私にふさわしいホテルのレビュー・感想・評価
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サンタvsトナカイ?
原作未読
最初から笑うつもりで行きました
結果吹き出して咳き込んでしまいました
なので皆さんマスクして観ましょう
難しいことは別にして🙇♂️とりあえず笑って年を越してはどうでしょう
正月映画にふさわしい作品です
さて主要3人(加代子、東十条、遠藤)全て曲者ですがやはり加代子さんが一番怖い😱
いろいろカッコいいこと言うけどやりすぎだから(笑)
(個人的なツボ)
5百万円の着物を着てシャトーマルゴー飲むのはいいけど、こぼしたらとヒヤヒヤ
パトロンからもらった5百万円の着物を1日3千円で貸す方と借りる方、どちらも怖い
自分の父親に向かって「エロ親父(エロジジイだったかも)」と連呼する将来の朝ドラヒロイン
ロックなのんの独壇場!
のんが好き&予告を観て面白そうだったので鑑賞しました。
のんの独壇場です。
ロックなキャラクターがのんとマッチしていますし、
行動がもはや怖いレベルでエキセントリックでありながらも、
小説家として成功したいとの信念の強さを感じられたのが良かったです。
のんと滝藤賢一、のんと田中圭との会話の応酬も実に面白いです。
基本、メインの登場人物はこの3人なのですが、怒涛の会話劇が本当に
見応えがありますし、本当に笑えるレベルの可笑しさです。
のんによる“文豪コール”も最高でした。
予告でみて楽しみにしていましたが、期待通りでした。
ほんのちょっとしか登場しませんが、髙石あかりの表情の演技も最高でした。
このあたりはベイビーわるきゅーれを彷彿とさせる演技ですね。素晴らしいです。
表情といえば、もはや顔芸と呼べそうなのんの表情の演技も実にすごい!
観てて本当に飽きないですし、見入ってしまいましたね。
いやぁ、のんはとても魅力的な俳優ですね。
大好きですし、今後の活躍も楽しみです。
のんが主演じゃなかったら、成り立たない映画だと思います。
小説家系映画にハズレなし
面白いけれど、「あー面白かった」という気分にはさせてくれない
話が、どんどん進んでいって、主人公たちの立場や関係も微妙に変わっていくのは面白いです。でも、それぞれの話が、「起承転結」の「結」の部分は、ほどほどに切り上げて、「数ヶ月後、だからこうなりました・・・」みたいに次の事件の「起」が始まるぶつ切り状態に、ちょっと戸惑います。
描いていないところは、観ている人が想像してねみたいなのは、嫌いではないです。でも、それぞれの場面で、思いっきり笑うことは、許してもらえないみたいなモヤモヤ感との闘いもありました。2時間弱の映画よりも、テレビの連続ドラマで観たいお話かも・・・
売れない作家だった主人公が、最後は、大きな賞を狙えるぐらいの作家になれたのは、どうして?(カリスマ店員の力?)と、自分よりも才能のある別の作家に力を入れていた編集者とは、ふつうに仲直り出来たのか?の2点は、さすがに説明不足かもと思います。
そういうモヤモヤを引きずったままだったので、映画が終わっても、「あー面白かった」という満足感に浸れないのが、惜しいです。
のんにふさわしいシネマ
サクサク進むので見やすい。
酷すぎる
【”文壇大御所VS新人女性作家との果てしなき戦いの数々!”今作は、全く変わらぬ透明感が素敵なのんさんのコメディエンヌとしての魅力満載の”文壇あるある”クスクスコメディなのである。】
ー 私はのんさんの主役出演映画は全て欠かさずに映画館で見ている。
理由は、且つて彼女が公共放送の朝のドラマで天真爛漫なヒロインを演じた事で、東北の民が大きく勇気づけられたからである。朝のドラマなので録画して見ていたが、”物凄い透明感を称えた眼がとても綺麗な女優さんだなあ、笑顔が可愛いなあ。”と思ったモノである。
今作で嬉しかったのは、のんさん(ある時期まで、私はレビューで頑なに能年玲奈さんと書いて来たが・・。)が身に纏う透明感と眼の美しさが全く変わっていない事と、橋本愛さんが出演している事である。
あとは、今は休業しているが「山の上ホテル」の内装と、あの401号室と憧れの501号室がタップリ見れた事である。-
■ある出版社の新人賞を受賞したにもかかわらず、文壇大御所、東十条宗典(滝藤賢一)の書評での酷評により新人作家相田大樹こと中島加代子(のん。以下加代子と記す。)は単行本すら出版できない。そこで、彼女は山の上ホテルの501号室に籠り執筆する東十条に近づくために、401号室に部屋を取りアプローチをしていく。大学の”演劇部”の先輩で大手出版社の編集者遠藤(田中圭)の助力を時々借りながら・・。
◆感想<Caution!内容に触れているのと、且つての"文壇あるある"を入れてます。)
・序盤、中島加代子がホテル従業員に紛争して山の上ホテルの501号に籠って執筆する(文壇あるある①)東十条を邪魔するシーン。”文豪コール!逍遥、四迷に鴎外、露伴!”と叫びながら、シャンパンをシャカシャカ振りながら東十条の原稿にぶちまけるシーン。クスクス可笑しい。
そして、加代子は東十条に一晩中話しかけて、原稿入稿を落とさせて、空いた枠に自分の作品を入れる事に成功するのである。ど根性だなあ。
・その後も加代子は、東十条の愛人でもある銀座のバーの和服姿が似合う明美(田中みな実)と東十条が飲んでいる所(文壇あるある②)に闖入し、ボトルを4本も空にしたり!(お値段、80万!ウーム、銀座のバーは矢張り高いなあ。)、一番可笑しかったのは、ナント東十条の奥様(若村麻由美。凄く嬉しい。)と仲良くなり、彼の家に東十条が買ってあげた明美の和服を借りて押しかけるシーンである。ジワジワと責められる東十条、攻める加代子。序でに彼女は、東十条の娘(高石あかり)とも仲良くなるのである。
それは、”鮫島賞”の最終選考に残った加代子の策略であった。東十条は選考委員の一人で最も影響力のある彼を、選考会に登場させない加代子の高等戦術である。(文壇あるある③:今はどうだか知らないが、且つてはお気に入りの銀座のホステスを取られた文豪が、それを根に持って取られた作家に、絶対に賞を取らせなかった事、多数である。特に名は記さない。)
・だーが、二人は遠藤が高校生作家(服部樹咲)を説得している時に、東十条と加代子を貶した事から、一時休戦し、今度は二人で遠藤に嫌がらせをするために、しょぼいサンタとトナカイに扮装するも、娘2人からしょぼさを指摘され、撃沈するのであーる。クスクス。二人は何だかんだ言って、仲が良いんじゃないのかなあ。
■加代子は、何だかんだ言いながら、徐々に文壇での地位を上げて行くのである。その活動の中で書店での”サイン会”もやったりするわけだが、カリスマ書店員(橋本愛)にポップを書いて貰うように交渉したり、サイン本を置かせて貰ったりするが、偶々居合わせた新刊泥棒を捕まえた時に出て来た本が、東十条のモノであった事に逆上するシーンも可笑しかったなあ。
■けれども、東十条も加代子に刺激を受けて、自宅の書斎に籠って”ヒジョーに読みにくい字を万年筆で書き殴りながら(文壇あるある④:且つては悪筆の文豪専門の解読編集者がいたそうである。)、夜鍋で執筆するのである。
<数々の努力の結果、相田大樹こと加代子は”鮫島賞”選考結果を、編集者遠藤達と喫茶店で待ち、黒電話が鳴った途端に遠藤はその受話器を相田大樹に渡すのである。(文壇あるある⑤。今はラインかなあ、且つては皆で黒電話が鳴るのを睨んでいたそうである。)
そして、相田大樹こと加代子は見事に”鮫島賞”を受賞するのである。
その2年後に、彼女は山の上ホテルの501号室で、原稿用紙を広げるのである。
今作は全く変わらぬ透明感が素敵な、のんさんのコメディエンヌとしての魅力満載の”文壇あるある”クスクスコメディなのである。>
■追記
・エンドロールが終わるまで、席を立っちゃ駄目だよ!!
誰にもお勧めできる面白い作品
のん(能年玲奈)さんのファンなので、公開初日に鑑賞した。
何よりテンポと間がよい作品であった。
ストーリーはわかりやすく、ついていきやすい。
中だるみもなく、2時間弱があっという間であった。
誰かの「ファン」でなければ楽しめないという類の映画ではない。先入観なくフラリと観に行って、心地よい余韻に浸って帰途につける。誰にもお勧めできる面白い作品であった。
しかし、のんさんのファンであれば、引き込まれること必定である。
表情、衣装、たたずまい。その全てがため息が出るほどすばらしい。
しばしばその顔がアップになったが、全く破綻が無いことにあらためて吃驚した。これほどまでに「アップに耐え得る」女優さんは、今の日本にいないのではないだろうか?
今回の映画を通し、あらためてのんさんの魅力を確認した。
これからもご自分を安売りせずに、納得のいく作品にのみ出演してほしいと願っている。
それにしても気持ちの良い映画体験であった。近日中に、もう一度観に行きたいと考えている。
のん色。
新人賞を受賞したが大物作家・東十条宗典からの酷評で“鳴かず飛ばず”な新人作家・中島加代子の話。
作家がよく利用し、憧れでもあるホテル「山の上ホテル」に宿泊した加代子、編集者に勤め学生時代・演劇部の先輩でもある遠藤から、加代子の宿泊してる401号室の上階501号室スイートに東十条が宿泊してると聞き…、ルームサービスで届いた遠藤からの差し入れのシャンパンを東十条へ届け復讐しようとコメディタッチで見せてく。
とりあえず本作予告でもある“文豪コール”から笑わせてもらいました。2022年は「Ribbon」で監督、脚本、主演を務め、「さかなのこ」「天間荘の三姉妹」で主演を務めたのんさん!…の新作はまだ?と、待ちに待ちましたが新作公開観れて良かった!
原作小説は未読だけど、中島加代子役はのんさんだからこそ面白いって感じですかね。学生時代の演劇部ってのも効いてて色々なキャラの彼女も見れて本作観てる間はずっと微笑んで観れた。
復讐の相手でもある東十条と加代子のやり取りは全て笑えたし、のんの目力、彼女が映る全てのシーンの画力に惹き込まれ面白かった。
のんさん好きなので評価甘めです(笑)
面白い!「男尊女卑くそジジイ」は痛快!
面白かった!
のんが演じる中島加代子VS滝藤賢一演じる東十条宗典のバトルはコメデイらしく面白かった。気分もスカッとする。楽しいエンタメだけど、ラストののんが演じる中島のセリフは今の日本社会へのメッセージとも受け取れる。
また、のんと滝藤賢一はNHKドラマあまちゃんでも共演していて呼吸もピッタリ合っていた。のんが演じた中島のセリフ「男尊女卑くそジジイ」は痛快!面白かった。のんファンはおすすめです。高石ひかりもあるシーンで出ています。
のんちゃん圧巻!痛快文壇コメディです
とても良く出来た本だとまず最初に思いました。
そして何と言っても様々な表情で巧みにそれぞれの場面を演じ分けたのんちゃんの圧倒的な存在感が素敵過ぎます。
数々の文豪が愛した山の上ホテルを舞台にして、文学界の理不尽な裏側もチョッピリ覗き見ることができ、そしてそんな理不尽に負けない女流作家・中島加代子の姿を描いたストーリーが実に痛快です。
敵なのか味方なのか田中圭さん演じた先輩との距離感が絶妙であれば、滝藤賢一さん演じた東十条宗典との関係性もまた絶妙でした。
その他のキャストの方々も豪華な面々で皆さん素敵でした。
のんちゃんと橋本愛ちゃんの共演も懐かしく、書店でのカリスマ女性店員との会話から万引き男を捕まえるシーンおかしかったです。
それにしてものんちゃんは絶賛されていいのではないでしょうか。
10代の頃のフレッシュさをそのままに年齢を重ねてさらなる輝きを見せてくれました。本当に素敵な女優さんになりましたね。
いい映画を見ました
堤監督には
文系ネタとホテルで結構色々楽しめるが原作ありである点に注意。
今年450本目(合計1,541本目/今月(2024年12月度)29本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
年末年始ということで有給を整理しなきゃいけないのでこの時間帯に。
この作品ですが、こちら、あるいは公式サイトにもある通り原作小説をベースにしているため、原作小説にそもそも存在しないことをがっつり入れることはできませんし、逆にあることをがっつり削ることはできません。そして、現在でもアマゾン等でも購入できるようですが、「作家、あるいは作家の作品であるところの文芸作品(=小説等)」と「ホテルの話」が個々分離しているフシがあり(原作もその模様)、評価が「5」と「1」とで極端に割れるというちょっと珍しい作品ですね。
上記のような事情ですので、内容としては作家のお話(と、ホテルのお話)であり、無理にでも法律系資格持ちの解釈で見ようとすれば表現の自由など憲法論なのかなという気はしますが、そこまでの問題提起は感じられず。おそらく小説もそういう展開を想定していないのだろうと思います(どうも、小説版のレビューを見る限り、映画と同様、小説版もかなりドタバタ要素が強い模様)。
ただ何にせよ、ほぼ文系ネタに振っており理系ネタはほぼ出てこないこと、また、通常、旅行や出張などでしか使わないし、あるいはその場合でも有名な系列店を使うことが多いであろう「ホテル」の描写も一部融合している部分はあるとはいえ分離されて描写されており、ホテルのスタッフや管理人さん、あるいは掃除の方など…といった方の苦労がうかがいしれるところです(現在、2024年では、いわゆるインバウンド需要が極端に多いので、この映画のような状況ではなく、むしろ「外国人対応」が一般的な観光地(←京都が筆頭で、奈良、大阪、東京、広島など)では、そもそも論としてニュース等で取り上げられている通り、コロナ事情がだいぶ落ち着いてきた今日では数か月前からがっつり予約が入って「ホテルに泊まるも泊まらないも、そもそも予約すらできない」という状況はあります)。
※ また、ホテルの「スタッフ専用部屋」(休憩室)など、一般にホテルに客として泊まる場合に見ることができない部分についての描写があった点も良かったですね。
※ 今年(2024年)も、博多でコンサートに行ったらホテルを取るのに苦労したのは今でも思い出しますね…。もう、コンサートの日程が決まったら当落関係なくホテルを抑えるのが良いのかなぁ…(それもそれでホテルに迷惑な気がしますが)。
映画としての採点は以下のようにしています。
なお、御覧になった方はご存じの通り、原作小説をベースにしているため、昭和の終わりごろから平成に入るまでと、30年くらい前が舞台となっており、解釈上、現状と異なる部分がありますが、できるだけ現状にそろえた解釈をしたものです。
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(減点0.2/心裡留保の第三者対抗関係)
旧民法には規定がなかったものの、通謀虚偽表示では善意の第三者の保護規定があり、この映画の描かれる当時でも、心裡留保の第三者も通謀虚偽表示の規定の類推適用論で善意の第三者に対抗できないというのが通説となっており(最高裁(昭和44.11.14)、学説ほか)、厳密に解釈するとおかしい部分があります。
※ 厳密に解釈すれば、錯誤(95)や詐欺(96)の問題とも考えられますが、旧民法と現在の民法の錯誤はそももも規定が大きく変わり、その解釈をすると結構大変なことになるので(旧民法の錯誤規定を知らないとダメだし、旧民法でいう「錯誤無効」の「無効」は「取消的無効」であるというのが当時の通説であることも知っていないとダメ)、そこはあえて飛ばして心裡留保の論点に絞っています。
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ホテルに泊まるためには、売れる以外の何かが必要な気がしますね
2024.12.27 MOVIX京都
2024年の日本映画(98分、G)
原作は柚木麻子の同名小説(2012年、扶桑社)
大御所に酷評された新人作家の奮起を描いたヒューマンコメディ映画
監督は堤幸彦
脚本は川尻恵太
物語の舞台は、1984年頃の東京都心
そこにある「山の上ホテル」は文豪たちが愛したホテルとして名高く、そこに宿泊して執筆することは作家にとっての夢だった
そんなホテルに自腹で執筆ごっこをする新人作家・加代子(のん)は、相田大樹のペンネームにてプーアール社の新人賞を獲得したが、その際の書評にて、大御所作家・東十条宗典(滝藤賢一)から酷評されてしまっていた
それが原因なのか、数年経っても単行本を出すこともできず、鳴かず飛ばずの中、時間を浪費していた
ある日のこと、山の上ホテルの4階に泊まった加代子のもとに、大学時代の先輩・遠藤(田中圭)がやってきた
彼は因縁の大作家・東十条の担当者で、今晩はこの上の階に詰めていると言う
明日の朝までに原稿が上がらないと「飛んでしまう」のだが、それをさせないためにこの場所に足を運んでいたとも言う
その後、遠藤からルームサービスを受け取った加代子は、あろうことかホテルのサービスマンになりすましてルームサービスをごり押しして、東十条の部屋へと入ってしまう
そこで面白おかしい話をして時間を削り、それによって彼の原稿は「飛んで」しまった
そして、その穴埋めに加代子の短編が掲載されることになったのである
その後は、一連の騒動が相田大樹と遠藤が仕掛けたものだと思い込む東十条が激昂し、プーアール社にて連載を始めて、加代子の妨害をさらに強める様子が描かれる
プーアール社の新人賞を獲ったゆえに他の出版社からデビューをすることができず、さらにプーアール社すらも東十条の言いなりになってしまう状況になっていた
そこで加代子と遠藤は、ペンネームを「有森樹李」と変えて、新しい作家として文鋭社の新人賞に挑戦することになった
作戦は成功し、ようやくデビューへの道が開けると思ったものの、同時期に同名の天才・有森光来(服部樹咲)が現れ、またもや重箱の隅に追いやられてしまうのである
映画は、ホテルに固執する加代子を描いているものの、内容は「VS東十条」の舌戦が繰り広げられるだけとなっている
東十条が加代子を文壇から突き落とそうとする理由はほとんど描かれず、ここまで固執すると「自分の立場が危うい」とでも思ったのかと勘繰ってしまう
だが、すでに地位を築いている東十条がぽっと出の新人作家を潰す理由は乏しく、逆恨みから騒動に巻き込まれ、さらに深追いしてしまっただけのように思える
書評というのは専門家の書評もさる事ながら読者評も大事なもので、彼女の作品は読者の支持は得られていると思う
なので、プーアール社が頑なに出版しない理由づけが必要で、そういった干されている場面をもう少し描いても良かったように思えた
因果を考えれば、東十条の酷評作家を売り出すわけにはいかないという謎のプレッシャーがあるのかもしれないが、リアリティ皆無でも、そのあたりをきちんと描いて、加代子の憎悪をもっと膨らませたほうが丁寧だったかもしれません
いずれにせよ、キャストの演技を観る映画で、そこがハマらないとキツい内容のように思えた
物語は、新人作家を潰そうとする大御所というあり得そうで無さそうな設定で、もう少し東十条が加代子に対して脅威を持っているなどの理由づけが欲しい気もする
世代が違うので作品の良さがわからないというのは理解できるので、作品に対する酷評についての論争があるとか、二人の作家としてのガチの諍いが見たかったように思えた
加代子語録が誕生するぐらい言葉には力があると思うので、それを受けて立つ大御所ぐらいの貫禄があって、その鼻っ柱をポッキリと折るぐらいの結末があったほうがスッキリしたのかな、と思った
全246件中、221~240件目を表示