「長い割にご都合すぎるが、悪くない」十一人の賊軍 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)
長い割にご都合すぎるが、悪くない
良いところ
ジジイが強い
?なところ
敵味方両方が妙にしぶとかったりあっさり死んだりと都合で処理されてる感
たまたま聞いた裏事情で話を作るのはなー
映画に限らず映像作品というのはそこに存在する全てに意図がある、たまたまそこに映ったものでもそれを残すかどうかは監督の責任の上。つまりところ偶然というシチュエーションは存在せず、必ずそこにはそれに至る必然が存在している。
んで、たまたま汗を流すか洗い物か知らんが初めて出てきた水場でたまたまそこにいた女中に肝心要の裏事情をたまたま足を引っ掛けて転んだ拍子にイカサマがバレた賭博師と刃状沙汰になった武士を連れてきてバラすとか。
聾唖の設定もノロの生い立ちも要らん要素が多すぎる。長い。その分はジイ様か辻斬りに割いてやれや。なんかこう詰め込み過ぎて誰が何やら分からん内に退場してゆくのがもったいない。
コレラは血液感染はしないとは言え、あの状況ならほぼ確実に感染してんだろうな。とは言え序盤の伏線からきちんと匂わせつつバレる流れは冒頭に書いた作為的かつご都合展開の対極にあって良いと思った。脚本家が上手いのか下手なのかよく分からんな。
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