悪い夏のレビュー・感想・評価
全334件中、1~20件目を表示
正しく生きていても闇堕ちさせられる怖さ
本当にクズとワルしか出てこなくて、いっそ清々しかったです。見る前は胸糞系かなと身構えていたけど、そこまでじゃなかった。むしろ最後の展開には笑ってしまった。
河合美優ちゃんも北村匠海くんも良かったけど、MVPは窪田くんでした!ああいうニコニコしていつ何をするかわからないワルが1番怖いんだ。改めて本当になんでもできる役者さんなんだなーと感動しました。オドオドビクビクしている真逆の役をやったら、めちゃくちゃ弱そうなのに、今回は真逆。プライベートでボクシングをやっているからか、殴り方も無駄に綺麗でめちゃくちゃ強そう。本当にすごかった。
監督は存じ上げなかったので調べたら、ピンク映画からVシネ作品撮られてた方なんですね。だからあのむわっとする夏の不快な熱気とか、怠惰的な雰囲気とかの画が上手いのかーのすごく納得。
見た日は雨も降っていてすごく寒かったのに、映画が始まった瞬間一気に不快な夏になった。
あと個人的には、木南さんもすごく良かった!闇堕ち後の北村匠海くんの時も思ったけれど、闇堕ちメイクがすごい!!表情+メイクでまるで別人だった。光を失った絶望を感じている人の目って、本当に真っ暗なんだな。
内容的に万人には勧められないけど、終わり方はある意味理想的な形で終わったので後味は良かったです。おもしろかった!
堕ちて迎える修羅場を堪能した
人間とは悪趣味な生き物で、映画の中で人が堕ちていくのを見るのは無性に楽しい。ただしその見せ方が巧くないと悪い後味が残るだけで、つまり堕ちて、悪くて、なおかつ社会問題への目線とエンタメ性を兼ね備えた本作は、破天荒なようで実は相当なまでに緻密な匙加減が効いているのだろう。その要となるのは真面目な青年だ。まさか自分が道を踏み外すなんて想像もしてなかったはず。だがそんな人間こそ悪の大好物。絡めとられた関係性が抜け出せない社会構造を生み、はたまたそこで顔を合わせるキャストの誰もが、一線を踏み越えることで個々の多面的な魅力を余すところなく発揮していく。とりわけ全てが思いっきりぶちまけられる後半の修羅場は、まさに罵詈雑言と感情のオーケストラだ。その反復といい、タイミングの妙といい、浄化作用といい、爆笑と高揚が同時に押し寄せる面白さがある。人は悪い。でもその全てを正直に吐き出した映画はとても面白く、尊い。
結局みんな悪い人だなと思う
堕ちると這い上がれない
河合優実さんはこういう不幸な女が似合うなあ。
御本人はとても知的な雰囲気の方なのに、こういう役のときには、本当に頭が弱くて(言い方スミマセン)考えられない人間にしか見えなくて。
それが故に堕ちていく哀れな人間たち。
善良な筈の人間も堕ちてしまえばなかなか這い上がれない。怖い。
でもラストは、すこし救いがあってすこしだけ救われた。
よくあるサスペンスだが?
配信(dmmtv)で視聴。
よくあるサスペンスの設定だが、あのあんぱんを演じた北村匠海は見事な演技だったし、助演の河合優実はさすがだった。あんのことを似た役を演じたのか本領発揮か。しかし、設定はいくらサスペンスだとしても
観ていて緊張感のなさ、物足りなさを感じたのも事実。
市役所の職員が生活保護の受給者と真剣に交際することに何か問題がある...
見極め正しく
初め佐々木が愛美の家に入り浸るのがわからない。
ケースワーカーの担当でないのに。
高野はクズ過ぎるし、
利用しようとする金本や山田らもクズだが、
佐々木が足繁く通うのがダメだ。
高野に辞職を促しながら自分は何やってんだ⁉️
佐々木の心中は如何許りか、と思えば
真剣だ、と宮本に言う佐々木。
しかし、高野と同じことしたのを映されていて
金本らに脅される。
そして不正受給の片棒担ぎ。
いつのまにか佐々木はヒモじゃないけどヒモ状態。
古川親子、
仕事探しもなかなか大変、
スマホがいるのに無い者は?
古川母、どうにか仕事見つけられなかったのかな。
佐々木、手を差し伸べるべき相手をまちがえたな。
警察が来てビビる佐々木だが、
古川親子の心中事件を知らされる。
この件に似た事件が以前にあった。
見極めが難しいだろうが、
担当者は必要な人が受給できるようにしてほしい。
ますます自暴自棄になる佐々木。
愛美のアパートにみんな揃って乱闘。
生活保護費の不正受給について週刊誌で
取り上げられた。
実際はどうなんだろう❓
佐々木は退職して別の仕事をしている。
ただいま、と帰った部屋には愛美❓
最悪の夏が始まった・・・
見るからに暑い。不快な夏の描写から始まる。
如何にも不正に生保を受給している山田(竹原ピストル)を担当している佐々木(北村匠海)。気の弱い真面目な性格から、不正と疑いながらも給付金を止めることができずにいた。
そんな時に同僚の宮田(伊藤万理華)から、先輩の高野(毎熊克哉)が生活保護受給者の女性、林野(河合優実)に肉体的関係を強要しているらしいと相談を受ける。
生活保護の不正請求については、闇金を扱った漫画なんかでよく見かける。実際にあり得そうな話で、市役所の職員も苦労してるだろうなって勝手に思ってしまう。
無論、そんな不正行為はしていないにしても、世の中色んな人がいるから、職員に対して抑圧的に話す人もいるんだろうな。逆に、職員にも抑圧的な人がいるかもしれない。
そんな事も考えながらこの作品に魅入ってしまった。
何かこう・・・エネルギッシュと言おうか、打ちのめされる感じがする。出演している役者さん達がホンっと素晴らしい。
【ネタバレかも】
生活保護を受給しながら、風俗で遊びまくる山田の卑屈ないやらしさ。最後も逃げたままで終わる竹原ピストルさん、ピッタリでした。
追い詰められていく北村匠海さんも見応えありましたね。
高野を調査している中で知り合った林野親子。最初は娘のことを気にかけて接していたのだが、親の愛美との愛が育まれていく。(親を演じた河合優実さんも素晴らしい。「不適切にもほどがある」の頃から注目してるけど、本作も体当たり演技で魅せてくれました)
ところが、この2人の純愛を悪事に利用しようとする輩が現れる。「ラジエーションハウス」ではオドオドした善人のレントゲン技師を演じた窪田正孝さんが、本作ではどうしようもない暴力的なワルを見せ付けてくれます。ホンっと恐ろしい。
子供を使って愛美を脅し、佐々木を罠に掛け、弱みを握って生保の不正受給の手伝いをさせる。
自分の中では陽気なイメージのある木南晴夏さん、このお母さんも切なかったですね。
万引き常習者になったことから職も失い、生活保護を受けようと市役所を訪ねて、佐々木から話を聞くことになる。
ここで、精神的にも追い詰められていた佐々木から罵倒されてしまう。
これが本作品で言いたかった事なんだろうか?ものすごい熱量だった。正しい事なんだろうが、言い方によって暴力にもなりうるんじゃないだろうか。
この母子が自殺未遂したことによって、佐々木も壊れてしまう。まぁ、ここはちょっとやり過ぎ感があったかな。愛美と死のうと思っていたところへ、全員集合して修羅場になってしまう。高野を追求しようとした宮田も、実は愛人だったことが判明して、ホンっとシッチャカメッチャカ。
結局、この事件のおかげで全てが明るみに出て丸く収まったって感じかな。
ラストはみんな厚着になって、普通の冬が迎えられたようだった。
佐々木の「ただいま」の声に救われた気がした。
何を見せられているんだ
最終的に主要キャストが入り乱れて乱闘するというどうしようもない結末になるのですが、まさに「何これ?」感が凄かったです。総じて誰も救われねえなってのが一番の印象。
良かったとこは
・佐々木がシングルマザーの佳澄の申請に応対している最中にどんどんボルテージが上がって、とうとうブチギレて鼻血ダラーってする場面(多分ほとんど妄想だろうけど)。
その時の佐々木の表情は絶望感でしかないんだけど、それとは別に何か決意めいたものも垣間見えた。これ演技なのかこちら側がそんな風に見えちゃっただけなのかわからないけど、とりあえずすげえ。
あとはラストシーン!佐々木が「ただいまっ」と家に帰るところ!これって彼は1人ではなく一緒に暮らしている人がいるってことでしょ。生活支援のケースワーカーを首になり全てを失って底辺まで落ちてしまったと思っていたけど、良かったなと。希望と未来が見えた良いラストでした◎
終盤の修羅場はなかなか見もの
生活保護受給権と職員が複雑に絡み合う話。
真面目な青年がどんどん堕ちていく様を
北村さんがよく演じてました。
ポスターにもなってるけど
目の死んで具合が最高。
終盤につれてどんどん登場人物が交わり始めて
ラストとんでもない修羅場を迎えるのですが
一周回ってもはやお祭り状態。
なかなか見応えありました。
感情移入できるような話ではなかったですが
何気ない日常への感謝と仕事への意欲が
湧いてくる作品でもあったのでよかったです。
タイトルなし(ネタバレ)
飲み物飲むのも目がほんの少し白目で死んでて
木南が生活支援課に相談に来て佐々木が対応して佐々木「本気な人は10社とか応募してますよ!援助親戚に頼んだんでしょうね? こんなに苦しんでるのに誰も助けてくれない。僕はどうしたら良かったんですか!」
と受給相談者に誰にも言えない本当の気持ちや鬱憤をぶつけてしまってその後木南と息子は無理心中未遂をし、刑事が事情を聞いて佐々木に言われたと話していたので確認したら、
佐々木「それは僕です」と涙を流していた死んでいるのに泣くんだ心は生きてるんだ
ラスト30分前ごろ林野の家で包丁の騒動で金本が佐々木を殴るシーンで見るのをやめた
番組のVTR出演で河合優実さんと北村匠海さんがもう泥だらけの撮影はやりたくないと言っていたシーンを見ずにやめてしまった
最後まで見れないのに見ると後悔するのに興奮して感想がたくさん出てくる映画
殴る金本が、殴る時に変な声がでるところ嫌で恐ろしいこんな役者初めて窪田正孝さん素晴らしい
みんな素晴らしい👍
反社に脅迫されたらすぐに警察に相談して!
面白い訳ではないけれど
生活保護ビジネスの実態!?
ある夏のハニー・トラップをじっくり描いています。エッチなシーンがありました。
生真面目な佐々木(北村匠海)とシングルマザーの愛美(河合優実)のカップルが、(前後しますが『チェンソーマン レゼ篇』のようで)目が離せません。
金本(窪田正孝)は悪くて強敵でした。
宮田(伊藤万理華)は真っ直ぐでした。途中まで清廉潔白キャラだと思っていましたが…驚きました。
年金暮らしの人から聞いた話ですが、昔(昭和時代)は、「老後は国民年金だけで遊んで暮らせる」と思っていたそうです。経済成長と物価上昇に関係なく、受けとる金額がほぼ当時のままのため、今となっては「死ぬまで働かないと暮らせない」そうです。
近年、SDGSやWHO等のグローバリズムによって格差社会を推し進めてきました。少子高齢化も政策でコントロール可能です。本氣で取り組んで自国民を増やすことに成功している実例もあります。時代の流れというものは偶発的なものでなく、計画通り、予定調和なのです。
かなり脱線しました。まぁ、そういうことも考えさせられました。
どうなるかとハラハラしましたが、自分の蒔いた種を自分で刈り取るような終わりかたでスッキリしました。
エンターテイメントとして楽しめました。
見やすいけどダメ人間大量
どんどん話は進むので見やすいですが
人間が闇堕ちしていく姿が細かく描かれています。
リアルにありそうな話すぎて、うわーーって見てました。
河合さんも、北村さんも目がしんでいてよかったです。
演技上手い方が多いので見やすい作品でした。
どんどん豪華な主役級の俳優さんが出てくるので
前置き知らずに見たわたくしとしては驚きがいっぱいでした!
タイトルなし(ネタバレ)
ケースワーカーの仕事も本当に大変だなって
思いました。生活保護を受給してる方は、
理由があるのは重々承知ですが、
やはりちゃんとした人間は少ないと思います。
そこに深おりした、主人公は
すぐいい人だったのに
危機察知能力にかけてて、
純粋すぎるのもよくなかったのかな?
ラストが残念でした🧐
もっとヒットしても良い映画
生活保護をネタにした人間模様。主演の北村匠海が純朴なケースワーカーで登場し、生保受給シンママ役の河合優実と危ない関係になっていく。
役者が全員上手い、絵作りも映画らしくて良い、二人の男女関係とか貧困ビジネスとか、ほぼ予想できる展開なんだけど北村匠海と河合優実見てるだけで十分楽しめたな。貧困ビジネスに引き込むための罠なのか本気なのかの微妙なところを河合優実が上手く演って、北村匠海も最後の方のキレた後の雰囲気の激変を上手く演ってるなぁ。
でも河合優実は幸薄い難しい女の役が続いてるなぁ。そういう色がついちゃうと残念なので明るい元気な役を見たいものだわ。
平日の朝とはいえ渋谷で観客3人は寂しい。もっと入って良い映画だと思うなぁ。
木南晴夏親子はどうなりましたか?
浅はかで頭が悪い
他人を陥れることに躊躇がなく
常識や倫理観が通用しない
義務教育本当に受けたのか定かじゃないレベルの人たち
真面目でケースワーカーという職務を
大切にしているのに
公務員という立場で
生活保護受給者(ましてや担当でもない)と
プライベートで交流し、物品援助を行う主人公
あまりに異次元的な衝動性の高い感情主義な世界で
理解もできないし、野蛮すぎて気分悪くなり
あまりのしんどさに一時停止した時点で40:00/1:10:00
残り30分なら倍速でなんとか観るか…からの
違う右は残り時間じゃんうわまだ55分もある…
で一旦離脱
後に2倍速で最後まで鑑賞
生活保護の受給承認は1人だけの審査では
通過させられない仕組みとされているはずなのに等
現実的に見せながらも
現実的ではないストーリー展開で、
制作側に都合の良い見せ方で
社会問題が提起されていることに疑問を抱いた
窪田正孝の輩は本物すぎた
目つき、話し方、声色、仕草、体型、思考、
絶対に関わっちゃいけないタイプの人感がすごい
水川あさみと結婚してから
前にも増してガッリガリになったと思ってたから、
意外と二の腕に筋肉あって驚いた
すごいね
全334件中、1~20件目を表示











