「スゴイ痛快だけど、やり方は好みじゃない。」アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師 のりたまちびさんの映画レビュー(感想・評価)
スゴイ痛快だけど、やり方は好みじゃない。
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時代劇では、仕事人より大岡越前や銭形平次が好き。
小説では、ルパンよりはホームズとポワロが好み。
だから、とっても真面目な主人公の熊沢が、目的のために手段を選ばないところが残念でした。
ただ、それを上回って、この映画を痛快と感じるのは、敵役の橘がホントにやな奴だから。
熊沢にワインぶっかけたり、自尊心を踏みにじったり、観ていた私が怒りで震えるほどの見事なヒール。
橘は、無自覚だろうけど、かわいそうな人だよな。
こういうおバカさんに出会ったら、関わらないのが一番なのですが、熊沢たちはチームを組んで橘と同じ土俵で戦うんですよね。
ラスト、想像で熊沢が橘をボコボコにするシーンがあります。
彼の悔しさの発露かもしれませんが、その暴力性が怖かったです。
熊沢は、奥さんに雑に使われているまじめで優しい人でいて欲しいです。
出演者が皆個性的で味わいがあって、ストーリーは既視感があるものの、ラスト前でハラハラが少し入り、最後は大円団に大満足。
何より、久々に、もうひとりの主人公、氷室役の岡田将生さんがイケメン全開!
眼福ー、こんなストレートにかっこいいの。
司法書士の神野さん(実は氷室の母親)ほどじゃないけど、「重力ピエロ以来のストレートなかっこよさ」に、何回もイケメン♡とつぶやいていました。
上田監督、すっかりメジャーになりましたね。
次回作も楽しみにしています♪
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