「バイク乗りでも、異端児でもないけれど。」ザ・バイクライダーズ 吠えない狼さんの映画レビュー(感想・評価)
バイク乗りでも、異端児でもないけれど。
なりたいとも思わないけど、それでもクールでどこまでも自由でそしてどこか厭世的なオースティン・バトラー演じるバイク乗りには憧れますね。掴みどころの無い飄々とした一匹狼、画面に佇むだけで絵になります。
どれだけ想いを賭けようが、情熱を注ごうが、流れる時代の波の前ではなるようにしかならない。始めから分かっていたかの如く、そんな儚い瞬間瞬間をバイクで走り抜けていく。ビジュアルと雰囲気から何かを感じ取れれば、それでいいと思えた映画でした。
トム・ハーディは狂気を孕みそれでいて脆く崩れそうな男を体現してました。地で行ってる気もしましたが、流石です。
コメントする