「フラワーロック」ホウセンカ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
フラワーロック
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強殺で無期懲役の男が、死期の迫る獄中でホウセンカの花と過去を話し振り返る話。
独房でうなされる男が、枕もとに置かれていた空き缶に植わったホウセンカにろくでもない人生だったなと話しかけられ、30年前の出会いからのことを振り返りみせていく。
飲み屋で知り合った女と引っ越して来た家に一緒に暮らしてはいるけれど、子どもとも血縁は無いし夫婦でも恋人でもなく同居人。
そんな下っ端ヤクザの幸せと、彼が慕う兄貴分が、組事務所の金庫を襲うことになって行く物語をみせて行くストーリーで、ちょっとテンポがまどろっこしく感じるところもあったけれど、色々な方向に哀しい人情物語がとても良い。
終盤のホウセンカ掘り起こしてヒントがなんちゃらとかちょっとムリが…というか結局ヒントなくね?というストーリーの繋がりの希薄さと、阿久津はそれで良いけど、那奈はそれで良いのか?という終わり方でちょっとモヤっとしたけれど、なかなか面白かった。
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