「道を切り拓くために」グランメゾン・パリ Kchunさんの映画レビュー(感想・評価)
道を切り拓くために
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見終わってすぐの感想は、「倫子」が主役‼️ということかな。もちろん、尾花を中心にストーリーが展開しながらも、倫子の尾花への思いや、自身の様々な葛藤と対峙し、道を切り拓いていく姿が印象的だった。
また、孤独であることの弱さや憂いに戸惑い、傷つきながらも、人と人が共に支え合い、一つの目標に向かっていくことの強さや尊厳を見出していく…そんなことを思いながら、シアターを後にした。
ドラマから始まったストーリーでもあるように、懐かしい面々の登場にワクワクしながらも、あくまでサイドストーリーに抑えていたのも良かった。やはり映画はドラマの延長ではなく、映画であってほしい。その点も脚本の妙だったと思う。
ただ、ハッピーエンドがわかっている内容をどうやって観客に印象づけるか…
そのプロセスはとても難しく、どうやって三ツ星を獲得するのか、もう少しストーリーに捻りやワンクッションがあってもよかったのはないか。
正に、この映画自身も「道を切り拓く」第一歩を歩んでいるのだ。
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