「捨て駒にされた罪人」十一人の賊軍 アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)
捨て駒にされた罪人
山田孝之、中野大賀、阿部サダヲ、岡山天音、白石和彌監督とくれば観ないと!
処刑予定の罪人をどうせ死ぬなら捨て駒にと戦いに駆り出された10人の罪人。生き残れば無罪放免との言葉を信じていたが、政はそんなことより早く女房の元に帰ろうとなんとか逃げ出そうとする。今まで武器を手にたたかったことのない庶民、無理に正義漢ぶってないところが自然である。ちょっとアホなノロは同行した武士たちに馬鹿にされながらも爆弾なんか作って大活躍。なんか妙に刀が様になる爺さんすごいぞ!何者?と思ったら長州藩の武士だったらしい。カッコいいのである。ドラマ版「ゴールデンカムイ」の土方歳三のセリフ、この時代おいぼれを見たら生き残りと思え!を思い出す。
最後に生き残った罪人を口封じに来た溝口内匠率いる新発田藩に、刀を縛り付けて、俺は十一人めの賊軍だ〜と叫びながら1人斬り込んで行く兵士郎の潔さ、なんともカッコいいのである。それに引き換え、とっさに銃を向けた溝口、ずーと卑怯者である。
想像以上に爆弾炸裂で、寝不足だったが眠くなることなく長さも感じず楽しめた。お
コメントする