性の手だと思っていたが、原作の結末の説明ではそうではなかった。原作ではさらに、母親の「本心」は明確に語られてはいなかった。
原作の展開では、かなり込み入っていたけれども、映画化ではかなり削られた感じがある一方で、原作者からの拘りもあって、かなり残した部分もあったという。
演技が光る作品
ストーリー自体はまあまあでした。予告では「それが…本心だったの…?」って感じのセリフだったので、母親が実は息子のことを殺したいくらい嫌いだったとか、息子との寂しい二人暮らしに心から絶望していたとかかと思ったら「息子のことを愛してる」でした…VFが言ってることなので実際のところはわかりませんが、母親の過去の話も勉強したAIのはずなので多分それが正解なのかな?
母親が実はレズビアンで精子提供で産まれた子供だったというのもなかなか衝撃的な事実でしたが、あまりフォーカスされませんでしたね。母親の彼女(元カノ?)はどこに行ってしまったんでしょう…
岸谷が逮捕されるまでの経緯は最近話題になっている闇バイトに通じるものを感じました。ラストマイルもそうでしたが、公開になってその時の時世とマッチした話になるという偶然は面白いですね。
ストーリーよりもキャストさんたちの演技が素晴らしいと感じました。特にVFを演じた田中裕子さんや綾野剛さんは、限りなく人間に近いAIといった感じの、人間らしく見せている無機質という感じが伝わってきました。動きだけは楽しそうで、ほぼ真顔で決まったステップを踏む田中さんの演技には薄寒さを感じました。
その人の本心は...
親子とはいえ一緒に暮らしていても
親の本心なんて案外分からないもので…
知らなくてもいい事もあり…
冒頭から聞き覚えのない「自由死」
その言葉が何を語るのか知りたくなり…
AIやアバターが目の当たりになる時代
本人が「自由死」を選べる時代になる
実際にVFの存在があったら
やはり困惑するだろうなぁ🤔
そんな単純な感想が頭を過りました💦
原作はもちろん未読💦
平野啓一郎さんの作品は何本か観てて
難しい部分も多いけど…
推しさんや今回のキャストの良さ…
そして主演の池松壮亮さんの演技には引き込まれました。
ラストの朔也の本心は……
学生の頃の好きだった彼女なのだろうか?
ところで…窪田くんはどこに出てましたか?
もう一回 観ないと分からないかなぁ🤔💦
人の本心とは何なのか?生前聞けなかった母の「大切な話」とは何だったのか?
人の本心とは?
本心は他人にはわからない。
言葉として伝わttことしかわからず、推測するしかない。
それが、作られたVRの世界ではわかるとしたらどうなるかというてーまが深い。
生前に言っていた「話したかった大事なこと」を知るために、VRで母をよみがえらせて、わかったことは、実は物語的には珍しいことや面白いようなことではなかった。
言葉にすると、客観的にはありきたりなことだったけれども、結局、それが本当に大事なこと、本当に伝えたかったことだというのが感動的でした。
また、もう一つの大きなエピソード。
同居女性を主人公が本当は好きなのかどうか、彼女に言った言葉が本当に本心なのか。
観ているこちらにもあいまいに感じる。
本当に好きじゃないのか、本人のことを最後まで思ってのことだったのか。
本心とは一体何なのか、考えさせられる。
実にイライラするけれど、その主人公ならばこうなるかもしれないと思わせる、さすが池松壮亮が上手い。
予告編ではVRで甦った母と子の話という印象でしたが、実はそれは映画全体の半分くらいで、途中から、近未来のリアル・アバター業(VR代行業?)という新しい仕事と、悪友が堕ちていく闇バイト、同居した女性との話に変わっていく。
それはそれで面白いのだが、観ていて実にバランスが悪い。
途中で母親の話がいったん忘れられてしまい、最後に戻ってくるので、感動が薄れてしまうのが残念。
主演の池松壮亮、田中裕子、三吉彩花は良かった。
自由死とは?虚と実の狭間の中で・・・
生前の記録を記憶させることで、AIが本物に近いヴァーチャルを作成する。
死んだ母親をヴァーチャルで蘇らせたら、自分の知らなかった部分が明らかにされる?
どんな話なんだろうとワクワクしちゃいました。
SF風味の味付けがしてあるけど、田中裕子さん、池松壮亮さんの出てくる画面のイメージからイメージからお涙頂戴モノかなって思いました。でも、それだけじゃなかった。かなり重くて深い話って感じ。
先ず、出てきたのが自由死。早い話が安楽死だと思うけど、これが法律で認められてる世界。
母親がそれをれを選択していた。そして、死ぬ直前に自分に話したかったこととは・・・
それが気になってか、ヴァーチャルで母親を創り出し、真相を聞き出そうとする。これもまた、近未来で実際に出てきそうな技術だと思う。本来のメインストーリーは、ここじゃなかったのかな。
これにアバターっていう職業が絡んできて・・・
これもまた、すぐにでも実現しそうな感じがする。
とにかく、自分はこの数々の出来事にリアル感を感じた。来年あたり、本当に流行るんじゃないかと。それだけですっかり魅入っちゃいました。
そこへ持ってきて、三吉彩花さん。大好きな女優さんなんですが(役名も同じ三好彩花でちょっと混乱)まさか、あんなサービスカットが登場するとは!
役柄的にも微妙な感じをうまく表現していて、ますます好きになりました。
そして、終わり頃登場する仲野太賀さん。「11人の賊軍」に続き、オチャラケの無い渋い演技で魅せてもらいました。
妻夫木さん、綾野さん、田中さんは、もう文句無しで、魅入っちゃいます。
そんな豪華な俳優陣で進んでいく話なんですが・・・
面白いことは面白くて、好きな作品です。
ただ、何だろう?盛り込み過ぎなのかな、何が言いたいのって感じで、イマイチまとまりがないような・・・
とは言っても、自由死の尊厳とか、アバターという職業にかかる問題とか、色々考えちゃいました。
ところでラストのあの手は何だったんだろう?
殺伐とした近未来で人の心の尊厳を問う
高齢化社会のあるいは介護の崩壊に警鐘を鳴らした昨年公開の「月」と対をなす石井裕也監督の新作。
自らの死を選択できる「自由死」、カメラを搭載したゴーグルを装着して遠く離れた依頼主の指示通りに動く「リアル・アバター」、仮想空間上に“人間”をつくる「VF(バーチャル・フィギュア)」などを題材とし、近未来の社会の功罪を考察する。
自由死を選択した母、リアル・アバターとして働く息子、そして死んだ母をVFで再生した息子。
そもそも科学の進歩と人間の幸せが比例することはない。
池松壮亮くん、田中裕子さん、三吉彩花さん💕の名演により、人と人が思い合うこと以上の幸福がないことを検証する結果となった。
何より壮亮くんと彩花さんのラブストーリーが好きだった。幸せとは縁がなかった二人が幸せになれるのではと。
ちなみに歳をとって願うのは、制度をしっかり整備して、今作でいう「自由死」が選択できたならと。
「本物以上」って“本物”か?
本題と思われていた母の本心を置き去りに、要素が渋滞していた印象。
まず岸谷の存在が序盤は便利で後半は不要。
朔也に執着する理由も、野崎など多方面へのコネクションを作った経緯も不明。
野崎の娘との関係とか、“ヤバい仕事”に関わって意図しないテロを起こす話とか、必要ですかね。
格差社会を強調したいにしろ、彼の話が独立し過ぎてた。
三好とのラブコメ(?)パートはいいのだが、最後まで朔也が煮えきらないのでスッキリしない。
「直接会うのは…」と言って謎の低レベル空間で対話したのに、いきなり同居するのも意味分からんし。
そして、『愛に乱暴』よりは大分ありがたいものの意義をまったく感じないトップレス…
そもそもリアルアバターって、味も匂いも感触も伝わらないのにそんな需要ある?
家事代行とか便利屋レベルのことばかりで、海が見たいとか知人に頼めば済むことでしょ。
VFにしても、いくら学習したところで“本物”になれるとは、自分は到底思えない。
朔也の出生の秘密も三好が知ってただけだし、自死制度の設定も意味あったかな。
大体日記なんていう最重要情報を何故入れてない?
何より、母といい岸谷のボスといい、VFがネットに干渉できるのは問題がありすぎる。
池松くんの不器用な男はテッパンで素晴らしい。
田中裕子の絶妙なAIっぽさや三吉彩花の微妙な揺らぎ、ちょい役の綾野剛まで演技は最高でした。
そのぶん設定と脚本が練りきれてなかったかなぁ。
一年で激変しすぎなのは目を瞑るとしても、2026年設定はいじった方がよかったのでは…
ちょっと時代遅れ感が。AIにVFと人の記憶の融合がも一つ合わず、散漫な感じ。
今日は良い天気なので「本心」観に行きましたよ。
皆さんVRゴ-グルで360度疑似体験~したことありますか。
あれって結構楽しいよね。あれでバイオハザ-ド7をPLAYはたまらん。
でも2017年頃の話。7年も前のことで。
2017年公開 ”ブレードランナー 2049”でも今回の様なAIVFの様なモノは既にあってゴ-グルじゃ無く3Dホログラフィ。ゴ-グルでは1:1視覚。
折角映画に使う近未来のモノは先端開発のディスプレイグラスで
遣って欲しかったかな。
ちょっと みてて時代遅れ感在りすぎでしょうか。
今はもっとスタイリッシュなサングラス型に成りつつあるかな。
それすらコノ先変わる様で。
ああいう表現は3Dホロで良いと思うんだけどな。
それと絡めて 自由死。
2022年公開”PLAN 75”もあって、既にネタでは出遅れ感が。
母の事とか、色々悩みとか会話とか 再構築して遣ってたけど
既にピントがずれてた様に感じた。
ここの感覚も既に斬新さを欠いてると思う。
フ-ドデリバリ ⇒ リアルアバタ-の仕事。
ここだけが何故か時代にマッチしてて。
昨今問題視される 悪質な顧客の実態が表現あったかな。
人を殺す疑似体験とか。 実際はリアルなんだけども。
結局、VFデザインのカリスマ イフィー (役:仲野 太賀さん)が
三好 彩花(役:三吉 彩花さん)に惚れるという話で。
その間を取り持つ 三好に気が無い石川 朔也 (役:池松 壮亮さん)の
三好へ アバタ-使い代理告白。
見てて メチャ呆れたわ。 こりゃ この展開 駄目だと悟る。
原作どうか知らんけど、 台本はもう一度やり直したらと思ったね。
あと 色々俳優陣出たてけど 勿体ない使い方と思う。
ほぼ読み方同じの同性同名役で 三吉 彩花さんがキレイだったのが救い。
彼女出てなかったら 終わってたなと思う。
しょうも無いガジェットは省いて、母親感情も 今更別にいらんでしょう。
リアルアバタ-の問題点と、仮想ネットの反応と、イフィーの恋愛展開と
あとは美女(三吉さん)で纏めたら良かったかな。
観てて、
石川と三好の初々しい同居生活感が一番一番 良かったぞ!!!
シャワ-シ-ンgoood! ”本心” それだけw
興味ある方は
劇場へどうぞ。
平野啓一郎の本心は分からない
この映画を観るために1か月前から原作を読む。映画の設定は2025年だが原作は2040年。登場人物等はほぼ同じだが、原作と映画は始めから話が違う。朔也は事故に遭わないし、母の事故死の状況も違う。朔也は教師を殴っていないし、女子生徒への処分に対する抗議で座り込みをし、その後に高校を自主退学する。女子生徒への恋愛感情もない。
朔也は彩花に対して好意はあるが、男性恐怖症であることを考え、気持ちを伝えない。彼の優しさであるが、女性に対する距離感でもある。映画では彩花に対する本心が重要な場面となっているが、原作はそこまで重くない。母は十分生きたと言い、朔也に見守られながらの自由死を望むが、不慮の事故で命を失う。朔也は自由死を望んだ母の本心を探ろうとするが、朔也が納得する母の本心は明らかにならない。ラストのVFの告白は原作にはない。自由死(尊厳死)と格差と差別、VFとリアルアバター、母の人生と朔也の出生の秘密などが絡み合いながら、朔也の変容を描く。映画よりは少し希望の持てる終わり方をする。
原作は結構なページ数のため、どこをどう切り取って解釈するかで、映画の主題が変わる。ラストの朔也の手を握ったのは、原作はVFの母が手を握ったように感じるが、部屋にいたのは彩花である。ラストの印象も、原作と映画では全く違う。
平野啓一郎はこの脚本に納得しているのだろうか。原作を読んでいなかったら、私の評価は違うものになっていただろう。詰め込み過ぎというレビューもあるが、他にも入れていない話があり、2時間に収めるのは難しい作品である。
詰めが甘い。 ※ ラストまで書いているので閲覧注意!
「 もし徳川家康が総理大臣になったら」 で、偉人達が立体映像で甦るけど、その映像を立体的に投影する機械が無いのに、偉人達が動きまくって、頭の悪い脚本家の限界を感じた。
今回は、VRゴーグルに死んだ母親が入っているので、その轍は踏んではいない。VRゴーグルを着けるのを忘れていたら、VRゴーグルが喋ったり、電話がかかってきたりしちゃう。ちょっと怖いなw
でもさ?カーナビの音声を登録するのには、膨大な時間がかかるじゃん?話し方や、考え方、家族の思い出や、口癖やら、エトセトラ、エトセトラ、会話できる人工知能を作るには膨大な時間がかかるものです。
それを、AIだから母親の人格をコピーして喋れるようになるってのは、あまりにもやっつけ仕事じゃないのかい?
原作では、その点はうまく説明しているのか?こういう所の詰めが甘いのが、邦画の限界だよな?
映画のタイトルが思い出せないけど、洋画だったら一つの映画に何人も脚本家が関わっているから矛盾を感じる事は無い。
大体、「 自由死 」 って何?劇中でその事を説明する描写が無く、説明する気が無いのなら自殺でいいじゃん?脚本家はちゃんと、仕事しろよ?
突っ込みだしたら、きりがないのでここで終わります。
職にあぶれて、バーチャルウーバー店員となった池松壮亮が、我儘な顧客に振り回されるサマは見ていて気の毒で気の毒で。俺もモンスター客に振り回された事があるので人事ではなかった。
この評価をつけられるってのが、曲者で評価ってのは依頼者から一方的に付けられるから文句の言いようがないのです。
俺は、タイミーマスターでエキスパートになりたくて努力していて、一度働いたバイト先から何回も直接働いてくださいという依頼を何度も受けていますが、
店名を晒すのはやめておくけど、某スーパーで陳列のバイトをやった時に、パンの棚の陳列を任された時に、
「 この写真の通りに陳列してください」
と、言われて、その写真を見たら、モザイクがかかっているみたく、解像度の低い写真で何が何だかさっぱりわからんかったとです。
当然、分かる筈も無く陳列に手間取っていたら、店長からタイミーアプリにメールがあって、
「 貴方は仕事が遅い」
と、メールがあって評価を下げられました。
メールじゃなくて、直接言えばいいじゃねぇか?お局様みたいにネチネチしやがって!
あんまり、頭に来たので本社に電話したら、営業部長が
「 文句あるんだったらさ?タイミーに書き込めばいいでしょ?じゃあ、電話切るね?」
と、言われちまったよ?推してシルベスター・スタローン、二度とこのスーパーは利用しないかんな?
あぁ、スッキリしねぇ!本題に戻るね?
で、仮想空間で知り合いになった、震災で家を無くした元ゼックスワーカーの女性と池松壮亮は同居する事になる。
「 宿代の代わりに私を好きなようにして!」
という展開にはならず、共同生活はうまくいっていたのだが、とある事件でyoutubeでバズった池松壮亮が下半身付随の絵描きの大金持ちに雇われる事になる。
この大金持ちが、また嫌な奴なんだよなー?あいつ等、人間が金で動くポケモンと思っている節があるもんなぁ?あー、嫌だ嫌だ。
さぁ、肝腎要の母親が自然死した動機が何だったのかを語るのたが...、語っていたか?俺が見逃しただけなのか?
映像を見る限り、猫ちゃんを助けようとして、川に落ちたのが死因なのか?
そんな終わり方って、アリなのか?金は返さなくてもいいから、この映画を見た時間を返してください。無理を承知でお願いします。
って言うか、時間を返しやがれ!こんちくしょう!!
何を伝えたかったのか
つまらなくはないですが
世界観、構成は面白いものの
最終的に何が伝えたかったのかいまいちピント来ない。
ストーリー構成的に本心の大どんでん返しがくるのか、ボロボロ泣ける涙腺崩壊でくるのかと期待しすぎました。
特に泣けないし当たり障りのない本心でした。その方がリアルかもしれません。
結論、リアルアバターや恋愛面でも平行して本心という訴えを表現をしたかったのでしょうかね?
いずれにしてもパンチが足りなかったです。かといってそんな悪くもないですが
あとはメイン役者達以外の芝居はちょっといまいちで気になりました。
世界観はそうはならないだろうと思いつつもアイディアに感心しました。
AIについては法も策定されており、宗教や人権面で世界的にもかなり気を使って今も取り組まれているのであんなことにはならないと思います。
とはいえ、リアルアバターでの悪事などは配信炎上的な観点や、最近の闇バイト等も出てきているので遠からず実装されると似たような問題は発生するかもしれないと面白い視点で感心しました。
以上のことから評価は真ん中の2.5 です。
あなたとわたし
池松壮亮さんと石井裕也監督と言うだけでもう見るのが確定な映画だなと見に行きましたが、やはり期待を裏切らない良い映画でした。
原作は読んでないですが、石井裕也監督は色々な事を、メッセージとして訴えてきて、色々な事に疑問を持てと、まるでサンドバッグ状態に私はなりました。
AIについて、死に着いて、生きる事について、一生懸命生きる事や、それを邪魔したり、傷つけたりする事や、差別についてなど石井裕也監督は色々な事をながかけてきますが、見をあったあとは、結局は家族の話なので本当に色々な方に見て欲しいなと単純に思いました。
自分意外の人と話す時、本心で話せている方が私は少ないし、他人にほんとに本心で話る事は私正直ありません。
しかし、自分の家族や周りの大切な人には、伝えたい気持ちがあるなら言葉にしなきゃ伝わらないし、伝えたいなとも思いました。結局このレビューも書くのさえ本心で書いているのかもわからないし、ほとんどの人が読まないと思いますが、上手く書こうとしたり、カッコつけたり、本心でかけてるのかもわかりません。
でも伝えたい事は伝えなきゃダメだなと心底思います。
最近は仮想空間、YouTube、インスタグラムなど自分が行ってもないのに行った気になることが多くあります。しかし、誰に会う大事さ、匂い、音などを大事にして生きたいです。仮想空間を否定しているわけではないです。
なんかよくわからない感想になってしまいましたが、あなたがいるから本心が言えない、私がいるからあなたが本心が言えない、あなただから本心がいえない、事もありますが、それでも大事な人には大事な事を伝えたいなと思いました。もちろん全部話さなくも良いし、全部知らなくてもいいし。
ラスト、手を伸ばした先の手が三好彩花の本心の手で石川朔也の最後の本心が明るい未来なのを切に願います。
長々と読んでくれた方がいれば本当にありがとうございます。誤字、脱字、関係のない感想本当にすいません。でも読んでくれた方ほんとにありがとうございます。
これは私の本心です。
幽霊の正体見たりAIアバター
ラストの、多言ノータッチAIより、無言タッチ実在が百聞は一見にしかず、がこの作品の全てでは。
しかし、予告編を見る限り、池松と田中の親子の話だと思っていましたが。田中のシーン、少なかったのには意外でした。
風呂敷を広げ過ぎて、テーマがぼやけてしまったように思われる
タイトルから察するに、「身近な人の本心が分からないことの不安や焦燥」がテーマなのだろうか?
それを象徴していたのが、AIが生み出した母親に向かって、主人公が「誰だよ?」と呟くシーンだし、雇い主に成り代わって愛の告白をする主人公に対して、同居人の女性(彩花)が「誰?」と問いかけるシーンだったように思う。
ただ、相手の本心が分からないということは、昔も、今も、将来も、変わることのない永遠の課題なのだろうし、それを解決することは、AIをもってしても難しいに違いない。
実際、この映画でも、母親が主人公に伝えたかった「大切なこと」が何だったのか、どうしてそれを伝える前に亡くなってしまったのかということは分からずじまいで、ラストでAIの母親が主人公に話した内容も、主人公が「望んだこと」をAIが作り出したのではないかと思えてならない。
結局、相手の本心は、こちらで察するしかないのだろうし、ラストで、主人公の手に、手を重ね合わせたのは、主人公の「本心」を、「自分の幸せを思って自分を拒絶した」のだと察した彩花だったのではないだろうか?
その一方で、「自由死」の制度については、掘り下げ不足の感が否めないし、母親や、主人公や、彩花の過去にしても、主人公と彩花が、自分の知っていることを共有し合えば、物語として成立したはずで、わざわざの「VF(バーチャル・フィギュア)」のような仕掛けを持ち出さなくても良かったのではないかとも思う。
富める者が貧しい者を非人道的に扱う格差社会の闇や、差別に基づくカスタマー・ハラスメント、あるいは、貧困により犯罪に手を染める若者たちや、監視カメラの映像が英雄を生み出すネット社会の歪さなど、興味深いエピソードが出てくるものの、どれも描き方が中途半端で不完全燃焼なのは、残念としか言いようがない。
主人公が、高校時代に起こした事件の原因となった女子生徒が、その後、どうなったのかも気になるし、母親が付き合っていたという同性の恋人が、母親の出産後、どうなったのかという疑問も残る。
近未来のテクノロジーや、政治制度や、社会問題を物語に取り入れたかったという意欲は分からないでもないが、ここは、あまり風呂敷を広げ過ぎないで、「リアル・アバター」による「成り代わり」の問題に的を絞って、もっとシンプルな話としてまとめた方が、よりテーマが分かりやすくなったのではないかと思えてならない。
近未来の貧困
鑑賞後の後味が良くないやと個人的に思いました。機械に仕事を奪われ、機械を使って仕事をするも報われない。ツライ所に焦点が当たってひたすらツライ。
昨今では、子供たちを学校のチームで救うとか、困っている人に行政を行き届かせようとかしているようで、その頭で居ると、冒頭からまず貧困でどうしようもない生徒を救えよ!!というモヤモヤでダメでした。
笑顔補正が怖すぎ。登場人物と過去のエピソードを色々出しておいて、母はちゃんとサクヤが大事だったみたいです。それは良かった。300万円と命をかけて疑心暗鬼になっただけ?ハードな人生をもがいて足掻いている姿がキツかったです。(レッドワンを後で観れば良かった程度にはスッキリしない。)
女性はどうにか生活が保証されて、サクヤみたいなのは弱者男性として救われないっていうのがキツすぎました。逮捕されて刑務所の暮らしの方が水準高そう。闇バイトとか早いとこどうにかしないといけないと思います。ボスが人工知能だったら救いようがない。
AIを作ってる側の胡散臭い笑顔が上手すぎます。妻夫木さんの武器は不気味な笑顔なんですかね?「ある男」を思い出しました。
難解
太賀目当てで観に行ったが、出てきたのは後半から。
登場した瞬間「ゆとり」の嫌なパワハラ後輩かと思った。笑
そんなに嫌なやつではなかった…か。
うーん、近未来の話なのか、ホラーなのか、どう展開するのかわからないままで、難解だった。
一番嫌だったのはコインランドリーのシーン。
なんでV Fがそんなに虐げられるのか、世の中のシステムがわからない。
どこから格差社会になったのか?
前科者と関係あり?
最近観た映画の予告で気になってチェックしてたので、観に行ったが、想定していたのと違った。
詰め込み過ぎず、もっとシンプルの方が良かったのに。
自由死、仮想世界、仮想人形?、人工知能…現代社会を覆す恐怖を描きたかった?
窪田正孝、どこにいた?
岸谷の言う「中国へ帰ろう!」はどゆこと?
何を見せたいかもう少し整理してほしい
原作読んでいませんが、映画に関しては何を見せたいのかわかりにくい。
自由死を選んだことになっている母が、自殺だったのか事故だったのか、聞けなかった「大事な話」は何だったのかを知りたいがために、大金をはたいて母のVFを作った朔也の気持ちはわかるが、でどうだったのか、よくわからない。
大事な話は、「お前を愛している」だった?
母はなぜ自由死を決意したのかも是非知りたいところ。
朔也の母は、猫を探して川に飲まれた事故だったということでしょうか。
猫のVF作ればそれがはっきりしたかも
三好彩花が何か重要な鍵を握っているのかと思ったらただ顔と境遇が朔也の運命を変えた女の子と似ているだけだった。
新しい概念に関しては興味深く想像も膨らむが、登場人物に関してあまり関心がわいてこない。急激に変化した社会に戸惑って右往左往している人たちを目で追っているだけだったような。
超近未来SFホラーなのかと思ったが、ホラーではなかったようです。
AIが社会の担い手となって短期間で急速に貧富の格差が拡大しており、AIを味方につけた野崎やイフィーのような人たちは桁外れの富としてその恩恵を受ける反面、AIに職を奪われた人々は貧しさに喘ぐしかない。社会的勝者は底辺の人々を気まぐれで踏みにじりやりたい放題。暗くて絶望的で、一世紀くらい前の時代に逆行したよう。
朔也の弟分の岸谷のどうしようもないやりきれなさがリアルな感じ。
二人の絡みに、岸谷が朔也に悪さしないかひやひやしたが、脅しても凄んでも岸谷は朔也を決して貶めないので、彼が朔也に甘えているのだとわかる。依存していて、可哀想な気もしてくる。
野崎やイフィーも、いつまでそこに君臨していられるかわからない。
AIは、時代の流れを急速に変えていくものだと思う。
「自由死」は「安楽死」を言い換えただけのようで、政府にありがちと思った。国民から大反対を食らった「売上税」を「消費税」と改名して通したみたいな、「安楽死法案」で長い事物議を醸したが、「自由死」と言って別物のようにして法案を通したんだろうなと思えて妙にリアリティありました。
リアルアバターは、生まれて間もなく急速に普及した職業らしく、今のところ何でもありだが、近々にリアルアバターを使った犯罪行為が社会問題になり「公序良俗に反する依頼は受けない、あったら通報する」くらいの業者の自主規制はできるだろうし、アバターへの依頼の中身も、依頼者からのアバターへの命令回数で工数計算になり、前払いの規定回数以上の命令をしたら中止か追加料金が払われるまで命令遂行中断、かつ待っている間の時給発生とか、実行不可能な命令は判明した時点でAIが強制的に中止、料金没収とか、細かい規定ができそう。ログを保存すればできるし、労働者保護というより、オーナーが損しないように。実施は翌年くらいですかね。高級ホテルとかレストランとかで、リアルアバターお断り、も出てきそう。
学習機能を持つAIが、人と接することで学習を繰り返し、「心」のようなものを獲得するというのは説得力がある。でも、人が数十年かけて獲得してきたものにはやはり及ばないだろうし、人は気まぐれで矛盾しているのが普通なので、いくらAIが学習してもその人に成り代わることはできないでしょう。VF使うならそれを理解したうえで、が正しい使い方なのは承知でも、いつの間にかそのVFが本人そのもので、思ったことが「本心」と思い込んでしまいそう。
そもそも「本心」の範囲はどこまでなのか
人であれば、ここは本音を言ったが、ここではそうではないことは無数に、普通にある。
それは必ずしも悪いことではない。
例えば、相手への思いやりからくる「優しい嘘」や、墓場まで持っていく類の話は、その部分で本心をさらけ出したら台無しになる。朔也の母も、思いやりから明らさまにしなかった事実があり、隠していた事自体が母の人となりの一端でもあるのだ。
この映画の生きている人間は他人に本心を見せていない部分がほとんどだが、ところどころ出すことがある。イフィーの告白は本心だろう。
彩花は多分、朔也の自分に対する本心を見抜いていただろう。
ラストで手を差し伸べたのは彼女ですよね。
言わなくても、裏腹な態度を取られても、奥底にある本心がわかる。
AIにはできない芸当だ。
人同士でしか持ち得ない、信頼と呼ぶものだと思う。
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