「十一番目の、、、」十一人の賊軍 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
十一番目の、、、
懐かしの東映集団時代劇。里見運動会といわれた十三人の刺客や大殺陣、もちろん公開時でなくリバイバルや名画座で観た作品だけど、黒澤作品とはまた違った意味で面白かった。その新作、それも笠原和雄が残したプロットを。
そして監督が白石和彌。もう期待しかない。
十一人の賊軍。メインがすでに十一人なのに登場人物が多すぎる。砦に十一人以上いるし、侍多いし、官軍も同じような顔の人いっぱい出てくるし。
メインの罪人たちのバックグラウンドが描かれてないから、ひとりまたひとりって亡くなっていっても同情できないし悲しくもない。(七人の侍の千秋実、宮口精二、三船敏郎の時なんて泣けたのに)
戦闘シーンや斬り合いの場面は迫力があった(DOLBY ATOMSで観てよかった)けど、知恵がないというか工夫がない。
そりゃ殺られるやろっていう殺られかた。
あれで助かるかっていう助かりかた。
それでは殺れやんやろっていう殺りかた。
あげくは敵の陣地の真上真後ろに油の井戸、ドラえもんのポケットかよ。(せっかく爆発させたのに中途半端)
前半の霧(煙)の中、そしてクライマックスの燃え盛る炎の中での斬り合い、絵面はいいけど、あまり意味がない。
敵にも味方にも不利。
吊り橋って真ん中で爆破しないと落ちないの?
あ、やっぱり端っこ切ったら落とせるのか。
終わったのに終わらない、ダラダラと続く日本映画の悪いとこ。エンディングに予告で流れてたイメージソングがかからなくてよかった。
豪華なのかしょぼいのかわかんないキャスト。
合っているのかいないのかわかんない音楽。
(「七人の侍」や「十三人の刺客」工藤栄一監督の方、はつくづくよく出来てたんだなぁと思いました)
あ〜おもしろかった〜。
「俺は、十一人目の、、、」からの仲野太賀のカッコいいこと。仲野太賀主演で集団時代劇アクション、仲野運動会シリーズ化してほしい。
大吉さん、コメントありがとうございます😊
キャラも面白いし、役者さんたちも魅力的なんだから、もうちょっとキャラ同士の繋がりを観たいですよね‼️絆を深める描写というか‼️その点で「七人の侍」はお手本ですよね‼️黒澤明監督は言ってます「人間を描く手をゆるめずに、壮大な活劇を組みたい」‼️
おはようございます。
大吉さんのレビューにプププ。
太賀君!かっこ良かったですね!
仲野パパの溺愛っぷりは有名ですが、パパも本作ご覧になって、きっと大号泣じゃないでしょうかね?w
最近時代劇の面白さに目覚めました。時代劇も応援し隊!で忙しくなりそうですw
罪人達のひとりひとりのバックグラウンド、個性を描く方に時間を割いたら良かったのに、と思いました。11人は多すぎたのかもですが。
もしかして、影の主役の家老から見たら、ただの罪人で一括りだから? とか思ってしまいました。
コメントありがとうございます
レビューされてる『終わったのに終わらない』まさにコレ☝️
見ていられるけどダラダラしてて勿体ない
個人的には尺があるなら仲野太賀と罪人たちに絆みたいなのが出来てくる過程を強めに欲しかった
で最後の『11人目の〜』で泣ける(ベタベタだけど)