「走る意味の後付け?」ひゃくえむ。 Whiterockさんの映画レビュー(感想・評価)
走る意味の後付け?
「チ。」の魚豊(鱧はも、じゃなくてウオト)さんのちょっと前の漫画のアニメーション化なんですがスクリーンにかかったのを忘れていました。近所の館では上映してくれていなかったので梅田まで出かけて観てきましたが、面白かったですね。
ロトスコープを用いた作画と感じるところも多かったのですが、アニメだからこそできるシーンがいくつもありました。あと、いくらなんでも小中学生にしては哲学的すぎるだろう、と感じる台詞もありましたが作者が大学の哲学科を中退されているのでそういうところかも(笑)
「だいたいのことは、100mを誰よりも速く走れれば解決する。」
ただ相手に勝ちたい、から商業的な意味合い、走ることの目的、と、徐々に俗世間ぽくなる登場人物達の自問自答なのですが、誰よりも速く走りたい、負けたくない、という本能を社会人となって生きていくための手段に据えるにはそういう思考回路になってしまい辛かった、ということでしょうか。
PS:今日観た映画館のスクリーンは小さかったのですが、日に3回の上映はいつもほぼ満席で中々予約が取れず苦労しました。上映開始からかなり日にちも経っている筈ですが、未だにこんなに観客が入るなら他の街の映画館でも上映していてくれれば良いのに、と思いました。
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