劇場公開日 2024年10月18日

「昭和っぽさそのままで戸惑うが楽しかった」ボルテスV レガシー kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0昭和っぽさそのままで戸惑うが楽しかった

2024年11月1日
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鑑賞方法:映画館

コンバトラーVとかボルテスVはリアルタイムで観ていた世代。ただ、そんなに見直していなかったから内容的にほとんど覚えていなかった。冒頭で宇宙人が地球に攻めてくるんだっけと思い出した程度。だから脚本に少し戸笑ってしまった。昭和のロボットアニメだし仕方ないけど、数々の強引な展開が用意されていた。
宇宙人が攻めてくることを予想し設計されたボルテスV。その乗組員を務める5人の子どもたちがボルテスVに乗り込むのは攻められてきたその時が初めてという展開は、昭和のロボットアニメっぽさ全開の始まり方だ。他にもボルテスVに味方基地を攻撃させて訓練するとか、母の行きすぎた行動とか、こんなんだっけ?と戸惑うものばかり。
でも、ボルテスVが合体するシーンは、そうそう!こんなんだった!とさすがにテンションが上がる。敵との戦闘シーンもなかなかにカッコいい。やはり昔のロボットアニメ。ロボット同士の殴り合いがメインという戦い方だ。武器もこんなんだったなーと懐かしむ。超電磁ゴマってネーミングも今となると笑える。最後の天空剣の出し方やキメポーズもカッコよかった。こういう戦闘と合体のシーンだけで十分満足できる。当時はおもちゃ業界の意向でアニメの設定や話の展開の影響を受けていたという話を大人になって聞くと、それはそれで意味があったのかもなと感慨深くなる。
観終わった後、気になったからオリジナルアニメを2話分観てみたら、その2話がちょうど本作に相当する箇所だった。そして、かなり忠実に作られていたこともわかった。あの強引な展開はオリジナルに沿ったものだったのかと。愛を感じるなー。まだまだ続く話(TVドラマはちゃんと作られているのだろうか)のようなので、続編も楽しみに待っていたい。
ちなみに映画とは関係ないが、オリジナルアニメのキャラクターデザインを「超人ロック」の聖悠紀が担当していたことにも驚いた。

kenshuchu
モルチールさんのコメント
2024年11月9日

共感&フォローありがとうございます。
味方基地の実弾訓練はいきなりすぎて、TVアニメの狂気じみた展開と、そのTVアニメも基地の上に的を展開して訓練という感じを出していたのに比べると戸惑う展開が多かったです。

合体シーンやロボットの格闘シーンは本当に熱かったですね。

モルチール