BISHU 世界でいちばん優しい服のレビュー・感想・評価
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押しつけがましくなく、さらっと見れる。衣装は必見!
こういった苦労を抱える子どもや親とたくさん接してきました。
親の気持ちがすべてわかるなんてとてもとても言えないけれど
最後にしっかり見届けて送り出せたお父さんも立派!
現実はなかなか難しいことが多いので希望のある作品だった。
成長と絆の物語?かな。よいテンポで目が離せませんでした。
純粋さがつまったような衣装には目を奪われました。
スクリーンは適度にやさしい世界ではあったけど、
現実はもっともっと優しくあれたらと願っています。
辛辣なコメントも私はしますけどね。
これは迷ったけど観て良かった!
最後の白いベスト、あれも作ってあげたのかな?
主人公が美しいが、他の人の怒鳴り声や騒音が多く不快だった!!
一宮に住んだ事があるので観ました。全体音量がデカく、出だしの工事音、父親・姉・友人の怒鳴り声、教師が扇子をピシャーンとやる音、少年の喚き声等、かなりうるさく不快に感じました。父親が怒鳴る時にテーブルを叩いて私の頭に衝撃が来たのですが、主人公が障害を負った原因は父親や姉の怒鳴り声なのだという事を表していると言うよりは、単に制作者が怒鳴り声による子供の脳の萎縮や、とにかく騒音に無断着であるように感じましたし、この映画は学校での鑑賞会には全く向いていないと思います。主人公は得意分野の記憶力が抜群なので、サヴァン症候群を描きたかったが制作者は名前すら知らなかった印象です。吉田栄作の喉が詰まったような発声が不快でした。姉がヒステリックで怖いです。出だしで先生の「尾州」のイントネーションが、「紀州」では無く「美醜」や「奇襲」と一緒で気になりました。また「一宮」のイントネーションも、「宇都宮」と同じものと「浩宮」と同じものが混在して、美しい作品には程遠いと感じました。主人公が長身で美しく、「ミッドナイト・スワン」と同じような海外へ行くというラストなので、次回もまたそれでやって欲しいです。服部樹咲さんの主演デビュー作ですが、パンフレットはケチらず現物を用意して欲しかったです。紡績機や水流の音は良かったです。一宮にガールズバーがあったかは分かりませんが、住宅地で鶯が鳴いているのは本当で、可愛いです。知花さんの「その服にとって最高のハンガーになる」と、中盤の「入って来た時より最高の笑顔で帰ってもらう」という台詞が良かったです。「世界でいちばん優しい服」というタイトルなので、その服(最強装備)を纏ったラストでのランウェイ中断の演出は、やる必要が無かったと思います。
発達障害の映画としては若干物足りないがご当地映画としては良い
2024年劇場鑑賞265本目。
パンフレットなしにつきマイナス0.5。
どこかのご当地映画という事だけで鑑賞。
ご当地映画は結構当たり外れの外れが多い印象ですが、これは地元PRがそこまで出しゃばらず、かといってないがしろにもされていなかったかなという感じです。
高校生の主人公と、知り合った中学生の二人が発達障害がある設定なのですが、中学生の子の方は実際困ること(色んな誤解とかパニックとか)をリアルに描けていたと思います。ただ主人公は物語の特性上、いわゆるグレーゾーンに近くないと話が進まないのでそこのバランスが難しかったのかな、と思いました。彼女らのことを知らない人たちが察しが悪く、でも現実もこんなものなのかな、と福祉職員としては思いました。
家族ドラマとしては良かったです。
心が優しくなる映画です
鑑賞後にそれを表す言葉が出ない
評価はこのタイトルがすべて。
この作品の良さをどう伝えればいいのか、
どう表現をすればいいのか、その言葉が見つからない。
史織が動くたびに、
”がんばれ!!”
”そこはそうじゃない”
”気をつけて”
と、スクリーンの中の史織に呼びかけ続ける2時間だった。
作品は終始優しさにあふれ
(そりゃいやな役もいることはいるけど)
史織はその特性を認識した理解者に囲まれ、
その才能を開花させる、ある意味理想的な物語。
そして、その世界には現代はまだまだ遠いのも事実。
発達障害をもつ家族の現実と葛藤はまさに深刻で、
自分の子どもが障害をもっていると認めない家族、
そのために子どもが生きづらい環境をつくってしまっているケース、
障害を持っていることは認識をしており、
結局はやりたいことを、やらせてあげたいが、
安全のためにそれを制限する親、家族(前半の父親)
やりたいことの実現と、どうしても制限をかけなければならない
その境界線を模索しているケースなどさまざまだと思う。
この作品の中の父親のある意味抑圧的なところは
とても理解ができる。
しかしながら娘の思いや努力、葛藤を父親(家族)が認め、
そうやって折り合いをつけていくしかないのかな、
そうやって家族ごと成長をしていくことが大事なのかな、
と思わされた。
自分にも発達障害の中学生の姪がいる。
その子はどんな才能があって、何を伸ばしていってあげられるのか、
それすらわからない状態である。
それを見出してあげることができる家族の力量も、
やはり必要なのは痛感した。
それにしても機織りの音を聞いて、ランウエィで覚醒する
史織の圧巻さは特筆するものであった。
この作品は今年自分がみた映画の中での、暫定ナンバーワンを
はるかに更新する堂々の第一位となった。(あくまで個人の感想)
ただのご当地映画ではない良作
よくあるご当地映画か。レビューの高評価も関係者のサクラなんだろうな。
あれ、少し違うようだぞ。このサイトの常連さんたちが結構投稿してるなぁ。
でも1日1回の上映になってるし、どうしようかな。
楽しみにしていたまるもバミョもあんまりだったし、1日3本はちょっときついけど、丁度あと少しで始まるから観るか。
観て良かった〜! 久しぶりに気持ちの良い作品(久しぶりでもないか)、かわいい魅力的なヒロイン、ホントに観て良かった〜!!
良かったところ
○主演の服部樹咲ちゃんの好演。応援したくなる。そして主題歌まで。女優さんが歌ってるレベルじゃないやん!
○黒川想矢くんの好演。えっ、あの怪物の男の子!
○お姉さん役の岡崎紗絵さん、親友役の長澤樹ちゃん、おばさん役の清水美砂さんをはじめブラボー軍団に至るまで女の人がみんなきれい。(キラキラしてるわけじゃないけど感じがいい)
○尾州の織物、製作過程などが、登場人物に教える形で違和感なく説明される。物語が進んでいく上での説明台詞はない。良い脚本。
○反撥していた姉が、反対していた父がしおりを応援しようと思うきっかけが自然。(恩師との会話、亡くなった妻の残したメモ、やりたいことをやらせてあげる)お父さんまだ反対してたか。
○吉田栄作。下積みの長かった俳優さんがある程度年取ってから名脇役みたいに脚光を浴びるのももちろんいいんですが、若い頃に二枚目で主役張ってたスター俳優が年とってちょっとくすぶっててまた返り咲きするのは嬉しい。草刈正雄さんみたいになってほしい。
○ご当地映画らしく真清田神社や七夕祭りのシーンがあるがやたらと長くない。むしろ短すぎるくらい。それでも充分地元の魅力が伝わっている。
○マイペースのしおりと仕切り屋のまりことの掛け合い。
いい関係。
○川原でしおりがあーってなりそうな時にオレンジベストくんがそっと掛けてくれるイヤホンから流れてくる機織り機の音。(泣けた) これが後で、、。
○青い空。(日本映画ってわざとかも知れないけど、空が曇ってる、どんよりくらい、青くない作品が多いような気がする)この作品は空も青いし、流れる川の水もキラキラと美しい。
○世界で一番優しい服ってサブタイトルついてるくらい、この作品優しいんです。優しくなれるし、元気ももらえる。
観光地見せるだけのご当地映画でなく、地元の誇る産業、直面する問題などもしっかりと描いた本来のご当地映画だけど、それだけでもない。出演者も輝いて、観る者も優しく元気になれる良くできた作品だと思います。
優しさ溢れる感動物語
93席シアターを独占鑑賞。ミッドナイトスワンで鮮烈デビューを果たした注目の若手女優・服部樹咲が主演ということで見逃せない作品で楽しみに鑑賞しました。
今回は発達障害を持つ女子高校生役でしたが期待通りの素晴らしい演技力に魅了された。得意のデザイン画で世界を目指す主人公と彼女を支える家族と友人の優しさ溢れる感動物語です。
2024-173
今年いちばん優しい映画
予想以上に良かった
服部樹咲ちゃんを目当てに観に行きました。
上映館が少なく、公開一週間で上映回数も減ってきて、早く行かねばと思い、はるばる(笑)行ってきました。
行くの諦めようかと迷い始めてましたが、頑張って行ってよかった!観られてよかったー。
やはり服部樹咲ちゃん とてもいいですね!
序盤あたりでは「ホームドラマ的な?」と思いましたが、そこからどんどん話が進み、気付かぬうちにどんどん引き込まれていってました。
途中何度か涙した場面もあり、感動という言葉があてはまっているのかわかりませんが、もう「来てよかったー」でした。
あと、黒川想矢くんは私は「怪物」以来でしたが、とても良かったと感じました。
きっといろいろな情報収集をして勉強されたのではないかなーと。
映画の細かい内容は書きませんが、もし迷ってる方がいらしたら是非行ってほしいです!
こちらで口コミの点数が高いのが納得できました。
ウチの娘なんだわ
尾張一宮が舞台ということで名古屋弁や尾張弁に浸れるのかと思いきやそれほど方言は強くなかったですね~ ちょっと残念。
以前三谷幸喜監督の「清須会議」ではかなり強めの尾張弁だったけど令和の世では薄れてきたのかしら。
でも頑固オヤジの「ウチの娘なんだわ」の一言で満足しました。
この秋のTBSドラマ「ライオンの隠れ家」を観始めているので史織さんと満くんの姿や行動に驚きや照れはありませんでした。
殴ったり蹴ったり撃ったり斬ったり刺したり損壊したり爆発したり落ちたり飛んたりする映画を観るケースが多いのですがこの映画は優しく胸を打ちます。手を差し伸べたくなります。寄り添いたくなります。支え合う事の大切さを思い出します。良い映画です。
名古屋のテレビ塔、久屋大通公園が魅力的でしたね。
良かったのだが・・・
評価が異常に高くて興味が湧き鑑賞。
やはり地方案件なので地域の方々の評価が通常より高いのだろう。
とは言いながら、内容的にもなかなか良作、障がいを抱える少女の成長を描いた物語。主演のこの演技が光る。
尾州地方や毛織物の描き方はいかにも案件ぽくてもうひと工夫あればと思ったが、そこは仕方がないのか・・・
物語的には「真白の恋」とどうしても重なってしまった感じだが、精神障がいを持つ主人公の恋や成長を描く時、もう少し違った切り口はないものか・・・
また、主人公同様に障がいを持つ少年が登場するが、地域の中で問題を起こしてしまう描写もありきたりで、現実離れしている。
ただ、映画としてはトータルでよく出来ており、途中涙が止まらなかった。
あの服を近くで見てみたい
青い世界に彩られた部屋。そのままだったらとても青が好きなんだな、だけど朝食で箸を揃える様子に史織(服部樹咲)は「ああそうなのか」と分かる。
親友の真理子(長澤樹)の明るさがとてもいい。史織が教室から出るのを妨害する男子生徒に対する一言に「うっしゃあ!」となる。
だがやはり父康孝(吉田栄作)の工場は資金繰りの危機に直面している。史織と布美(岡崎紗絵)の母がどうして故人となったかは映画では触れないが、工場と史織の障害のことで布美も含めかなりの日々を過ごしてきて、布美が家を出たのも閉塞感から自由になりたいとの気持ちがかなりあったのではと思う。
両親は常に妹を案じ、その妹はデザインも機織りも自分より優れたものを持つ。それを鼻にかけたなら布美は史織を恨むことができただろうに妹には全く悪意がない。妹を愛する気持ちと、憎む気持ちと、妹を抑える父への反感に加え自分の失敗。この映画で最も人間くさい。
観ていて何度もドキッとしたのが史織と満(黒川想矢)の目付きだ。単純ではない。史織は何を考えている? 怒りか、絶望か、あきらめか。目的を見つけてもいかにもキラキラッとこない。じんわりと喜びの光を宿す。満に至っては嬉しいのか満足しているのかまだ足りないのか分からない。そして全身で何かを表そうとする。黒川想矢君、すごい。
そして皆の優しさでできているという服。何色と表現するのだろう。どんな感触なのだろう。本気で近くで見たいと思っている。
ここまでの発達障害を子供に持つ家族の生活はどうなのか、私の周囲にいないので分からないが、恐らく史織ほど発達障害ならではの人が見事な能力を持つケースはそうないのではと感じる。実際にご家族にいる方が観たら「こんなものでは」「こうあってくれたら」と思うことも少なくないのでは、と思い星4つ。
世界でいちばん優しい服を着て喜ぶ満の姿にプラス星半分!
特別な癖を持つ子供達
家族や人の繋がりの温かさを思い出せる作品
全60件中、21~40件目を表示









