「なかなか爽快…⭐︎」アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師 ☆ムーミンさんの映画レビュー(感想・評価)
なかなか爽快…⭐︎
「カメ止め」の上田慎一郎監督の作品だけど、「カメ止め」よりずっとお金もかかって凝った映画。
役者さんも充実していて楽しめる。
内野聖陽演じる公務員が岡田将生演じる天才詐欺師に騙され、許す代わりに小沢征悦演じる橘から
10億円の脱税分を詐欺で取り上げるのを計画すること話し。
役者陣がすごくピッタリの配役。
内野聖陽は情け無い顔をする時、つい「何食べ」のケンジを思い出してしまうのだけど上に強く
言えない公務員に良い感じだし、岡田将生はNHKの「昭和元禄落語心中」の頃から注目していたけど
ホント今、旬の俳優さん。
何を演じても雰囲気がある。
真矢ミキや吹越満など一癖ありそうな役もしっかりしていて、映画の流れを固めている。
コンゲームのジャンルに合った筋運びで二転三転。
テンポも良くて、その度にワクワクしながら観ることが出来た。
それに氷室(岡田将生)の家族の話しや熊沢(内野聖陽)の同僚の自殺の一件を
絡ませて、物語を膨らませているのもお見事。
詐欺師が終盤まで、6人しか居ずに??だったけどそれもそうか!!と納得。
詐欺の映画が正直 後味の悪くなるものもあるけどこの作品はそれもなくて、
素直に楽しく良いエンディングで良かった。
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