「中野太賀が頑張ってた!2026年大河ドラマ主演だけに〜」十一人の賊軍 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)
中野太賀が頑張ってた!2026年大河ドラマ主演だけに〜
時は幕末!
徳川幕府に従う複数の藩に囲まれた東北の小さな藩では
周囲の藩との同盟を裏切り、
実は新政府軍に着きたいと密かに考えており
なんとか周辺の藩に悟られずに新政府軍に与する方法を
模索する中で、処刑が確定している罪人達に
無罪放免と引き換えにある任務を与えるところから始まる。
限られた空間で少数の人数で、多数の敵と戦うと言えば
「七人の侍」の系譜の映画で、
ちょっと前には「十三人の刺客」と言う、
これまた私の好きな傑作と同じような
シチュエーションの映画でした。
中野太賀が頑張ってた!2026年大河ドラマ主演だけに〜
それと今回紅一点として鞘師里保(サヤシ リホ)が
時代劇にありがちなか弱い女性ではなく
積極的に何かを守ったり、やり遂げようとする
現代的な女性を魅力的に演じていて
ああ、日本の俳優さん、本当にそうが厚いな〜〜と
実感した作品でした。
ダイナミックなシーンも多いですが
音響の凄さは映画館でしか味わえないので
是非是非、劇場で!!!!
で、月に8回くらい映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
白石和彌監督の映画らしく、
血飛沫は普通、指はまるでフランクフルトの様に転がり
腕は蓮根の様な断面を残し、
生首はゴロゴロ転がり、なんなら時にスイカ割り状態!!
ゴア描写がかなり激しいので苦手な方は要注意です。
山田孝之とダブル主演の仲野太賀さんは殺陣も頑張ってました。
基本、罪人達なので、本気の殺陣が要求されるのは
仲野太賀さんと罪人の中にいた剣豪役の山本力さん。
山本さんの殺陣のシーンはここ最近
時代劇鑑賞が続いている中でもキレッキレ!!
藩と領民を守るため他藩を欺き大事な家族まで失う家老の
板挟み的苦悩を演じる阿部サダヲ。
こういう役が本当に上手いわ。
ただ、全部見終わった後、よく似たような作品として
「十三人の刺客」を思い出して
「ああ、『十三人の刺客』面白かったな〜〜」
そんな帰り道〜〜でした。