「後半盛り返し、やはり面白く観ました。」グランメゾン・パリ komagire23さんの映画レビュー(感想・評価)
後半盛り返し、やはり面白く観ました。
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(完全ネタバレなので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
ドラマ版の「グランメゾン東京」は面白く観て、今作の塚原あゆ子 監督は、映画『わたしの幸せな結婚』や『ラストマイル』など映画に関しても秀作が多く、今作も期待して観に行きました。
しかし今作の映画『グランメゾン・パリ』は、特に前半の主人公・尾花夏樹(木村拓哉さん)に降りかかる困難さが大げさにベタに感じられ、映画としてのリアリティをそこまで感じませんでした。
おそらく脚本家の黒岩勉さんの問題と思われ、これは映画ですよ‥と個人的には心の中で映画の前半に叫んでいました。
もう少しフランス・パリでのヤクザ的な組織の振る舞いの調査など、リアリティを踏まえた脚本作りが出来なかったのかと、1観客からは僭越思われました。
フランス料理界の感情的な振る舞いなど含めて、ステレオタイプ的な前半の描写の連続に正直落胆はしました。
ただしかし、後半の巻き返しと最後の料理の説得力はリアリティを感じさせ、その巻き返しは映画の満足度としてはそこまで悪くないと感じました。
そして、前半にもっとリアリティがあればとは、正直、惜しさある作品になっていると、僭越思われました。
主人公・尾花夏樹を演じた木村拓哉さんをはじめ、今作で初めて登場のリック・ユアン役のオク・テギョンさん含めて、役者の皆さんはドラマ版同様に存在感ある演技で、そこに関しては僭越、大いに楽しみました。
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