「まぁよくあるネタだけどおすすめ。」エア・ロック 海底緊急避難所 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
まぁよくあるネタだけどおすすめ。
今年298本目(合計1,390本目/今月(2024年8月度)23本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
よくある飛行機墜落、救助型の映画ですね。
日本では過去に経験した凄惨な事件から、日本映画としてはこうした映画は意図的に避けられているのか観ることも少ない(韓国も同様。後述)のですが、海外作品としてはよくみますね。
90分ほどの長さなので展開が結構早く、またヒント描写もわかりやすいのでさくっと見るならおすすめといったところでしょうか。使いまわされた表現やネタが多いものの、明らかなパクリではないし、特に日本では夏の暑い季節に海ものという観点でも考えれば結構おススメできるしハズレはひかないのではないのかな…といったところです。
まぁ他の方も書かれている通り、90分ほど短いことと意図的にヒントがわかりやすいように描かれている、とくにひねりがある展開ではないこと等色々考えるとまぁ評価を落とす方もいるのかな…といったところですが、この手のサバイバルものはだらだら長くやっても仕方がないですし(ヒント描写を多くしすぎるとハズレ描写も混ざってミステリーっぽくなってしまい映画のジャンルがずれてしまう)、そこは気にしていないほうです。
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(減点なし/参考/韓国における飛行機事情)
韓国は朝鮮戦争を経ていますが、そのために南側(日本側)を除けば共産主義国に囲まれているため、実際にいわゆる冷戦時代で各国が緊張していた中において、民間飛行機がうっかり航空禁止エリアを航空していろいろトラブルになり実際に事件が何度もおきています。
そういた事情があるので、韓国では日本とは「別の意味で」飛行機ものはあまり好まれず、仮にそうした作品でも「南側に行く」(特にハワイに行くという設定が多い)のが普通で、そこで燃料が切れたら日本に着陸して…というのがある意味テンプレートになっていますが、これもまた実際の地理を無視することはできない(ここで台湾を持ってくるとまた中国とモメる)という実際上の事情があり、韓国映画で飛行機ものが妙に展開が同じものが多いというのはこうした事情です(過去の歴史を参照するドキュメンタリー映画除く)。