ビフォア・サンセットのレビュー・感想・評価
全63件中、41~60件目を表示
最後の彼女の口ぶりが最高
運命的な一夜から9年後の二人。あぁ半年後の約束は果たせなかったのか。なんか寂しい。彼女が来れなかった理由はややチープな感じがして、それだったら何かやりようがあったのではないかと思うが。まぁ何らかの理由が無きゃいけないんだろうからしょうがないか。
前作に引続き、本作でも二人の弾むような会話は健在。ただ、彼には家族があるし、彼女にも彼氏がいることもあり、熱々な関係にはなれずもどかしい。
お互いの存在が、二人の幸せを阻害する要因になっており、そんな二人が結ばれなかった事実が切ない。
標題の通り、彼女の部屋でのジュリー・デルピーのモノマネをしながらの、空港へ遅れると言う口ぶりがとてもチャーミングで良かった。
空気感がいい
よし見るぞって気になってないとなかなかのめり込めないとは思うけど、リアルな空気感に引き込まれます。
ただただ二人の会話が続いていって、大きな進展はない。けど9年ごしの恋というまあまあ規模の大きい話が、短い時間の切り取りで表現されています。
思いを巡らせすぎかもしれないけど、わたしは、人生は一度きりなんだからなんとなく生きてたら年取ったときに後悔するな…とか考えてしまいました。
身近ではない設定だけど、どこかシンクロするものもあって、共感しながら見れました。
9年ぶりの再会で、限られた時間の中で、今まで埋め尽くすようにあんなに話せるっていいな〜〜
今観たらしみるなぁ
ビフォアサンライズから続編があるの知らなくて今観たら…。
すごくいい!二十歳そこそこで観たら何も感じないんだろうけど、結婚してもうすぐ40になるこの時期に観たらすごく気持ちわかる!!
さらなる続編ビフォアミッドナイトってあるらしいじゃないっすか!
絶対観る!
よかった
ずっと会話していて字幕を読んでいると眠くなる。ボートに乗った場面は空気が変わって清々しくてよかった。前作を忘れてしまったため、セックスをしていたのかどうか分からなかった。
オレも妻帯者であるため、妻への不満にはうなづけるものがあった。
ヒロインのジュリー・デルビーの目がすっかり落ちくぼんで怖い顔になっていた。あの目つきで環境問題などで轟々と非難されたら震えあがってしまう。もうちょと太って優しい顔になって欲しい。
まだまだ気になる展開
「ビフォア・サンライズ」を観たときに続きが観たいような観たくないような複雑な心境でしたが、観て損はありませんでした。ただエンディングは唐突ながらはじめからわかっていたような展開で、前作のような駆け引きや恋模様はなかったので残念。
2人の自然な演技が良い!
前作視聴済みです。いやあ、すごいですよね。9年後ふたたび同じ監督、役者でまた一つの作品を作るということ自体が。
そして二人の演技がやっぱりすごい!長回しで、早台詞…本当に自然な演技です。
内容もとっても切なかったです。
個人的にはラストシーンがとっても好きです。
この後どうなったんだろう…?と想像してしまう最後でした。
9年後またどうなっているのかとても気になりました。
2人の会話がほんとにいい〜! 冗談を言い合って、でも本気になって怒...
2人の会話がほんとにいい〜!
冗談を言い合って、でも本気になって怒って、愛し合ってるのに、結ばれることを考えることができない
ビフォアミッドナイトが気になるっ!
もー なんなのこれー
サラッと2人の再開までの経過が会話の中から語られていく中で、めちゃくちゃ切なくなりました。あの10年前の夜を思い出すと2人が再開してること自体が泣けてくるのに、もー切ないわー
会話の中から突然ケンカになってしまうリアリティもすごいけど、再開のぎくしゃくしてからあの日の2人に自然に戻ってくまでが超スムーズ!
リアルタイムで劇場で観てない自分を呪います。これを同じ時間進行で追ってみてたら、どんなに杞憂な映画体験になったことでしょう。
再会の手段として出版
前作と同じく、終始2人だけのシーン2人だけの会話で進んでいく。
それも、あれこれ考える隙がないほどのマシンガントーク。
それだけで映画になってしまうのだから、想う相手と一緒であれば、場所などは関係ないのだということを思わされる。
今では妻子がいるジェシーとあまり会えない恋人のいるセリーヌだが、あれから今までお互いに思い続けているというのが美しくも切ない。
セリーヌの部屋で終わってしまったが、話の流れからすると連絡先は交換して別れたのだろうか。
余談として感じたのは、2人が歳をとったのと予算が少なそうだということ。
男女の会話だけ。斬新で◎
今回も前作同様、男女ふたりがずーっと街を歩きながら話していました。
舞台がウィーンからパリに変わり、9年後の再会で、この映画の空気感は変わらず、ふたりの会話から9年の年月を感じて、おもしろかったです。
会話の内容もがらりと変わり、愛や夢を語るのではなく、仕事に対する考えや現実的な悩みで、32歳という年齢の等身大の姿を表していたと思います。
前作の答え合わせや、この9年間で何を考えて過ごしていたか、今互いのことをどう思っているか相手の気持ちを探りながら答える駆け引きをしていたり。
見る方としても、素敵になった彼女に合わせて、今の奥さんとあまりうまくいってないように見せてるのではないかなと勘ぐったりしました。
ここで、終わってしまうのというラストでしたが、次作がとても楽しみです。
前作とは違い、まったく想像出来ない状態で終わったので、次作を見ながら、いろいろ考えたいです。
私の前作の評価が低かったのは、運命と舞い上がっているふたりを馬鹿らしく思えたからです。でも、今作は誰の中にでもある素敵な恋の思い出という印象に変わったので、共感出来て楽しく鑑賞出来ました。
情熱はそのままで、、
前作から9年、偶然?再会した2人。
一夜のことがお互い忘れられなくて、9年間も美しい思い出とともに相手のことを思い続ける。すごく美しくて、切ない恋だなあと思った。
再び出会えた興奮から、だんだん心を通じ合わせていき、お互いの現在の状況を踏まえた思いをぶつけ合う。
前作から2人とも大人になっていて、それぞれが歩んだ9年間の人生が会話の中に滲み出る。
若いときの情熱も残しながら、でも大人としての立場もありながら。
複雑。
素敵な2人から、目が離せない。
おとなになったふたり
「~サンライズ」より、こちらのほうが切ない。ジェシーもセリーヌも大人になり、様々な経験をし、「~サンライズ」のことを達観しつつ、どこかであきらめきれていなくって。でも、あのときに戻れるとはふたりとも思っていなくって、そこがほんとうに切ない。一度壊れたものは元にはもどらない。
だけど、ラストシーンは、ふたりが新たな関係をもう一度築いていくのかなと、わたしに期待を抱かせました。
前作に人生の重みが加わった
総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
前作より9年後の二人の再開を、前作と同じように主演二人だけの会話と行動のみで描く。今回は映画の中の時間と二人が会っていた時間が同時進行という短い出会いを描写した小作品。
ジェシーが約束したとおりに半年後にウィーンに行ったけどセリーヌに会えなかったことの喪失感や、結婚して家族もいるのに妻を愛することが出来なくて心が満たされてないことや、何よりもセリーヌに会えるかもと考えながら自分の想いをこめて本を書いたことが話の中で徐々に明かされていく。彼がこの9年間をどのような想いで過ごしてきたかがわかりせつない。ジェシーの話の後で、セリーヌも思うようにならないウィーンの出会いの後の恋愛を語り、いつの間にか心が躍ることがなくなり感情を失い固くなってしまった自分の恋愛心に気が付き嘆く。
もしかしたら二人は相性が悪かったかもしれないし、たとえあの後で出会っていたからといってもうまくいったとは限らない。しかしもしあの後で会えていたら今頃二人はどうなっていただろうかという仮定はどうしてもしてしまうのだ。
前作は会ったばかりの二人がいかに距離を詰めていくかという過程がもどかしいしそれに対して退屈さもあったし二人の関係が軽いとも感じた。しかし今作は二人のその後の生き方と秘めた思いが語られて、9年の歳月を経た後でそれに重みもあったし二人の感情が滲み出たりして、内容としては前作と似たようなことをしているだけでも今回のほうがずっとのめり込めた。前作を観ていれば容易に想像がつくはずだが、結末はやはりこう来たかというような締め方で心憎い。
しかし街をぶらぶらと歩きながらひたすら途切れることのない機関銃のように喋るだけの二人を近距離から見守るという演出は、面白さもあるが映像から来る躍動感に欠けて単調になりやすく退屈さも感じる。
セリーヌ役のジュリー・デルピーは、劇中で語られたとの同様に本当にニューヨーク大学で学んでいたらしい。フランス人なのに英語がとてもうまくて感心させられる。
全63件中、41~60件目を表示