「時代は幕末だが現代に通ずるもの有り。」十一人の賊軍 マツキヨさんの映画レビュー(感想・評価)
時代は幕末だが現代に通ずるもの有り。
冒頭、新発田藩の武士に妻をてごめにされる農民の復讐劇よりスタートし、幕末の官軍の東北侵攻とそれに抗う長岡藩と同盟藩と新発田藩の罪人より構成された賊軍が官軍侵攻進路の峡谷にある砦の守備陣として配属される。この3者の争いを軸にストーリーが展開される。
必要以上に爆破、チャンバラシーンは多いがラストに向かうにつれ領主にとって領地・領民に対する安全保障はどういうものか、大切なものは何かについて考えさせられる。この辺りはロシア・ウクライナの争い、イスラエル・ガザ地区の争いにも通ずることもあり。
新発田藩の家老より若い領主が結局は大局観がしっかりしていたということも落とし所になっているのであろう。
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