「よくありがちではあるがまあまあ良かった。」オアシス 邦画野郎さんの映画レビュー(感想・評価)
よくありがちではあるがまあまあ良かった。
半グレ、ヤクザ、バイオレンスな感じがなんとなく面白そうな気がして見てみました。
結果、なかなか良かったです。演者の方々も主役3名なんかは最近よく見かける若手の中でもベテランの方ばかりなので安心して見ていられます。
ストーリー自体もテンポ良く進んでいき、とても見やすいです。良くも悪くもよくありがちなヤクザ、ヤンキーものにありがちな感じではありますが自分はこの手の作品がすきなのでとても楽しめました。
血のシーンはどれも出過ぎだろって感じの描写ですがあそこはあえてのあの感じをやってるのかもですね。少年が殺されるところはめちゃくちゃびびりました。
そしてやはりこの手の作品で気になるのはラストをどういう感じに持っていくかというところ。
たいてい殺されるか、逆にやっつけてチャンチャンか、敵に立ち向かうとこでフェードアウトとかそんなあたりが選択肢になってきますが、今作は敵をやっつけて終了!って持っていき方でしたが、ちょっと嫌だったのは作中では結構いい人なイメージであったヤクザの親父を殺してしまうところ。
親父を殺す必要はなかったのでは?と思ってしまった。でも見終わって振り返ってみたら、ラストの戦いの前に親父が「別の道を歩めば殺し合うことになる世界だ」と言っていたので
お前が2人を欲しいなら俺を倒して進んで行けという、親父なりのメッセージがあっての
あの殺す展開だったのだろうかとか考えました。
そのメッセージを汲んでの窪塚弟は最後に主人公を撃たなかったのかなとか。
そんでもって今作は青柳翔さんの憎たらしい兄貴分のヤクザ役がかなりハマってました!
ネトフリのアリスでは正統派な軍人のような役でそのイメージがあったので今回の悪役は真逆で見ていてとても魅かれましたし、マジで憎たらしくてイライラしました(笑)
あと初めて見た杏花さんがめちゃくちゃかわいくてかっこよくてすごく気になりました!
津田さんの生首はコントかよって感じで笑っちゃいました!
あと半グレのボス役の人も雰囲気あって言葉数少ないけどかっこよかったな。でもあの人は最後は死んでしまったのか?杏花さんは笑って生首持ってきてたから、やっぱり半グレボスは死んでないのかな?
ま、いわゆるVシネ系の作品が好きな方なら楽しめる作品かと思いますが、配信で見るくらいがちょうどいい感じな気もします。
でもなかなか良かったです!