雉岳山(チアクサン)のレビュー・感想・評価
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バラバラより先にドロドロ!?
1980年に登山客が18分割された遺体がみつかったという都市伝説のある雉岳山を訪れた男女5人の若者たちが不穏な事態に陥る話。
マウンテンバイクのライディング及び動画撮影の為、雉岳山にあるメンバーの別荘を目指す5人から始まって行くけれど、都市伝説は道すがらたまたまYouTubeがなんちゃらとか言い始めた体だし、突然の婆さんは地方に良くいるタイプなんですねw
あれこれ起きるけれどなんだか良くわからないというか、とっ散らかっているというか、起きていることにあまり一貫性がない感じで、それが何で何をしたいのか良くわからず…そしてお約束のジャンプスケアラッシュだし。
最後のわざとらしく車内にぶら下がっていたヤツと顔の傷で、どうなったのかの一部はみえたけれど、やっぱりなんで?が大き過ぎて釈然とせず、これじゃ結局雰囲気だけのオカルトだよね。
この手の韓国映画にしては、 珍しく今ひとつだった なんとなく生ぬる...
この手の韓国映画にしては、
珍しく今ひとつだった
なんとなく生ぬるい感じ
悪くもないけど、あと一声
韓国文化に精通していないと理解が困難
今年297本目(合計1,389本目/今月(2024年8月度)22本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
時々ある、実際のドキュメンタリーを模したフェイクドキュメンタリーものですね。ただ、雉岳山自体は存在し(1290mほどの山)、ここで起きた事件は都市伝説としてよく知られているものです。
ストーリーとしては、興味本心でこの山にいったと思ったらそこの山小屋でいろいろなものを発見し、この山・山小屋で起きた事件を暴いていこうと思ったら何かにとりつかれて、登場人物(5人くらいいたかな)がやがて精神を病んでしまうという趣旨の展開です。
映画内でもちらっと出ますが、韓国の山は「部分的に」雪が降ることはありますが、日本の富士山やいわゆる雪山のように豪雪となることはほぼなく日帰りかあって1泊2日である点が日本と異なる文化です(韓国国内で最大の高さの山も1900m級に過ぎない)。
普通に解すればホラー映画に分類されると思うのですが、この映画のこまったところは極端にキリスト教やらシュメール文化やら、いわゆるオカルト文化ネタをどんどん出してくる部分があり、これが全体にかかわってくるので途中から理解が追いつかなくなるのでは…といったところです。(日本の)高校世界史程度で足りるといえば足りますが、突如そうした話をいきなり始めるので、ホラー映画であるもののこうしたオカルト文化というか、シュメール文化しかりキリスト教文化しかりと色々な事柄が出るのでそこが要注意かな、といったところです。
とはいえ、一般指定でもありますし表現には配慮があること、また、日本と韓国とで文化は似ているところもありますが、登山文化一つとっても違う部分は多く(これについてはネタバレにもなるので回避)、こうした部分に触れられるのは良かったです。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/ホラー映画と異なる文化知識が要求されてしまう)
韓国はそれでも儒教の国とされるもののキリスト教文化は盛んですし日本より(面積・人口比率で換算しても)教会など多いですが、日本ではそれほどありふれた存在ではないですし、ましてシュメール文化だの何とか文化だの(主に古代文明が大半。オカルト雑誌など読んでいるとよいかも)といった話をするのはやや肩透かしを食らうかなといったところです。
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(減点なし/参考/劇場内でお弁当)
何となく酢豚か何かのにおいがして、誰か酢豚パン(?)でも持ち込んで食べているのかなと思ったのですが(一応、シネマートは持ち込み禁止のルール)、映画が終わって照明が明るくなったらそこで箸でお弁当は…。ちょっとやめて欲しかったです(酢豚というか照り焼きバーガーというか、この手の独特なにおいといえば連想できるでしょうか…)。
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