「すごく、普通の出来」アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師 Lhowonさんの映画レビュー(感想・評価)
すごく、普通の出来
カメ止めから、各種舞台挨拶に行く程度は上田作品を見ています。
映画作家は観る側の期待を裏切ることをわざとする事がありますが、本作はそれではないと思います。よく出来た、普通の映画でした。
そういう意味では、上田監督らしさはありません。キャストは元々演技が上手い人が揃ってますが、それが原因とも思えません。おそらく、今までと桁が違う予算でしょうが、それのせいでもない。
上田作品の好きなところは、登場人物は基本善人、人は二面性があるが誰がそれを隠しているか最後まで分からないので、全員怪しく思える。テンポがよく、細かく笑える。最後の予想外の展開と、人の優しさが残る事。これら足りないのは、予算とか豪華なキャストや原作がある事とは別な気がします。
次はすごい予算のすごいキャストのすごい作品を撮って下さい。
今年は、岡田さん出てる映画は大体面白いと刷り込まれた年でした。森川葵さんは同世代ではピカイチなので、主演作を含めて、いろんな映画に出て欲しいです。
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