本日公休のレビュー・感想・評価
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髪を切る、ただそれだけ
お得意さんの散髪にはるばる出かけていくおばちゃんのロードムービー。
台湾好きという贔屓目抜きにしても良い映画。
理髪店と近所の常連さんとの付き合い方って、どこも一緒なのかな?体が悪いとか、熊が出たとか、他愛もない話をしながら散髪。プライベートな付き合いはなくても床屋さんって、なんかいろいろ知ってる不思議な存在。
道中出会った野良チェン・ボーリン。
ずいぶんとボサボサで登場だったので、トラブルになるのかと思ったら、ほっこりパートだった。
散髪してさっぱりしたら、やっぱりカッコいい。
到着して髪を切るシーン、すごく良い。
当たり前のことなんだけど、ずっと眠ったままで返事はしなくても、髪って伸びるんだな。
回想シーンで後頭部越しに髪の毛が少しずつ薄くなっていくのが、2人の長い付き合いを物語る。
家族も知らない優しい父親像が知らされ、子供たちもちょっと優しい気持ちになれたかな。
台湾名物ともいうべきバイクではなく、整備士だったり駐禁だったりと車がポイントなのも珍しい。
トーク上手な美容師って、赤封筒の幽霊の方か、気づかなかった。
かつて大切にされていたことが確実にここに
事前に情報を入れずに観てもらいたい感動の「もらい泣き映画」!(ハー...
事前に情報を入れずに観てもらいたい感動の「もらい泣き映画」!(ハードル上げすぎか?)
約4か月間ヘアカットの特訓を積んで主人公アールイ役に挑んだのは1999年以来、映画の出演から遠ざかっていた名優ルー・シャオフェン。なんと24年ぶりの復帰だという。
「こんな脚本をずっと待っていた」と出演を即決したらしい。
途中に観客のすすり泣く音が沢山聞こえてきた。上映館は多くないが映画館で観て良かったと思う作品でお勧め。
なんか『ひかりのまち』(マイケル・ウィンターボトム監督 原題:Wonderland 1999年)をまた観たくなった。こちらもお勧め映画だが、今サブスクに無いのでTSUTAYAディスカスかGEOの宅配で。
理髪店
タイトルなし
「居心地の良い」映画
別れても好きな義母
本日公休って、どうせビールのCMみたいな炭酸系のあっさりした映画なんだろうと思ったら違いました。
赤い大きな字で書かれた「家庭理髪」にしんみり。
歯医者のコ先生。許先生でした。
台湾映画はいいですね。
安心して人に勧めたくなる映画。
娘2人と息子がいて、バツイチの娘とその子供や元娘婿とその彼女だったりと前半中盤にかけてかなり混乱しましたけど·····
醤油顔のイケメン好きの方にはとくにおすすめしたい映画です。
田園風景。
自動車教習所。
縦列駐車にS字クランク。
レモンの輪切りの手作りドライフルーツ。
おばあちゃんの味です。
スマホの時代なのに〜😭
主役の女優さんは1990年の女性理容師のフランス映画(邦題:髪結いの亭主)と同じく巨乳でした。
大方斐紗子似でとても親近感を感じました。
癒されます。何度も観たい。
お金じゃない
稼ぐことにばっかり必死になって、お金の奴隷になってるのは台湾だっていっしょだと思うけど·····
差別化を計るためには技術プラス話術。コメディタッチなヤリ手の店長には舌を巻きましたよ。
渡部建か!
メモ。メモ。
ジュリア·ロバーツそっくり???
「この髪型に合ってないのはお顔だけですけど、すっごくチャーミングですよ~」
綾小路きみまろか!
自分の店を持ちたい美容師さん必見の映画😎
キュービーハウスもチクチクと皮肉られてしまった。
忘れてしまった日本の原風景を思い出させてくれる台湾映画にまたもややられました。
ロス・インディオス&シルビアのシルビアを偲んで。
驚いた!
こんな映画が、台湾で作られているなんて!フー・ティエンユー監督が、彼の母親をモデルに書いた脚本をもとに、台中の実家の理髪店を舞台に撮影を行った本作。店の雰囲気は、TV受像機を含めレトロではあるが、車、道路、スマホなど基本的に現在の台湾が背景。
冒頭、長女のシンが、久しぶりに実家の理髪店を40年間続けている母アールイを訪ねるところから物語が始まる。母は、その日店を休んで(本日公休)、どこかに出かけたらしく(しかもスマホを置き忘れていて)、次女リンや、長男のナンに聞いても、行方はわからない。
そこで、話は時空を越え、長女は台北でスタイリストをしていて、一見仕事は華やかだが、物価は高く、暮らしは大変、次女は台中の美容院で働くが、気が強く、別れた気の優しい夫チュアンは、息子を引き取って、アールイのことも気にかけている、長男はまだ気が定まらないことなどが語られる。
手帳と電話を使って、いつも常連と連絡を取っては、理髪店を守ってきたアールイは、30年間使ってきたボルボを駆って、今は病に倒れて、遠くの町に引っ越してしまった常連客の元を訪れ、出張散髪をしようとしていた。さまざまなことがあった1日を終え、アールイが家に戻ってみると、3人の子たちが心配して、母の帰りを待っていた。やがて、いつもの常連客を相手にする日々が戻り、穏やかに新年を迎えようとする。
一番良かったのは、常連客の後頭部の変化を通じて、歳をとることが示されたところ。アールイには鍛え抜かれた技術があり、髪の状態により、最適の調髪の方法を見抜き、実行することができる。アールイは、このように老いを認めている一方で、若い人が歳をとった者の意見を聞かないことも十分理解している。第一、育て上げた3人の子たちの独立を認め、その経済的な繁栄をいつも祈っている(宗教の影響もあるのだろうが)。
我が国では、こんな三世代を越えた映画は見られそうもない。なぜだろう。
60歳を越えたかと思われるアールイには、何とも言えない活気がある。同年の友人たちと近場に出かけたりするが、自分の車を、前後の車のバンパーに当てて、強引に公道に出てゆく。まるで、ヨーロッパの人たちみたいに。交通キップを切られた時も、てっきり、あの行為が原因かと思った。
日本の国際映画祭に出品されたためか、日本のCMを撮影している場面があった。戦前の日本の台湾への影響だろうか、「オーライ」と言う言葉が聞こえ、理髪店の店先を飾っているサインポールも。
女性理容師の周囲で起きる色んな出来事を表現した台湾映画。
期待していた作品だったけど自分には刺さらず。
感動も涙も無かったけどそれぞれのエピソードは良かった!
クライマックスの無い作品って感じでストーリーに起伏が無かった感じ(笑)
3人の娘が独立し、独りで理容店を営むアールイを中心に進むストーリー。
床屋の常連客だった歯医者の先生が病で入院している事を知り、車で病院に向かうロードムービーと予測するもエピソードのヒトツでしか無かった印象。
そのエピソードを軸にして、色んなエピソードを交えた作品にした方が満足度が上がり感動の涙が流れたかもしれません。
でも印象に残るエピソードは結構あった感じで飽きる事は無かった!
アールイが運転中に喉が渇いてロン毛の青年にお茶をご馳走になるシーン。ロン毛男がイケメンに変身(笑)
アールイの娘が働く美容院の男性美容師の営業トークに笑える。
常連客だった歯医者の先生が散髪中に新聞を読むシーン。
無口な先生だけど素敵なエピソードが良かった。
アールイがお客さんに電話する営業活動も微笑ましかった。
ラストも落としどころも無く終わったしまった感じで満足度は低め。
本作のストーリーの構成に違和感があった感じに思えたのは自分だけなのか?
気になります( ´∀`)
繰り返し立ち止まって振り返りたい映画
なんでかな。急に泣きたい気分になった。
だから前から気になってたこの映画に泣けることを期待して涙枯渇女が駆け込み鑑賞。
いい映画☺
こんなにも“店にいる動物が猫”がピッタリだと感じたことなかったなー。オカンと共に長年そこに居てずっと見守り続けてる守護神のようなネコたん。名前こそ出てこないけど、めちゃんこ重要キャラ(と勝手に感じてる。)
前半は優しさと面白さ。
後半は喪失と新生。
何かが“変わる”ときにはその直前には大抵の場合何かしらの“破壊”が起こる。そこで歩みを止めてはいけない。その先に必ず次のステップへの光があるから。
生きてくうちには辛いことに直面することだってある。
でもその都度この破壊と新生を繰り返してきたのはわかってるはずなのに、決して慣れることなく毎度“破壊”フェーズでは落ち込んぢゃう。
『光が必ずその先にあることを思い出して!』
そんなメッセージをもらえた気がする。
一応👇️
【涙活報告】泣けませんでした😅(ウルルポイント1)
ホントなら泣けたと思うのよ。
比較的静かな作品でお隣の方がビニールがさがさ、袋菓子ごそごそ、バリバリ音立てながら開始から40分のモグモグタイムしてなきゃさ〜😭😭😭
本当に心優しい物語
採点4.3
最初から最後まで、優しさに溢れたような作品。
子供達、常連客、元娘婿、恩人、そして亡き夫。
全ての人たちとの繋がりや、その想いがゆっくりと描かれていました。
そして何より、素朴ですがその画が実に美しいんです。
元々この作品、劇場で目にしたキービジュの美しさに惹かれたんですね。
実際に目にしたその映像は本当にきれいでした。
光もですが、色の入れ方が実に考えられているんですよ。
際立ってルー・シャオフェン扮するアールイが、スクリーンの中でとても良い差し色になってるんです。
まぁ派手な色や柄の服ばかりなんですが、背景や風景に他の役者と一緒になると、何ともバランスの良い色使いになっているんですよ。
だから至るシーンが一枚の写真のようでした。
また、ところどころ差し込んでくる猫も、とても良いアクセントになってました。
出てくるとホッとするんですよね。
またルー・シャオフェンの芝居も、静かなのにすごい存在感でした。
彼女は初めて目にしたのですが、これが25年ぶりの芝居だというから驚きです。
元娘婿役のフー・モンボーも穏やかな芝居がすごい合っていました。
それと驚いたのが農地で巡り合う世捨て人。髪切ったら「あれ?」ってなったのですが、チェン・ボーリンでびっくりでしたよ。今でも「藍色夏恋」の頃の面影がありますね。
物語に沿った主題歌も良かったです。
ラストのカットまで美しく、本当に心優しい物語でした。
素晴らしかったです。
台湾で一番素敵な理髪店DAY OFF
台湾の台中にある昔ながらの理髪店。
常連客で、かって近所にいた歯医者の先生が病の床に伏したことを知った主人公アールイは、店に「本日公休」の札を掲げて愛車に乗込み、最後の散髪のためにその町に向かう。
ハートウォーミングなロードムービーだが、そんな普通の生活の中で起こる何気無い素敵な話を散りばめたとても良い物語。
出張散髪に出かける母に、娘が効率が悪いと意見を言う。
母アールイは色々あった恩を返しに行くと意に介さない。
現代は、効率を求めるあまり置き去りになってしまう大切な事が沢山ある。
恩よりも損得、古いものより新しいもの、効率を重んじるばかりに抜け落ちてしまう大事なもの…。
ゆっくりとした時間の中で、そんな大切な事を気付かせてくれるとても素敵な作品。
仕事や暮らしを丁寧につむぐ先にくる老いは怖くない
ノスタルジーが波のように…
日本統治時代の名残もあって、台湾に行ったこともない私がなんだか懐かしいと思う風景。
主演俳優も勝手に市原悦子さんに似てるとか、吉行和子さんににてるなとか思いながらほのぼの鑑賞。
お母さんすごく人とのつながりを大切にしてて、人として尊敬できる。
子供達ははまだ未熟な感じで、自分のことばっかり考えてる。
元娘婿がお母さんと感性がにてるのね、本当の親子のよう。
でも自分はどっちかと言うと子供達と考え方は似てるかもなぁ。
そんなふうにほのぼのしてる時、やっとの思いでコ医師の元へ駆けつけて二階へあがって見えた風景に私の涙腺がやられた。
(これ見に来てる方、年配の方が多かったのでやられたと思う。すすり泣きが聞こえてきた…。)
母が亡くなった時、行きつけの美容室の先生が死化粧をしてくれて、それとリンクしてしまって。
そこでたたみかけるように流れる挿入歌がまた素敵すぎたっ……!!
このシーンだけでもうこの映画オールオッケイ!
でも他の場面も十分良かった。
嗚咽するほど泣かせない、ギャグ的な面白さもあったし(最後の最後まで)。
とりあえずもう一回見たいなぁ。
きっと見逃しがたくさんあるから。
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