「池松壮亮と田中裕子あってこその映像化」本心 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
池松壮亮と田中裕子あってこその映像化
予告からとても期待していた。
しかし、重いものを観る気分になかなかなれなかったので、公開から一週間が経ってしまった。
時間が合ったので思い切って観ることにした。
良い映画だった。
(予告から、生き返らせてはいけない愛する人を生き返らせたためにとんでもないことになる、ペットセメタリーみたいな話だと思っていた)
母と息子の物語だけでなく、近未来の科学技術、格差社会、自由死など、テーマが広がって興味深く考えさせられることの多い作品だった。
主人公は押し潰されそうになりながら、ある一件によって好転していく。それこそダンスをしたくなる。(良いシーンだ)
しかし、手を差し伸べてくれたイフィーさんによって彼女との生活が壊れようとする。
ゴーグルを付けての告白。本心か。
いや、イフィーの思いを伝えさせられているだけ。本心ではない。
伝えさせられているのは。本心ではない。
このきついシーンから、母親のVFとの会話。
母の本心。それは自分が聞きたかったこと。
重いテーマながら一条の光が差し込むようなラスト。重ね合わされた手に救われた。
池松壮亮と田中裕子あってこその映像化だと思う。
他の俳優が演じていたら、これほど入り込めただろうか。
田中裕子でなかったら母親のVFも嘘くさくなっていただろう。
AIもVFもRAも、使う人間によって、、、当たり前のことだが、、、。
良い映画だった。
共感ありがとうございます。
妻夫木くんが怪しげだった頃の田中裕子さんの写真自動修正、怖かったですね。それに対して最後の池松くんとの会話、「こう言った方がいいと思うよ」は何か生身相手みたいで、AIなのにじーんとしました。
こんばんは。
おお!ペットセメタリー懐かしい!!
ファービー又流行ってるらしいです。小さい子も発売されたとかでTVで紹介されていてレビューに書いちゃいました^ ^
お嬢さん怖かったのですね。私の子は寝てばかりだった記憶。。w
作品としては焦点がボヤけてしまっていた印象でしたが、どのテーマをとっても考えさせられる、結構深い内容でしたね。
"怪物"から田中裕子さんの演技が、静かなのに強烈で、、観るのに覚悟しないとって感じになっちゃってます(°▽°)