悪い夏のレビュー・感想・評価
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「主演女優賞嬉しい」
今年74本目。
河合優実があんのことでアカデミー賞主演女優賞。今作もですが今この役やると飛び抜けている。生活保護の福祉課の北村匠海君どうなるのと、追いつめられて変化が凄い。「アルプススタンドのはしの方」「嗤う虫」の城定秀夫監督だったんだあエンドロールで納得です。
或る夏の出来事‼️
これは真面目で気弱な公務員の青年の闇堕ちムービー‼️主人公の周りに点在する生活保護受給者の女性に肉体関係を迫る先輩上司、不正に生活保護を受ける男、生活保護ビジネスを狙う裏社会の男など、生活保護という制度をむさぼる者たちと、木南晴夏さん扮する貧しい母と息子みたいに、生活保護を受けるべきなのに、受けれない者たちの対照的な描写が、現代社会の矛盾を描いていて秀逸だと思いました‼️主人公は生活保護を受ける母娘と親しくなり、母娘のバックにいる裏社会の男に生活保護ビジネスへの加担を強要される‼️この母親に扮する河合優実ちゃんが今作も体当たりの熱演で、女優根性があるなぁと感心させられました‼️そして堕ちるところまで堕ちた人間たちの様々な感情が激突するアパートでのクライマックスは一大スペクタクル‼️ホントにカオスですね‼️そして精神的に蝕まれていく主人公と、精神的に、そして肉体的に疲労度ピークの木南晴夏さんのメイクアップもスゴい‼️ラスト、すべての人物の行く末は、収まるところに収まった感じで、「ただいま」と帰宅する主人公を待っているのは果たして・・・⁉️
現実問題としてある出来事?
胸糞悪い作品
春に観る悪い夏
社会のセイフティネットにまつわる事件に巻き込まれ破滅していく公務員の姿を描いたサスペンス。
本作は社会のセイフティネットの悪用とその周辺の人々が題材として取り上げれたが、この手の助成金等の不正受給や保険金を詐取する事件がテーマの小説&映画は、枚挙暇がない。そして映画としてリアルに描けない、またエンタメとして軽くも描けない、といったバランスを成立させる難しさは存在し、残念ながら本作はそのバランスを取る事が出来ていないように感じた。そういった意味では、本作は適切なバランスをとる事を諦め、原作から良い意味で外れたぶっ飛び展開をすべきであったのかもしれない。
見所は河合優実である。彼女はやはり一味違う俳優だ。あの独特の喋り方と雰囲気は今作でも発揮され、彼女を見た後、若手女優の代役が想像出来なかった。
出演者はかなり豪華メンバーだが、全体的になんか勿体ない気がした。複数のカップルが出てくるが、主人公カップル以外の関係性の作り込みや伏線の張り方は雑に感じた。折角の豪華男優達が勿体ない。あと河合優実演じる愛美の4~5歳の娘が出てくるが、可愛いよりもビミョーに怖かったのは私だけですかね。
ワルとクズという割には
佐野市でなく、桐生市で撮って欲しかった
映画を観るのは、
悪党
いやー本当に悪い人、悪人しか出てこない。
グズで自分の事しか考えてない人達。
だけど、人間らしく楽したい気持ち
誰もがある弱さを、其々持っている。
原作は染井為人さん、脚本が向井康介さんなんだ。
さすがだね。
人の欲望と身勝手が大暴走。
まさか雨の中でのどしゃ降りシーン。
色々な情報と気持ちが重なりカオス満載。
不思議な興奮状態に陥りそう。
人間味がありすぎた。
悲壮感を出す木南晴夏さんや極悪な窪田正孝
さんの演技は良かった。
河合優美さんの感情の入ってないセリフで
始まり、気持ちに寄り添って感情をのせていく
表情と表現は素晴らしい。
北村匠海さんの堕ちていく目付きと豹変の仕方。
正義感がボロボロに崩れて行く姿は上手かった。
また新たな新境地を開いたのでは。
加速する悪人、悪党のエンタメ。
最後に希望を残す脚本は上手い。
俳優陣の演技合戦がすばらしい
予告から、ジリジリと追い詰められるようなサスペンス展開を期待して、公開初日に鑑賞して来ました。実力派俳優陣の見応えある演技に支えられ、なかなかおもしろい作品に仕上がっていました。
ストーリーは、市役所の生活福祉課に勤めながらも、気の弱さからなかなか職務を全うできずにいた佐々木が、立場を利用して生活保護受給者・愛美と肉体関係をもっていた職場の先輩・高野の悪行を突き止め、退職に追い込むものの、愛美と裏でつながり、犯罪計画に取り込もうとしていた高野を失った反社組織の金本や手下の山田は、代わりに佐々木を陥れて仲間に引き込もうとするというもの。
ある程度は展開を予想していたものの、生活保護をめぐる低所得者層の生々しい現実を目の当たりにし、胸を締め付けられます。その一方で、あくまでもルールに厳格な役人、受給者の弱みにつけ込む役人、生活保護を不正に受給する者、さらには生活保護を利用した貧困ビジネスを企む者と、実に多様な人間が描かれます。本来なら国民の最後のセーフティネットとして機能すべき生活保護ですが、その運用の難しさをのぞかせます。
そんな中、純粋な優しさから手を差し伸べた佐々木と、その気持ちに少しずつ心が温められていく愛美との関係性が、脆く危うく切ないです。誰にも邪魔されなければ、幸せをつかめたかもしれない二人だったのに、弱者を見逃さず、とことん追い込んでいく金本の存在が本当に憎々しいです。それでも、きっと二人は…と思わせるラストは悪くなかったです。
それにしても、クライマックスの大乱闘はちょっと拍子抜けです。あんな狭い場所に同じタイミングで全員集合とか、思わず笑ってしまいそうでした。できれば、もっともっと佐々木を追い込んで地獄を味わせるようなヒリヒリする展開を描いてほしかったです。そして、佐々木が崩壊したり暴走したりする救いのないバッドエンドをちょっとだけ期待していたので、やや中途半端で物足りない印象を受けました。とはいえ、美空ちゃんだけは幸せになってほしいと切に願います。
主演は北村匠海さんで、気の弱そうな佐々木が徐々に強さを増しながら闇堕ちしていくまでの振れ幅の大きい演技が秀逸です。脇を固めるのは、河合優実さん、伊藤万理華さん、毎熊克哉さん、箭内夢菜さん、竹原ピストルさん、木南晴夏さん、窪田正孝さんら。適材適所のキャスティングで、全員がきっちりその役割を果たしているのが印象的です。中でも、河合優実さんの演技と存在感は抜群で、最近の若手女優の中では突出しているように感じます。
自己責任への問いかけ?
悪い夏
今年の夏は暑すぎないように。
市役所の生活福祉課に勤める佐々木守は、同僚の宮田からある相談を持ちかけられ、渋々応じて、シングルマザーの愛美の元を尋ねる。佐々木はある不正を知ることになる。
全員がワルでどうしようもない人達。
そこに行き着くには、意図的な背景とやむにやむを得ない場合ががある。
生活保護不正受給とやむを得ない人。
それを審査する役所のケースワーカー。
人間の性根の悪巧みと人間関係を利用した関係を巧みに表現されて嫌な部分を表現してるにも関わらず、鑑賞後の爽快感があったのは
佐々木の愛美の娘に対する優しさと、ラストシーンの全員が集合する乱闘シーンのテンポ感の良さは喜劇列車に乗ってるようだった。
日本の蒸し暑い夏が舞台のこの作品。
松本清張の「鬼畜」も真夏の作品だった。
昔も現代も夏は人の理性を狂わせるのは変わらない普遍。
今年の夏は暑すぎない方が良い。
どんな職業だって客に手を出したダメなの
闇落ち
愛した人に裏切られ、悪事の片棒を担がされ、本来救うべき人を見捨てるっていう佐々木の闇落ちは見ていて少しきついとこもあったけど、正直パンチ不足だったかな。もうちょいエグくても良かった気がする。
あとラストのごちゃごちゃ感は詰め込み過ぎってか渋滞してる感じがしてあんまり好きじゃないかも。
印象的だったのは佐々木との関係が深まる程薄くなる林野の目元の隈と小綺麗になっていく林野の部屋。でも林野の裏切りによってまた汚れていく部屋。この転落は見ていて少し嫌だったな。
演技については佐々木役の北村匠の演技は凄く良かったんだけど、それを軽く越えたのが万引きシングルマザー役の木南晴夏。台詞は少ないけどマジで目が死んでて醸し出す雰囲気が凄く良かった。
っていうか役者の目力が今回は印象に残ったな。北村匠と木南晴夏の死んだ目もそうだし、林野役の河合優実の無の目も。でも一緒に死のうって言われた時に目が変わった気がしたんだよな。気のせいかもだけど。
正義感の塊先輩のパワーの源はまぁ想像通り。こいつもこいつで変な奴だったな。
あと、一番の推しの窪田正孝。
やっぱり彼は怖い男がよく似合う。
チャラい奴が凄む時のギャップは良いんだけど、変にチャラくなくていいから真っ当に怖いキャラの方が良かったな。シンプルにヤクザ的なの。
あと彼のパンチの打ち方めっちゃ好き。
最後に余談だけど
この映画の終わり方、三池監督で窪田正孝主演の初恋にめっちゃ似てんなって思いました。
期待度○鑑賞後の満足度✕ クソつまらん。実は社会主義国家な日本と階級社会である日本の暗部をついた社会派サスペンスエンターテイメントを作りたかったのだろうが完全な失敗作。何の取り柄もない映画。
(原作未読)
①ソーシャルワーカーがそこまでするか?と思わせる時点で既に失敗作。そうしないと話として面白くないのだろうが、もう少し話の持っていきようがあっただろうに。
松本清張ならもっとリアルに上手く書いていたと思う。
②佐々木は馬鹿な男だが、私も自分の甘さから騙されたことがあるので余り冷たく突き放せないか、騙される方も悪いというし。
③社会福祉課の同僚の女性職員も最初から挙動不審て正論を話してばかりで却って胡散臭いが途中で言動の裏側にあるものが察せられて(しかも実に陳腐な真相)、クライマックスシーンでのその狂乱ぷりは気色悪いばかり。
ただ、そのキモさが本作では唯一面白い点と言えるかも知れない。
④河合優美は早くもタイプキャストされ出した感じがする。NHK-TVとかではもう少し幅広い役もしているみたいだけど。
⑤窪田正孝の悪役は軽すぎて板についていない。
⑥無理心中する母子の脇エピソードはもっと膨らむのかと期待していたら、ホントに脇エピソードに終わってしまってつまらん。
ラストの方でよく似た母子(幸せそうな感じ)が映るので、もし同じ母子だったら”助かったんだ“ということだけれども、それで「良かったなぁ」とか「救われた」なんて少しも思えないのも本作の中身のなさの成すところ。
⑦竹原ピストルの部屋の方はまあまあだったけれど、河合優美の部屋の方はいかにも作った貧しさという感じ。貧しさと惨めさとが伝わってこない(その点、『あんのこと』の実家の部屋の方はリアリティーがあった)。
子役頑張りました
娘役の女の子
終盤の雨の撮影とか頑張ったと思います。
悪い役の窪田さんが腕力が凄すぎて、見ていて気持ちが絶望的になってしまう。
見なきゃ良かったて思った。
そのぐらい今の日本は目をつむりたくなる状況なんだろう。
全225件中、121~140件目を表示
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