「たぎれ、日本」宝島 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
たぎれ、日本
あの予告編とこのコピーを見た時から、ワクワクゾクゾクしてずっと楽しみにしていた。できるだけ大きなスクリーンで観たいと思って平日夜の回、漸く観た。観客ふたり。
熱いシーンが熱すぎて。この熱さが本土の人間に伝わるか、本土の人間がたぎっているか。
もったいない。
グスクの回想(モノローグ)みたいにする必要があったのか。
通訳してるというよりセリフ喋ってるみたい。
ウタ、もっとはじめの方からしっかり出しておいた方がよかったのでは。
どうやって逃げた。
気になるところが多すぎて。
沖縄の人たちの苦難。もっともっとたくさんの人たちに観てもらいたい作品だからこそ、もったいない。
長さは関係ない。もっと長くてもいい。
沖縄の人たちが虐げられてきたというのは、古い映画だが、「ええじゃないか」の草刈正雄が、「琉球でしちゃんこと思い出せ」と薩摩藩士の首を掻き切るシーン、「薩摩んぶたの血」といって血を舟に塗っているシーンがとても印象に残っている。
岡本喜八監督の「激動の昭和史、沖縄決戦」も観た。
言葉がわかりにくかったのと、沖縄の人の言葉が優しい。
受け取るこちらの問題だけど、これが土佐弁とか会津弁、広島弁とかだったら。
なんくるないさー。
沖縄の人たちの明るさが、せつない。
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uzさんのコメント
2025年9月26日
「30分前」以外にも何度も行きつ戻りつしてるし、アバンからごちゃついてました。
普通に時系列でよかったと思うのですが…
また、グスクの語りも軽すぎた印象があり、個人的には掴みから失敗していたかと。
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