「現実逃避」グランメゾン・パリ みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
現実逃避
したいから仮想空間の映画館に通っている。
観終えて現実より暗い思いやモヤモヤした思いを抱いてしまうなんて、真っ平ごめん!
今回は心洗われる思いで映画館を後にした。
なかなかすっきりしない映画観賞が続いていたが、これで心置きなくあの世に、いや新年を迎えられる。
この映画に関わられたすべての関係者にスタンディングオベーションを送りたい。
フランスに好感は持っていない。
ミシュランとか何様なんだよ💢
国連もそうだけどお前たちのスタンダードを押し付けんなや。
星幾つとか何様だよ💢
(私もここでつけてるけどねw)
それに執着する連中もどうなんだろうね?とは思う。
序盤はそれも含めてモヤモヤした。
後半は一転!のお約束。
落とすところまで落としての大逆転!
わかりきっていて陳腐なのに心が湧き立つ!アドレナリンが出る!
それは俳優や演出の力だ!
キムタクはそういう趣味のないジジイから見ても本当にかっこよくて惚れてまうし、
エピソードも相俟って鈴木京香や沢村一樹、及川光博らにも心奪われる。
料理の評論を語っているだけの富永愛にも涙してしまう始末。
泣くところなんてないはずなのに、何度涙したことか…。
特に、虚勢を張っている男の耐えきれずに流す涙には心揺さぶられる。
心がこういう映画を欲していたのだろう。
年末にいいものを観せてもらった。
感謝!
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