「全般には」ボレロ 永遠の旋律 ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
全般には
あまりにも有名なラヴェルの『ボレロ』誕生の内幕…といいながら、かなーり変わった愛情と性癖のラヴェルの人生を描く。
ストーリーとしては、冒頭からほぼ20年空けて、時々過去に戻りながら描くんだけど、その戻り方の意図が分からなかった…そこ?どう関わってんの…?ってなった。
撮影・音響・音楽、演技は素晴らしかった。特に音響は、鳥の声や人々のざわめきなど、我々に聞こえているのとはまた違った響きを表現していて新鮮だった。
残念だったのは最後の『ボレロ』演奏シーン。演奏も指揮も良かったんだろうと思うけど、踊り(バレエ?)のコンテンポラリーっぽいの(それともモーリス・ベジャールのってこんなんだっけ?)を唐突に入れてくるし、それをスローにしたりテンポ変えてきてたこと。あんなに本人が「テンポが大事」って言ってたのに…
とはいえ全般には素晴らしい映画だったと思いますよ。『愛と哀しみのボレロ』にはさすがに及ばないけど…
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