「男が人生をかけて残した想い。」ホウセンカ かもしださんの映画レビュー(感想・評価)
男が人生をかけて残した想い。
ヤクザを主人公にしている作品でありながらも1人の男の人生を描いており、同じような経験をしている者としてはかなり身につまされる内容の作品となりました。
特に、仕事が波に乗り、金回りが良くなって家庭を顧みなくなる時期を経験している主人公が自分にとって本当は「何が大切」だったのかに気付くシーンには魂が鷲掴みされました。
過去のシーンが走馬灯のように紡がれていき目の前の小さな宝物を抱きしめて涙する男の姿にこちらも涙腺が決壊してしまいました。
様々な伏線が最後に集約されていき物語はゆっくり幕を閉じます。
男が人生の全てをかけて残した想いの詰まったラストを是非とも味わってください。
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