劇場公開日 2024年8月9日

「美しい情景、壮厳な音楽」ボレロ 永遠の旋律 Sueさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5美しい情景、壮厳な音楽

2024年8月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

ラヴェルの絹糸のような感性が痛い…😢

フランス文化華やぐ20世紀初頭、印象派美術、ジャポニスム、アール・ヌーヴォー、映像の隅々に漂う時代の風情。ラヴェルを取り巻く女性達は、自由でエレガントなココ・シャネルのドレスを纏う。セーヌ川がまだ美しかりき頃のパリのたおやかな空気感。時間を忘れて浸りました。
ラストシーンのボレロと指揮演奏、力強いダンスは、まさにカタルシス。

ただ、ミシアをもっと美しく、ラヴェルに相応しい繊細なイメージの女優さんに、ロシアンバレリーナ、イダを、もう少し若く靭やかな身体を持つ女優さんに演じて欲しかった。
キャスティングに些か難有りかと… 残念。

Sue