「カタルシス、プリーズ!」十一人の賊軍 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
カタルシス、プリーズ!
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お客さん、少ないです。ガラガラです。
マジで、すっからかん。
でもでもでも。
それも、しゃーないか!
って言うw
建て付けの昭和感が半端ないんですよ、悪い意味で。CIAにハシゴ外されただけじゃなく、最後はNATO空軍機の空爆で殲滅される特殊部隊、的な。
ラストの駆け足も、切り替え早すぎて笑うしかないし。
城下を戦場にせずに済んだから良しとする?
イヤイヤイヤ。
このお話の流れからは、守りたかったのは城と主君なのであって。城下町の民じゃないにゃん!
って事で。
デニーロ主演のミッションのラストショットは、スペイン軍に滅ぼされた村から皆殺しの殺戮を逃れ、カヌーで上流に漕ぎ出す子供達の姿でした。カタルシスが望めないなら、そっち系の方がw
ちょっと撮り散らかし感のあるシナリオと言い、ふた昔以上前のカタルシス無きストレスMAXの締め方と言い、エンタメとしても、社会的示唆をテーマにした作品としても、中途半端で入り込めませんでした。
唯一の燃え場面は、長州藩の剣術師範が名乗りを上げる、ってところでした。
退屈だった。
割と。
なお、仲野太賀さんの熱演は、光ってました。ものすごく!
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