ひゃくえむ。のレビュー・感想・評価
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アニメの映像表現の可能性。
魚豊さんの『チ。』をアニメで
全話拝見していたので、
予告が出てから必ず行こうと
決めてました。
絶対面白かろう。
そして最高に面白かった、
今年は⭐︎2から⭐︎5まで
アニメ映画が良作そろいで
2025年は幸せです。
暗い、不安なニュースが多い中
日本のアニメ業界が力を発揮している
事が素直に嬉しい。
あの『音楽』という映画の監督さん
が抜擢されていることも、
興味を惹かれたもう一つの理由。
鬼滅の刃、チェンソーマン、チャオと
アニメ表現の素晴らしさを見せつける作品の
中、また別のベクトルで観客の
頭と心を芸術、技術、表現力で殴りつけてくる。
このままでは良い意味でバカになってしまう。
声優は俳優陣も起用。
しかし、個人的には違和感なく入ってきて、
素晴らしい。それぞれ主人公以外の登場人物も
リアルな感情の流れやドラマがあり
多少間延び間があった部分もあるが
中盤近くからそれ以降は目が離せない流れが
続く。
学生時代の雨の中大会の走るシーンの
流れのアニメ表現は本当に素晴らしかったし、
音楽も音楽の使い方も最高で興奮する。
それぞれの登場人物の言葉が
観客側に蓄積されて
最後の勝負であの2人が並んで走っていた
シーンは急に込み上げてきて
今まで読書しているようなじっくりと
人間ドラマを読み上げる時間からの
最後の10秒。
あの10秒がとんでもなかった。
沢山の方に見てほしい、
間違いなく面白い。
極上の2時間を味わえ
現実逃避の扱い方
「現実が何かわかってなきゃ、現実からは逃げられねぇ。現実に対して目を塞いで立ち止まるのと、目を開いて逃げるのは大きな違いだ。」
現実逃避で2強を追い抜いた海棠が一番存在感を感じた。
現実との向き合い方とメンタルケアの参考になった。
100mに狂わされた人たちの物語
生まれてから元々足が速かったトガシと、足は遅いけど走るのが好きだった小宮を中心に、100m走に狂わされた人たちの話。
天性のセンスで勝つのが当たり前な熱意はないトガシ。
現実から逃れるために走りまくる小宮。
子供・高校時代はスポ根漫画のような展開で熱くなった。
ただトガシが挫折した大人時代から、「なぜ自分は100mを走っているのか?」という哲学がメインとなる。
本作、地動説にまつわる漫画「チ。」の作者であるので、人生の意味を問うテーマは変わらず。
あらすじをほとんど知らない状態で観たのもあって、ここからの話がとても好き。
色んな人と出会い対話し、トガシが掴んだ100mを走る意味。ラストはなんだか二人が羨ましくなった。
別の映画ではあるが、2025年公開の「国宝」にも通ずるところがあった。
ひたすらに自問自答し何かを極める人は美しい。
でも正直、一番刺さったのはサングラスに髭面のおっちゃん。あんた生き様カッコ良すぎるよ。
100メートル走のたった10秒に人生を賭けた男たちの物語に胸が熱くなる
試写会にて一足先に鑑賞。「ひゃくえむ。」の面白さは、主人公のトガシと小宮が100メートル走にのめり込んでいく人生のすべてを描いている点です。彼らが成長し、悩み葛藤を抱え、それでも走り続ける姿に胸を打たれます。
最初はただ走ることが好きで走っていたはずなのに、いつの間にか1位を取ることが目的になり、自分より速い人が現れ1位が取れなくなったときに、何のために走っているのかわからなくなる。
夢中になっていたことの目的を見失う経験は多くの人にあるはずです。あの喪失感に深く共感できました。
原作を読んでいない状態で鑑賞しましたが、登場人物全員に個性があって、それぞれのキャラクターが魅力的だったので引き込まれました。
鬼滅超えの迫力と面白さ
100mにかける情熱!速い!そして、深い!
「大抵のことは100mを誰よりも早く走れば解決する」
▼感想
アスミック・エースの招待により試写会に参加しました!
ありがとうございました!
「チ。」でお馴染みの魚豊の漫画を映画化。自分は漫画「チ。」が大好きで、同じ作者繋がりで「ひゃくえむ。」も読んでいたから映画化が気になっていた作品!
トガシと小宮を始めとした様々な選手が登場するが、全員が自分なりの哲学を持って走っているのが面白い!こういうところはやっぱり「チ。」の作者だなと思った!そんな選手たちがお互いに刺激し、変化していくのはこの作品の見所の一つ。登場人物のセリフも深く、特に海堂のセリフは深すぎて一度でかみ砕けなかったからもう一度聞きたい!
この作品の最大の見所はやはり100m走のシーン!100m走のシーンは作中に何本もあるけど、シーンごとにアングルや演出が違っていて毎回見入った。映像だけでなく、音にもこだわりを感じて地面を蹴る音がさらに臨場感を上げた。BGMもノリの良い曲で盛り上げたり、無音になって没入感に包まれたり...100m走のシーンはまさに極上の10秒間だった!
主題歌のOfficial髭男dismの曲「らしさ」もこの作品にすごく合っていて、全力で走り切った後のように気持ちよく余韻に浸れた。トガシ達選手が100mにかける情熱、恐怖、現実、狂気...是非映画館で!
▼お気に入りのシーン
高校の陸上大会で雨の中走るシーン!
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