「Gun(銃)、Sword(刀)、Cannon(大砲)、Explosion(爆破) 揃い踏み」十一人の賊軍 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
Gun(銃)、Sword(刀)、Cannon(大砲)、Explosion(爆破) 揃い踏み
鷲尾兵士郎が、握力のなくなった右手に帯で刀を縛りつける。相手を睨みつけながら、一巻き一巻きに念を込める決死の表情には、自然と涙が溢れてしまう。
仲野太賀は、ほんと、いい役者になった。
Gun(銃)もSword(刀)もCannon(大砲)もExplosion(爆破)も全部揃ってる。見たかったねこういう時代劇。そして、見せ場はもちろん殺陣。
辻斬が本領発揮するのは予想できたが、爺っつぁん侍が期待をいい意味で裏切る。
見た目はそうそうに退場するなりなのに、すごい剣術の腕に目を見張る。そして、出身地を明かす決め台詞を吐いて、修羅の槍さばき。
演者すべてが良かったんだけど、阿部サダヲの徹底したヴィランぶりが物語の陰の部分を色濃くする。小藩を戦火から逃れるために心を鬼にして悪役に徹したというのはわかるが、この家老への怒りがたまる。
鞘師里保もいい。日本髪に切れ長の目がよく似合う。長年、時代劇を演じているとしか思えない雰囲気で力みなく演じている。鞘師の忍者姿もみてみたい。
間違いなく来てるね、時代劇。その象徴となる一作でございます。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
仲野太賀は、ほんと、いい役者になった。
くぅ〜〜!しみじみと思います!
(ゆとりモンスター山岸にはぶっ飛んだものですがw )
仲野パパから溺愛されているのは有名ですが、パパも本作観て大号泣なんじゃないでしょうかね?w
時代劇はあまり観て来なかったのですが、最近ハマってきています。実は若いじゃないか!の本山力さん。爺っつぁんが流石でしたね!