「史実の徒花にはなるまいと」十一人の賊軍 うっかさんの映画レビュー(感想・評価)
史実の徒花にはなるまいと
荒波が岩に打ちつける昔の東映オープニングから始まるので、む、そういう感じなのか。
観たあと、やたら骨子がしっかりしてるなと思って、調べてみると史実。しかも笠原和夫の幻のプロットを拾い起こした、とのこと。道理で納得
殺陣はもちろん砦防衛戦の妙が凄い。張った伏線回収も無理がないし、爆発、雨もあるので迫力もある。
あと何よりキャストのフックアップがスゴい。メインはもうみんな知ってるから言及しませんが、鞘師里保さん、このひと元モーニング娘だったの?せいじ、ナダルもハマってたし、本山力さん、殺陣師なのかな。二枚目、辻斬り、おろしやもスゴくよかった。阿部サダヲは酷い家老だけど、裏を返せば名家老として名を残す、というリアリストな面とかもいいし、これは傑作でした
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