「ウィスキーをありがとう」映画検閲 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
ウィスキーをありがとう
過激なシーンをカットする映画検閲の仕事をする女性が、ある日検閲した映画に行方不明となった妹の面影を残す俳優が出演しており…といった物語。
終始、陰鬱な雰囲気で進んでいき、イーニッドの荒んだ心があちこちに垣間見える演出。
本筋じゃないが、映画に影響された殺人が起きれば責められるって理不尽すぎる!!1つの作品が世に放たれるまでに、こんな作業も行われているんですね。
そんなこんなで、プロデューサー宅に行ったあたりから事が動き出し始め…まぁ正直このオチは見る前から想像はしていたけど。
行方不明の妹が映画の中に…という設定は中々に掴まれるし、理不尽に責められる映画検閲という仕事の大変さを見せながら妹の事件の真相に迫るサスペンス…みたいな展開でも良かったのかな〜なんて思ったり。
とはいえ、映像が乱れる恐怖演出等々はなかなか良かったし、カリコレファイナルの先行上映を見逃し、気になっていたので観れて良かった。
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