劇場公開日 2025年9月19日

「己にも他人にも勝ってこそ真の勝者になれる」ひゃくえむ。 bionさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 己にも他人にも勝ってこそ真の勝者になれる

2025年12月27日
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鑑賞方法:映画館

 劇場で見れてよかった。10秒間の心臓バクバクをマックスに感じるには劇場マストでしょ。
 呼吸することも憚られるスタート前の張りつめた静寂。レースが始まれば、勝利への執着が顔面の歪みとして表れる。トップとしてゴールする歓喜のために。

 スラムダンクやルックバックでも感じたことだが、表現の限界なんか打ち破るためにある。オリンピックの100メートル決勝より興奮させることがアニメでできる。
 誇張した表現なのにリアリティを感じてしまうのは、スクリーンに映されたキャラクターに人間臭さを感じるから。現実逃避するために走るなどと、弱さ丸出しの小宮に自分と近いものを感じる。僕だって、映画を見ている間だけでも、嫌な現実を忘れたい。それが一番の目的かもしれない。

 運動会の徒競走で一番を取るために、1か月前から猛特訓したのを思い出す。己にも他人にも勝ってこそ真の勝者になれる。

bion
ゆきさんのコメント
2025年12月27日

bionさん劇場で観れて良かった!!
運動会の〜のくだりが尊過ぎます(*☻-☻*)
素敵過ぎます!
(かばこさんも)
私は根性無しなので、青春時代頑張った記憶。。は、夜遊びクラブ活動位しか思い付きません(°▽°)
あ。でも、踊り騒ぎギャーギャーな方じゃなく、こよなく音楽を愛するストイックな人間が集まったクラブです。
そこで聞く先輩方の話しや、音楽、映画の事など語り合うのが私の青春でした♪
今の私を形成した時間でした。
桃李くん、染谷くん、分からなかったですよね!

ゆき
だいさんのコメント
2025年12月27日

共感ありがとうございます。
自分も映画を見ている間でも、嫌な現実を忘れたい。それが一番の目的です。

だい
かばこさんのコメント
2025年12月27日

共感をありがとうございます。

>運動会の徒競走で一番を取るために、1か月前から猛特訓したのを思い出す。

実は私も、高校時代に3年間、陸上部とは違う運動部に所属しながら校内の20キロの持久走大会に向けて走りこんでいて、この映画の人々のメンタルが良くわかってしまいました。ひたすら、勝ちたかったんです。

かばこ