ターゲット 出品者は殺人鬼のレビュー・感想・評価
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かなり見ごたえがある、面白い
悪(犯人)と善(警察)のバランスが絶妙で良い。 カーアクション、アクションともに迫力がありカメラワーク、カットも良い。 もちろん主役女性がやつれていく感じも良い。 面白かった。
時代を反映
今という時代の空気を上手く切り取った作品作りには頷きつつ、観る側へいい緊張感を与える優れたサスペンスに仕上がっていました。 フリマサイトの直取引は、韓国・日本問わず、個人的には以前から危険と感じていて。 「詐欺を防ぐためにお金の一時預かり・立て替えをするとか、保険を用意するとかが必要だよな」 とか、 「直接会わないよう、また個人情報を渡さないよう、互いの住所を知らないままでの取引ができるシステムが必要だよな」 とかフリマサイト・アプリの運営側に対して普段思っていて、そこから生じるトラブルへの不安を視覚化した内容に、リアリティがありすぎました。 (日本のメルカリ、ヤフオクなどはそのあたりを解消するシステムを導入したようですが) ただ、韓国映画のお約束、 ・なぜ被害者は必ず犯人に有利な行動をするのか? ・なぜ韓国の警察官は無能なのか? ・なぜ主流派じゃない、感覚派の熱血刑事が不利な単独捜査って展開しかないのか? は、きっちり発動していました。 間が抜けちゃうのよねー 警察はちゃんと仕事して対応は完璧と思う中、犯人がその上をいき、しかし主人公の被害者の機転で逆襲する、みたいな展開の方が個人的には好みかな。
一気にフィクションへ
出品者がいかにして殺人を行うのかが気になって鑑賞。他人に成り済ました上で、自身の痕跡を一切残さず、相手の個人情報を、特定するなど端末を使いこなう狡猾な犯人。 被害者は当然頭に来るが、こんなに不気味な奴に恐怖を覚えないのだろうか、怖くて挑発するなんて考えられない。判らないのは散々犯人に追い詰められ苦しんだ挙句、犯人の要求のままお金を払おうとする気持ちにまでなって、ぼろぼろなのに、相手を誘き出す囮に志願した事だ。 警察は彼女に感謝しつつ止めるべきだろう、100歩譲って囮捜査をするのなら、彼女の安全は絶対確保しなくては何の意味もないのに、終盤主人公は犯人と二人きりになる場面があり、クライマックスでは刑事1人の他には、警官がまるっきり出てこない事に違和感しか無かった。 個人的にはそこが残念だった。
苦手なジャンルだけどそれなりに楽しめた
スマホ絡みのサスペンスホラーといえば、日本のアレ(落としただけシリーズ)を思い浮かべてしまう。あまり好きではないタイプの映画だから敬遠していたが、本作はなんとなく観ることにしてみた。 この手の映画では、誰が犯人なのかと、どうやって主人公を追いつめていくのかが見どころになる気がする。そういう意味では、前者は今一つなのに後者がなかなかよくできているのでそれなりに楽しめる映画になっていた。犯人がターゲットを追いつめる様子はなかなか怖い。何より自宅や名前とかの個人情報を完全に知られた状態ってこんなに無防備なんだなと思わせる。 正直ツッコミどころもないわけではない。主人公の態度がそもそも好戦的すぎやしないか?とか、刑事たちの態度の変化とか、彼女に死亡を伝える必要ある?とか。でも、そんなことはあまり重要ではないと思わせる演出だった。日本の落としただけシリーズと比べてどうなんだろう。比べてみたくなる。
緊張感、続くなー。
個人売買なんて不安でしかないけどリアルにありそうで更に恐怖。中盤には犯人もくっきり登場しちゃうから話がどんどん盛り上がる。被害者も弱者なままいきなり強くなっちゃうこともないからひたすらドキドキ。カーチェイスとか見せ場も盛りだくさんで大満足。
異臭騒ぎはなんだった?
ネットのフリマサイトで詐欺被害にあった女性が他のサイトで出品者を見てけて煽り、現実世界で嫌がらせを受ける様になる話。 三〇万ウォンで洗濯機を購入したら電源が入らず、被害届を出すも警察の動きが悪く、自分で犯人の投稿を探し出し、詐欺行為を妨害&中傷して巻き起こっていくストーリー。 妹のかわりにPCを受け取りに行った男の行から始まるけれど、この話しとと同一人物なのはちょっと何でもありの様な…。 そして30万ウォンに対する主人公の執念とかなかなかだし、3日で特定できると大口叩いているけれど、自分は住所も名前も既に知られているの忘れてます? どんどん事態がエスカレートして、起きていることは恐ろしいことの筈だけど、主人公のキャラもあってかなんだか楽しいよりの感覚になってしまった自分はは多分変態ですねw そんな自分でもわざわざ被害者を呼び出して、捜査員の現状を伝える警察はクズだとしか思えないですww 中盤過ぎ、ちょっと話しを引っ張っる演出が目立ってまどろっこしさは感じたものの、なかなか面白かった。 そういえば、明らかに図面と違うものを作っておいてモンクを言う職人にも、韓国の恐ろしさを感じた。
怖かった!
怖かった! ハラハラドキドキ! 息つく暇もなく最後まで見入ってしまいました。見終わって数時間経った今考えると、アレコレとアラもありましたが、それでも久しぶりに満足しました。一日に2回しか上映しないなんてもったいない気持ちです。
無難に面白かった 刑事役の人って、 コミカルな役とかでしか知らなか...
無難に面白かった 刑事役の人って、 コミカルな役とかでしか知らなかったけど、 かっこいい役回りも悪くなかった 最後は、助かったと思ったんだけど、 ダメだったの?
韓国文化はもちろんITに関する知識も求められるので注意
今年226本目(合計1,318本目/今月(2024年6月度)26本目)。 (前の作品 「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」→この作品「ターゲット 出品者は殺人鬼」→次の作品「朽ちないサクラ」) お隣韓国の韓国映画で、タイトルにもある通り、個人間の中古品売買をテーマにした軽いホラーもの(一部犯人当てや社会問題提起の論点含む)。 ストーリーとしては序盤からすぐに展開が早いので、時々韓国映画である、極端に動きが遅いということはありません。またそのあとの展開もひねりが効いているのが良かったかなといったところです。実話ではないので問題提起型の映画ではないですが、最後に「こうした個人間の中古品売買によるトラブルの法規制がまたれる」みたいな発言がちらっと出ます。 やや難かなと思ったのが、やや光の点滅が厳しいところでしょうか。映画の趣旨上、スマホが一つのテーマになりますが、そのいわゆる「マナーモード」の点滅が関係してくるからです(ただ一部で、マナーモードでないシーンもあるので、そのシーンでは普通に音がなる)。また、ITに関する一般的な知識が求められますが、一般常識の範囲ではないかなといったところです。 日本とは若干法規制が違うようですが(後述)、趣旨としてお隣の韓国でのストーリーなので理解もしやすく迷ったらおすすめといったところです(といっても、シネマート系列でしか放映していない?) 採点に関しては特に気になる点まで見出せないのでフルスコア扱いにしています。 -------------------------------------------------------- (減点なし/参考/日韓の中古品売買の違いについて) 映画では描かれるように、冷蔵庫にせよ洗濯機にせよ(この映画では「洗濯機」)個人による中古品売買がよく行われていますが、日本では古物営業法という法律があるし、そのようなものを古物売買する文化がもともとないので(中古電化製品を買う文化はあるが、個人間ではあまりない?)、ここは文化の違いかなといったところです(これは映画内でも「騙された」というように、日韓ともにこの行為は民法上の詐欺(日本では96条)が関係しても、ネット売買という関係上加害者がとんずらするとどうしようもなくなるという実際上の問題もあるのではないかなといったところです(ここは韓国も同じ)。 --------------------------------------------------------
サクッと楽しめます。
韓国映画の中では中級レベルなんだろうと思うけど、外さず面白い。 住人が嫌がるから入口と駐車場にしか監視カメラが無いのに、何のフリもなく主人公の家の前に監視カメラ設置で分かってしまう。どう回収するのか?そのまま突っ切るか。その方が怖さ増す。誰だよお前、マヂで、こわっ。
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