「美容院は禿げを差別する」本日公休 病人28号さんの映画レビュー(感想・評価)
美容院は禿げを差別する
散髪屋の客の大半は禿げなので( おい) 散髪屋の店員は手だれの刑務官と同じで、禿げ転がしがうまい!うまい!
何故なら、自分も禿げなので、禿げの気持ちが痛いほど分かるwのだ。
この剃り込みが...、
真ん中の分け目が...、
てっぺんが薄くなって...、
どうにか、毛があるように切ってもらえませんか?
という、客の無茶振りに難なく応えて、客を満足させるのだ。
この無いモノを有るように見せる技術はいつ見てもお見事で、その出来栄えはよく表彰された盆栽のように、無い髪の毛を有るように見せるのだ。侘び寂び、いまそかりだ!
だからね?女の子の親御さん、娘さんが、
「 前髪が気に入らないから、学校に行きたくない!」
と言った時は迷わず散髪屋に行きましょう!
俺の場合は、身体中にある腫瘍のせいで頭部にも腫瘍がある。デブに出来るクロちゃんの後頭部みたいな奴ね?
だから、散髪屋の技術が無いと大変に困る。
この腫瘍は取る事も出来るけど、切除するには頭の皮に癒着した腫瘍を取る為に、一度、頭の皮を全部剥いで頭蓋骨を剥き出しにしてから、
頭の皮の下にある腫瘍をこそぎ取ってから、また頭に頭皮を貼り付けるというジグソウでも嫌がる手術をしなければならない。
そんな大手術の費用も暇も無いので、放っておいているのだが、たまに
「 このコブ何ですか?」
って、聞いてくる散髪屋がいるので、そいつがいる店には二度と行きません。障害を持っている人に、その障害はどうしたの?って、聞く神経が理解出来ない。
アフリカ系アメリカ人に向かって、
「 チンコ、デカいの?」
って、聞くくらい失礼だという事に気づいてないのは哀れすぎます。
デカいに決まってる( おい)だろ?馬鹿!
本当は、頭のコブについて、裁判沙汰にしてもいいかな?と思うくらい酷い事言われたけど、まだ気持ちの整理がついてないので割愛。
実際に監督はこの映画のように、母親が散髪屋で生計をたてている。映画の舞台の散髪屋は、監督の実家である。
この散髪屋のお母さんが、商売上手で常連のお客さんが髪が伸びた頃を見計らって、
「 髪伸びたでしょ?散髪しませんか?」
と、顧客に営業電話をかけるのだ。これだけ商売上手だから、
顧客の子どもがチンピラになって、散髪屋よりは美容院に行くようになっても、おばちゃんとのいい思い出を思い出して、おばちゃんのピンチを救ったりもするのだ。
ピンク髪の娘が、トミーズ雅にちょっと似ている女性客と喧嘩になっても、男子上司が仲をとりもるんだけど、
「 この髪をこう後ろ髪から、前に向けてこぅふわぁとすると!お客様、マライア・キャリーみたいですよ?」
と言い放つ!
地球人と女性というくらいしか、共通点しかないのに、
よくつらつらそんな事が思いつくもんだ!すげー、弟子にしてください!
で、散々な道中だったが、ようやく過去の顧客の家に辿り着き、
顧客のいる部屋に向かうと...、そこには、
あとは、劇場で!
イケている髪切おばさんのロードムービーだ!きっと楽しめると思います。