私にふさわしいホテルのレビュー・感想・評価
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のんのコメディエンヌぶりが最高に楽しく、これを受ける二人との競演の妙が素晴らしい
新人作家・加代子は、新人文学賞を受賞しながらも、大御所作家・東十条の酷評のために鳴かず飛ばずの日々を過ごしていた。
ある日、加代子は、かつて有名な文豪たちが宿泊していた憧れの山の上ホテルに宿泊していると、宿敵・東十条も泊っていることを知る。
この機会を利用して、因縁の復讐を果たそうとする加代子だったが…。
のんのコメディエンヌぶりがとってもいい。
恨みつらみを叫び、地団駄を踏み悔しがる様から、嬉々として行動する様子などを観ているだけで面白い。
その表情(特に目)が良く、また、出る度に変わる衣装の数々も楽しい。
この演技の受けにまわる、先輩の敏腕編集者を演じる田中圭と、その復讐に翻弄される滝藤賢一も手堅く好演。
ただ、後半で、東十条の妻と娘に嘘をついて親密になるのは、やりすぎで、楽しくなくて引いてしまう。
実在のホテル、山の上ホテルは老朽化のため閉館したのですね。
雰囲気のあるところだったようなので、寂しい限りです。
のんさんを見るたびに、自分の本名が使えないなんておかしくない?
それこそ、分断の闇ならぬ、芸能界の闇でないかい?
劇中の加代子は、朝ドラ主演で華々しくブレイクするも色々あった、まんま、能年玲奈ではないかい?
声を出して笑ってしまった
この映画にふさわしい女優
正月ごとにこのキャストこの監督で新作を観たい❗️
面白ければ良いんだ!
笑う!いがいと好きかも。役者みんな上手です。
さらりと笑える映画、小説家とかアートな仕事の人の内面がチラ見できたという感覚もあったかな。
お笑いコント系の映画だと思ってずっと見てたら中盤くらいで、作風に対してのんは質問受けます、「君のパーソナリティーが見えない。どんな家庭で育った?」。
それに対してのんは答えます、「パーソナリティーなんかどうでもいい、面白ければ良いんだ!」
台詞は多少違ったかもしれませんが、こんなかんじのやり取りです。この映画のテーマはここにあるように思いました。
私小説はまた違うかもしれませんが、フィクションなら大げさに言えば、それもそうだな、と思いました。
映画ずっと見てて、のんの役の背景が見えないな~、お笑いだから描かないのかな?、と思っていたところの台詞だったので答えがでてスッキリ。
のんの役は元演劇部の設定、元演劇部員が状況に応じて演技する場面もあります。一見するとアレ?と感じますが「元演劇部の小説家」なので納得の演技力です。
年明けそうそう笑わせてもらいました!
人生も「面白ければ良いんだ!」または「楽しければ良いんだ!」くらいで今年も生きたいですね!
仁義なき文学賞獲得作戦
のんを観る映画?
始まりは1980年代の山の上ホテル。駆け出しの作家中島加代子(のん)は、大御所東十条(滝藤賢一)が文壇を牛耳っていると思い、彼の執筆の邪魔をして、代わりに自分の原稿を採用してもらおうと画策する…
のんの魅力全開。古めかしいホテルにレトロファッションののんは美しく、なのに色気は全く感じない不思議。中島vs東十条のバトルは爆笑するシーンもあってとても面白いです。
ただ、映画館を出たら、はて、自分は何の映画を観たんだろうとも思いました。文壇の内幕を面白おかしく批判?不遇の作家の華麗なる復讐劇?
のんは魅力的だったけど、演じた中島には魅力を感じなかったんです。
中島の人物像とは。出版社の新人賞を取ったのに東十条に酷評されて恨んでいる。演劇部だったから人をたぶらかすのは得意。自分の目的の為ならなりふり構わずどんな卑怯な手も使う。
これを愛嬌のあるキャラクターとして演じたのんさんは流石とは思います。
が、映画では、彼女の文学への愛が見られませんでした。創作のアイディアをたくさん持っているとか、作品を書き溜めている、でも発表の機会がない、という描写が無いからです。野心家なのは良いとしても、直林賞がどうしても欲しいだけの人に見えてしまいました。
むしろ、東十条の方が純粋に文学を愛しているように見えました。
のんがいいのである
山の上ホテルの映像は良かったです
のんが主演で、トリックやTV版のセカチューの堤幸彦監督。
80年代後半から90年代の文壇で、のん演じる新人作家が、滝藤賢一演じる大御所と対立しながら、文芸賞を取るコメディ。
コメディか、というと、のんや滝藤賢一の演技は一本調子で、出来の悪いドタバタ劇に終始しており、微妙。
では、出版業界ものか?というと、う〜ん、90年代って村上春樹がいて、宮部みゆきや東野圭吾がガンガン書いて、たぶん雑誌を含め書籍が最も売れていた時代。そんな雰囲気は微塵も感じられないですね。
唯一の救いは昨年2月に閉館した御茶ノ水に「山の上ホテル」が様々なシーンで出てきます。記録映像としては貴重なのでは?と思います
予想以上にドタバタコメディ
山の上ホテルは親と一度だけ泊まったことがあったけど高校生だったので、上品な良いホテルって印象があるくらい。
大人になってから泊まってみたかったな。
若かりし頃『IWGP』が大好きだったから、堤監督が撮るコメディのテンポ感は好き。
加代子の、関わる人を取り込んでしまう能力は、最早サイコパスと言っても過言ではないと思う。
加代子と東十条先生がドタバタ暴れ回っていても、山の上ホテルをはじめ、バーなどのロケーションも品があるし、他の登場人物が抑えた演技をしているので、観ていて疲れない。
自宅のシーンで、罵倒する長女に「もうひとおもいに撃っちゃいなよ」なんて思ってしまった。
肩パッドのデカいスーツや、変な柄シャツにタックのパンツ、襟元が毛皮のコートなど80年代ファッションも懐かしい、子どもだったから着てはないけれど。
新年1本目はやっぱり明るい映画にして良かった。
<2024年のベスト10>
あんのこと
石岡タロー
正体
チャーリー
梟 フクロウ
ぼくのお日さま
ホワイトバード はじまりのワンダー
本日公休
夜明けのすべて
ロボットドリームズ
決められないので50音順
のん当て書き!?
「寝食を忘れて」
いくら名前を変えてものんミステリアス
2025年映画館鑑賞第3作目
1月2日(木)MOVIX仙台
通常価格2000円
原作は『伊藤くん A to E』の柚木麻子
監督は『十二人の死にたい子どもたち』『望み』『ファーストラヴ』『ゲネプロ★7』『夏目アラタの結婚』の堤幸彦
脚本は『ゲネプロ★7』の川尻恵太
若手作家と大御所作家のドタバタコメディー
キレる芝居はバカっぽいのんちゃんだが当然のことながら丁寧な喋り方もできる
バカっぽいキャラだけでは岩手銀行のCMは任せられない
シャンパンの瓶を持って振り回す国木田独歩とかが登場するダンス好き
クラブで遠藤と女子高生作家有森を見かけ隠れて観察する中島と東十条のやりとりが面白い
あの場合トナカイの後ろ足はいらない思う
ケンタウロスの竹中直人を思い出した
またしても橋本愛と共演
嬉しい
のん&橋本愛の次回作にご期待下さい
配役
相田大樹としてデビューした新人作家だが白鳥氷に有森樹李と次々に名前を変える中島加代子にのん
書評で相田を扱き下ろし彼女から恨みを買っている大御所作家の東十条宗典に滝藤賢一
大手出版社「文鋭社」の編集者で加代子の大学の先輩の遠藤道雄に田中圭
道雄の妻の遠藤緑に広山詞葉
遠藤夫妻の長女の遠藤桜に永瀬ゆずな
遠藤夫妻の次女の遠藤楓に沢田優乃
東十条から500万の着物をプレゼントされたクラブのママに明美に田中みな実
クラブの常連の俳優橘ケンチ
宗典の娘の東十条美和子に髙石あかり宗典娘
宗典の妻の東十条千恵子に若村麻由美
遠藤が粗削りながら才能に惚れ込む新人作家で高校生の有森光来に服部樹咲
超有名カリスマ書店員の須藤に橋本愛
ホテルの支配人の掛布義信に光石研
本屋の客に今野浩喜
本屋の万引き犯に森田甘路
バーテンダーに平山祐介
「山の上ホテル」のホテルマンに井上雄太
「山の上ホテル」のルームサービスの樋口に岡エリカ「山の上ホテル」
授賞式の参加者に浜田学
授賞式の参加者に佐藤真弓
新人賞の司会に尾倉ケント
ぱるす文学賞&新人賞の司会に棚橋ナッツ
鮫島賞の司会に篠原あさみ
のんの振り切った演技は面白い
もちのろんです!
レトロ可愛く懐かしいビジュアルと懐かしい雰囲気の脚本
私は無敵だと思う。
「のん」のテンションもファッションも全開
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