「亡き作曲家のためのパヴァーヌ」ボレロ 永遠の旋律 梨剥く侍さんの映画レビュー(感想・評価)
亡き作曲家のためのパヴァーヌ
この映画を見る限りラヴェルがあまりドラマチックな生涯を送った人とは思えず、そうなると当然のことながら映画もあまり感動的なドラマにはならない。ローマ大賞に落ちた話やアメリカ演奏旅行、バレエ音楽の作曲依頼などが断片的に配置されるので(しかもあまり説明がない)、物語や時間の流れがわかりづらい。
私にとって「ボレロ」と言えば、モーリス・ベジャールであり、シルヴィ・ギエムであり、上野水香なので、(フィギュアスケート番組のテーマでもある)、ニジンスカの振付による初演のステージは違和感があった。
主演のラファエル・ペルソナは時々マユリカの阪本みたいな表情を浮かべる。
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