「Sorcery」憑依 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Sorcery
評判が悪いのが引っかかりつつも、割とバトル寄りのオカルトものというところに何故か惹かれて鑑賞。
特典はポストカードでした。
思っていたものとは違う感じのテイストでしたが、これはこれでアリだなと思いつつも笑いあり笑いありの作品で結構好みでした。
詐欺師まがいのことをする二人組がある一家を訪ねてお祓いまがいの事をしますが、その模様が完全人力で爆薬を設置してみたり、包帯に血糊を仕込んでいたり、トラブルで色々飛んでいってしまったりしつつも、なんやかんやで成功するというコメディを早い段階で観せられたのでこういう感じでいくんだなと観る姿勢を変えました(ちょっとゆったり)。
そこから霊が見える女性の依頼を受けてその人の村に行ったら案の定霊がいて〜というお決まりからのまさかの剣戟アクションが始まるもんですからちょっと困惑しつつもゴリゴリCGを推しまくってのアクションをやってくれるので良い感じの安っぽさがあってよりゆったり観れました。
過程を基本的にすっ飛ばして次へ次へといく展開なので映画としてはあまり優しくないんですが、抜けてるところ込みで面白さに繋がっているのもあってB級映画好きにはとことんハマる作りになっていましたし、現に自分もしっかりと楽しんでいたので思惑通り(?)なのかもしれません。
お守り代わりの剣を急に捌けるようになっていますし、太鼓を鳴らして一体どうなるのかの説明も無いですし、花火くらいの光線弾を持っている理由もサッパリ分からず終いですがそんな事気にするのが野暮なんだなと思う事にしました。
敵もテンポ良くやってきてくれますし、パワー型以外はどんな能力を持ってるんだろうと分からないけどなんか強いみたいな感じばかりなので、それを苦戦しながらも跳ね除けていく主人公スゲーとなって観るのが一つの正解例なのかもな〜とぽんやり観ていました。
終盤の呪術絡みのところは映像はとっても派手なんですが一体何をやってるのか全く分からず、フィーリングで観ていました。
そこからの締め方も規模の割にはあっさりなので物足りなさはありました。
そして続編を匂わしての終わり…現地でどれくらいヒットしたのかは分かりませんが、原作の漫画通りの展開になるのか、映画オリジナルの方向に進むのか、それとも立ち消えになるのかという興味が尽きない終わりになっていたのはそれはそれで良かったのかもしれませんでした。
ジャンプでこういう読み切りやったらしっかり読みこんじゃうな〜と思っていたら韓国のウェブトゥーン原作の作品なんですね。
日本では縦読みは全く流行ってないですが、今作は原作を読んでみたいなーと思いました。
鑑賞日 9/12
鑑賞時間 17:25〜19:15
座席 K-12