エア・ロック 海底緊急避難所のレビュー・感想・評価
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実直なジャンル映画だが、なんだか奇妙なヤバみアリ
サメ要素はそこまで強くないにしても、海洋パニックスリラーというジャンルもので、A級マイナスかB級プラスくらいにカテゴライズされると思うのだが、ご都合主義にしても不思議なヤバみがある。主人公である女性の葛藤と成長をわりときっちり描いていて、実直で真面目な作品だなあとも思うのだが、いくら主人公でもほかの連中が彼女に頼りすぎで、つい笑ってしまう。ほんと男どもが口だけで全然頼りにならないのだが、客室乗務員が貨物室へのハッチを開けて、主人公にさあどうぞ、とやったときは、いや、さすがに機内に通じてるあんたが行きなよとなったりした。そして、否応なしに陣頭に立つことを強いられて、グングン成長していく主人公が恋人を失ったときの、錯乱ゆえかもしれないけれど歴史改変にも似たトンチキ発言と、それをしれっと受け流したほかの生存者たち。いや、この映画はヤバいよ。あんなゾワゾワするシーン書いた脚本家、天才か。
【ハラハラドキドキ、バードストライクによりエンジンを損傷しサメがウヨウヨ生息する海に水平着陸した飛行機が、海底に沈む中生き残った人たちのサバイブする姿を描いたパニック・スリラー。】
■州知事の娘エヴァ(ソフィー・マッケントッシュ)は、卒業旅行で恋人ジェドと友人カイルと、何故か母を亡くしたエヴァの面倒を見るブランドンと、メキシコのリゾート地・サボヘ向かう。
一方、エヴァが空港で出会った幼い娘、ローザは大好きなお爺さん、お婆さんと。そして男性客室乗務員ダニーロは、パートナーとの結婚のためサボヘ向かう。
だが、飛行途中、彼らを乗せた飛行機はバードストライクによりエンジンを損傷し、海に水平着陸をする。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・まずは、突っ込み処として彼らが乗った小型飛行機がボロッチくて、その後の展開が容易に想像できる。
”大体さあ、バードストライクで墜落するって、機長の操縦の腕はどーなのよ!”などと突っ込みつつ、今作はその後の展開が大切なので、スルーして鑑賞続行。
・今作の見所は、ヤッパリ海に不時着して海底に沈んだ飛行機の中のエア・ロックの中で辛うじて、生き延びようとするエヴァ達のサバイブする姿である。
そこに、ハラハラドキドキ感を齎すのは、海中にいた鮫の群れである。
鮫は、溺死した乗客を餌にして、序でに生き残っていたエヴァ達にも襲い掛かる。
ヤッパリ、鮫映画は怖いよねえ。バクバクー。
・そんな中、ナント10歳のローザが”鮫は泡に弱い!”と言い、ローザのお婆ちゃんはイラク戦争従軍時に、介護兵だった経験を活かしてカイルや鮫に片足を食われたジェドの介護をするのである。
・イヤーな感じは、海底に沈んだ飛行機が海底棚から徐々に深海に滑り落ちそうになるバランスであり、彼らを助けに来たダイバー二人が鮫にバクバクーとやられるシーンである。
怖いなあ。
<けれども、ローザの”鮫は泡に弱い!”という言葉を信じ、エヴァが貨物室からダイバーセットを持ってきて、飛行機のエア・ロックから泳いで脱出するシーンは、ハラハラドキドキである。
しかも、お婆ちゃんは溺死したお爺ちゃんの帽子を胸に抱いて、ローザたちを見送るのである。
そして、奇跡的に生き残った3人(エヴァ・ローザ・ダニーロ)は、救助ヘリに無事に回収されるのである。
良かった、良かった。
ヤッパリ、飛行機に乗る時には、ボロッチイ飛行機は避けなきゃ駄目だね!>
<2024年9月22日 刈谷日劇にて鑑賞>
一番迫力があるのは飛行機の窓ガラスが割れた後
飛行機事故により海に墜落し海中に沈んでからの
生き残りをかけたサバイバルスリラー映画です。
海中でのワンシチュエーションでの生き残りをかけた
サメ🦈・酸素残量・飛行機の耐久力との戦いが実にスリリングに
描かれており、非常にスリルを感じながら&ドキドキしながら観ることができました。
とは言え、意外性はほぼなく、驚きの展開はありませんでした。
海中よりもむしろ、飛行機が墜落する最中、窓ガラスが割れたときの機内の状況が激変するシーンや
そこから、人がバンバン外に放り出されていくシーンが圧倒的に恐ろしかったです。
海中でのジワジワくる恐怖よりも、何も考える暇もないほど瞬間的に死に至ることが、
衝撃的でしたね。
ここは見どころだったと思います。
ただ、よく練られた脚本だと思いますし、既視感はあれど鑑賞後感は良いので
あ〜面白かった!という、余韻は残りませんが晩夏に最適な少し涼しくなる作品で
楽しめました。
期待しないでみたら意外と面白かった!そんな作品ですね。
突っ込み所が楽しい
【エアロック】
もう新しいネタなどなかろうと思うのに、ゾンビ映画と同様に今も世界中でサメ映画は撮り続けられています。そんな中、『海底47m』(2017)、『海底47m 古代マヤの死の迷宮』(2020)、『海上48hours 悪夢のバカンス』(2022) のシリーズは、突っ込み所満載なのに結局楽しんでしまうので、今回もまんまと引きずり込まれてしまいました。
リゾート地へ向かう飛行機が不慮の事故で海に落ち、そのまま水中に沈んでしまいます。生き残った数人が機内の一部に残った空気エリアに集まり、何とか脱出しようとするのですが、付近にはサメがうようよというお話です。
今回もやはり突っ込み所があちこちにあり、文系の我が家の妻にまで「ボイル・シャルルの法則を無視してるだろ」と突っ込まれる始末。特に、ダイバーの方ならば黙っていられないというのもいつもの事です。でも、その辺も込みにして楽しむ作品なので、結構手に汗握って見つめてしまいました。「まだ暑い夏が続くし、冷房の効いた映画館でのんびり涼むか」とお考えの方にはピッタリの一作です。僕は十分に満足したので、次回作もきっと観るでしょう。サメ映画は不滅です。
75点ぐらい。予想に反して良かった。
飛行機+水中のパニック映画で、また海が舞台の安っぽいパニック映画かと、スルーしようか迷ったのち、映画館で観賞。
海の中の映像から始まるんだけど、お金かかってる感の非常に美しい映像で、もしかして良作かと期待したら、ナカナカよく出来てました。
配信じゃなく映画館で観るべき映画だと思うんだけど、その理由として、まず音。
飛行機が揺れたり傾いたりした時、海底を滑り落ちていく時、などなど、さすが音響設備の整った映画館、臨場感がハンパなく、現実のように感じる。
そして、映画館の真っ暗な環境が、実際に海底の飛行機に閉じ込められたように、同じくリアル。
VRと言ったら大げさだけど、本当に海底の飛行機に閉じこめられ、本当にパニックに陥ってる感じが楽しめます。
配信で観た場合、この映画の魅力は半減するだろうなと思う。
迷ってる方は、ぜひ映画館で!!
少女が出てくるんだけど、エリザベス・オルセンに似てて、彼女の子供と言われても信じてしまう(笑)
人間ドラマも良かったです。
あと、冒頭でメロコアが流れ、映画にメロコアって新鮮に感じたんだけど、エンドロールで確認したらバッド・レリジョンでした(笑)
懐かしい(笑)
今年も来ました夏の風物詩のサメ映画
もはや、日本のサマームービーの定番となったサメ映画、今回もワンシチュエーションかつノースターと低予算方式ながら、なかなか楽しめました。映画が始まって早々、主人公御一行様が乗った旅客機が事故で機体が裂け、乗客が次々と外に吹っ飛ばされるシーンはとても迫力あります。その後飛行機は海に墜落、沈没したら、今度は機体の裂け目から人喰いザメが入り込んできて生き残った乗客を襲い始めると言う情け容赦ない展開がいい感じです。さらに、生存者の中で唯一頼りになるボディーガードがあっと言う間にサメにやられてしまうのも、緊迫感を一気に高めます。結局、生存者達は空気の残ったキャビンで救助を待つ破目になるんだけど、生存者の男性キャラがみんな、ポンコツで役立たずだし、演出なのか予算のせいなのか、サメのお姿が断片的にしか見られないのが残念。最後に海上に脱出した主人公達を追いかけてくるとか、そこを救難ヘリのパイロットがサメを退治するとか、もうひとひねりほしかったです。役者は、全く知らない人ばかりだけど、ボディーガード役で、太ったジーン・ハックマンみたいな風貌のコルム・ミーニーが一番よかったですね。
サメはブクブク(泡)が苦手
海底に墜落した飛行機の密室と人食いサメ
いかにして無事に海面まで上がっていくのか?
というパニックムービーの内容
ローザちゃんの「サメはブクブク(泡)が苦手
と学校で教わった」との情報に驚き
学校でサバイバル的な事を教わった記憶など
なかったなぁ
生き残り予想が外れる
主人公+少女 の予想がゲイパートナーがいる搭乗員も残ったか~ あんまり外れたことないんだが。
『CUBE』で脱出できたのは無垢なる者のみっていうあれはよかったなぁ。
フツーに楽しめました。
涼を得るには 良い映画でした。
株主優待券なので ハズレてもOKぴょん。
しかーーし ラストの緊迫感に 手に汗にぎりました。
わかっちゃいるけど そーなるのね。
元ダイバー しかも経験豊富なそれがしには
突っ込みどころもありますが 涼しい...91分でした。
裸眼だと ぜんぜん見えないもんね。
まぁよくあるネタだけどおすすめ。
今年298本目(合計1,390本目/今月(2024年8月度)23本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
よくある飛行機墜落、救助型の映画ですね。
日本では過去に経験した凄惨な事件から、日本映画としてはこうした映画は意図的に避けられているのか観ることも少ない(韓国も同様。後述)のですが、海外作品としてはよくみますね。
90分ほどの長さなので展開が結構早く、またヒント描写もわかりやすいのでさくっと見るならおすすめといったところでしょうか。使いまわされた表現やネタが多いものの、明らかなパクリではないし、特に日本では夏の暑い季節に海ものという観点でも考えれば結構おススメできるしハズレはひかないのではないのかな…といったところです。
まぁ他の方も書かれている通り、90分ほど短いことと意図的にヒントがわかりやすいように描かれている、とくにひねりがある展開ではないこと等色々考えるとまぁ評価を落とす方もいるのかな…といったところですが、この手のサバイバルものはだらだら長くやっても仕方がないですし(ヒント描写を多くしすぎるとハズレ描写も混ざってミステリーっぽくなってしまい映画のジャンルがずれてしまう)、そこは気にしていないほうです。
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(減点なし/参考/韓国における飛行機事情)
韓国は朝鮮戦争を経ていますが、そのために南側(日本側)を除けば共産主義国に囲まれているため、実際にいわゆる冷戦時代で各国が緊張していた中において、民間飛行機がうっかり航空禁止エリアを航空していろいろトラブルになり実際に事件が何度もおきています。
そういた事情があるので、韓国では日本とは「別の意味で」飛行機ものはあまり好まれず、仮にそうした作品でも「南側に行く」(特にハワイに行くという設定が多い)のが普通で、そこで燃料が切れたら日本に着陸して…というのがある意味テンプレートになっていますが、これもまた実際の地理を無視することはできない(ここで台湾を持ってくるとまた中国とモメる)という実際上の事情があり、韓国映画で飛行機ものが妙に展開が同じものが多いというのはこうした事情です(過去の歴史を参照するドキュメンタリー映画除く)。
狭いのとか、空気ないのとか、高いところとか、 そっち系のパニック映...
狭いのとか、空気ないのとか、高いところとか、
そっち系のパニック映画は必ず見てしまう
ほとんどがB級作品なのでつっこみどころ満載で、
結局は何人がそしてどの人が生き残るかってたけなんだけど、
やっぱり見ちゃう
楽しかった
足がダメになった人を諦めないのに、
軍で働いてた人が残ると言ったらすぐ納得するのとか、
なんかすっごく変だけど、B級だからもう許す
そんなに息続く??
海底緊急避難所。どっかに避難したのではなかったですわな。 しかし、B級感満載。 細かい演出は想像のつくものばかり。あーやっぱりな。の連続です。
サメの要素は少なくしてトラブルで海に墜落したパニック映画にした方が良かったような。
そんなにグイグイ、都合良く飛行機内にサメ、入って来ないでしょ。でまた、サメ、簡単にUターンできないでしょ。とかとか。
まあ、じいじ。ばあば。の結末は悲しいがな。
泡嫌いで狭い所好きなサメさんよっておいで
バードストライクによって海に墜落した飛行機の中で起こる、ワンシュツパニックスリラー
ジェットエンジンはバードストライクで見事に破壊 その一部が機体に突き刺さり… サメが血の匂いに敏感なのは知っていたが(瘡蓋の怪我でも察知するらしい)バブルが嫌いで、鰻みたいに狭い所が好きだとは…
楽しめました‼️
どんなときにもジョークを忘れないのは立派だが
海に不時着した飛行機。徐々に海底深くに沈みゆく中、脱出しようにも海中には巨大なサメが待ち受けている。最近のB級映画に多い、限られた空間での恐怖が描かれるシチュエーションスリラー。もうこのシチュエーションを作っただけでこの映画は完成したも同然。
だから、あの狭い空間に大きなサメが入り込んでくる?とか、サメは元に戻れるのか?とか、大破したわけじゃないのに生存者少なくない?とか、最後にあの時間差であんなところまで引き上げてもらえるのか?とか、細かいところは気にしたらダメなんだと思う。でも、唯一受け入れがたかったのが、主人公(州知事の娘)が可愛くなかったこと。とても残念だった。これもB級映画っぽいところといえばそれまでだけど。
事故後の機内で生き残る人達も、この手の映画のパターンを踏襲しててよい。カイルがあれだけ大怪我を負って辛そうにしているのに、皮肉のきいたジョークを忘れないのはアメリカ人らしくて面白かった。友達になりたいとは思わないし、若干不謹慎なジョークもあったし、褒められたものではないのかもしれない。でも、あの姿勢が妙に印象に残ってしまった。
人が映っている場面ではほとんどCGを使わず(飛行機の墜落前は例外)、人がいない場面に限定しているのは潔くていい。その飛行機の墜落前の映像は頑張っていたと思う。なかなかの迫力と臨場感だった。全体的にCGの粗がそれほど気にならなかったところも評価できる。
個人的に意外と楽しんでしまったのは確か。とは言っても所詮はB級映画だから、そこまで高い点にはできない。
同性婚はフラグに含まれません
海底でサメもいたんじゃ外に出られないし、海面に出ても海の真ん中に身体ひとつじゃ…
救助を待つ以外に何をやるのか、と思いながら鑑賞。
まぁ基本は予想通りで、酸素問題は途中で忘れられたので、問題は機体の崩壊とサメくらい。
最後は海面に出た直後に救出される都合のよさ。
展開やフラグもベタベタで、ダイバーの所なんて「志村、うしろー!」みたいで笑ってしまったよ。
選択肢としても待つか出るかの2択しかなく、装備を探すくらいしかやることもないので間延び感がある。
(人数分、かつ子供用まである装備…)
一番怖かったのは、海底よりもむしろ空中。
あそこの迫力は凄まじかったし、逆にそこがピークになってしまった。
それにしても、男どもの情けないこと。
潜る役目は怪我をしてるブランドンや女性のエヴァばかりで、カイルは文句しか言わない。
おばあちゃんは帽子を頼んだ時はイラッとしたが、その後は医療面含め毅然としてたし。
ダニーロよりブランドンの方が機内設備に詳しいのはどうなんだろ。
なんか色々目覚めそうになるくらいローザちゃんが可愛すぎたから、せめてもう少し気遣ってあげて。
冒頭の海のシーン(エヴァの母親?)は綺麗だけど長すぎたし、展開も少ないので91分でもややダレた。
とはいえ一定の緊迫感はあったし、気軽に観るなら悪くないかも。
とにかくこの少女を守りたくなる映画
実際にこのような事故が起きた場合、
物理的にあり得る事なのか?
みたいな分析を全く無視して観る事をお勧めする。
飛行機墜落後の唯一溜まった空気の場所で
救助を待ちながらも近くにサメがウヨウヨ…
そんなパニックサスペンス。
個々のキャラがちゃんと立ってる。
特に口の悪い男はアメリカン過ぎて
めっちゃイライラしてた!
ってか野郎どもはもっと働け!!!
とはいえ
そうさせるくらいキャラ立ってたって事ですよね(^_^;)
まーこのじぃじ、ばぁはと一緒に乗ってた女の子!
とことん守ってやりてぇ!!!っていう
可愛い女の子でした(^_^;)
まー、ちょうど良いポップコーンムービーですね!
ありきたりだけど音も映像も迫力がある
よくある感じで展開が読めました。たくさん細かいことが気になりますが、考える作品じゃないのは分かっています。序盤の飛行機は迫力があり、中盤以降の音もビックリしました。限られた空間と時間でダレてしまうのは仕方がないですが、短い映画なのに結構長く感じました。
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