「キャラが立っていて長さ感じず」十一人の賊軍 ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
キャラが立っていて長さ感じず
血しぶき舞い、首やら腕やら指やらが飛び交うのに、変だけど爽快感がある。
そもそもがほとんど侍じゃないのでイデオロギーなんか持ち合わせず、何だか自分の都合が良い匂いを嗅ぎつけてはあっちへフラフラこっちへフラフラするのがいですね。
まあ、なんだかんだあって、結局のところ一致団結へと向かうのはだれかれ関係なく「国(故郷)にいるおとう・おかあを危ない目に遭わせていいのか!」でした「最後に愛は勝つ~♪」かな。
全体的にストーリー展開がテンポよく、それを助けたのは賊軍(罪人)たちが銘々キャラ立ちしていたことだと思います。
拝啓とか詳しく描写されなくても、区別化されていたので見やすかったですね。
そして中野太賀さん!演者の中でも飛び抜けた存在感でした。阿部サダヲさんの奥が読めない無表情との対極にある「動」の演技が素晴らしかった。
暗い映像が多くて誰の顔なのか分かりにくかった以外は文句のつけようがありませんでした。
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