男神のレビュー・感想・評価
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雰囲気と家族愛を見守るファンタジー映画
タイトルは感想でもあります。
ファンタジーホラーと日本なりの恐怖表現に惹かれて観に行きました。
雰囲気と家族愛は90点、ですが…。
それ以外は及第点にも及ばないのが残念です。
せめて、研究者さんかその娘さんが、母親の末路を示唆する情報をはっきりと提示して欲しかったです。
勾玉を落として穴に落ちたから、恐らくお腹の赤子と共に亡くなっているのかな??
と勝手に考えてますが、多分間違っていると思います。
それとファンタジーホラーではなく、家族愛と神話の理不尽さを詰めたと言い換えた方が納得できます。
宣伝や話のまとめ方が上手くないので、人を選ぶ映画になってしまうのは本当に残念です。
パンフレットもみましたが、観た方の想像にも委ねるような考えかな、と。
私自身は様々な作品のビターエンドやバットエンド、理不尽さにも慣れていますが、それでも2回目を観る人は少ないでしょう。
イマジネーションで楽しむ作品
画面が暗い
プロジェクターの輝度設定が間違えているのかと思うくらいに画面が暗い。
じきに慣れるが、不穏さを表す演出なのかもしれないが、昼間でも暗いのはやっぱり観にくい。
そして、話はどうも中途半端だし結末も読めてしまった。もっと振り切ってやって欲しかった。
「決して振り返るなよ!」と壮大なフリをしてくれているのに結局振り向かないので、何も起こらない。
これは残念。
暗くて似たようなシーンの連続で冗長
ホラーよりも家族愛のミステリー
ホラーみたいに怖くはないけど、家族愛が絡みあいミステリーになってる
この作品は一回見ただけでは真相は不明のまま
見る回数増えることによって、虫や動物の登場の意味深さやミステリーが発見される
私が一番好きなところは姉弟の逆らえない弟の雰囲気や姉の強さがすき!でも、何回見ても2人のドロドロの服の真相がわからない
時たまに出てくる白馬が怖い
ビターエンド
髪の長い女の人が出てくるようなホラー映画ではなく、見えないものへの畏れを感じるような日本的ホラー……ファンタジーホラー?
八百万の神がいる、日本ならではの映画かと。全体的に薄暗い映像は不気味感ありました。
ただ『面白い』かという括りで考えた時にはかなり賛否分かれる映画かと思います。
『巫女』『生贄』『儀式』『結界』など日本古来のものを駆使した作品だったので、雰囲気はとても好きです。
夫婦愛、家族愛も含んでるので夏子のラストには信仰心や運命の強さを感じてやるせない気持ちです。
と、プレミア上映会と公開日の2回見ての感想で、1回目鑑賞後はずっと???でした。
白黒ハッキリするストーリーではないし、色んなものがばら撒かれたまま終わっていく感もありますが、刺さる人には刺さる映画だと思いました。
幻想的でスピリチュアルなカルト映画だった
ホラー映画で“怖くない”って褒め言葉なの?と思いつつ観てきた
「ホラー苦手な人でも大丈夫」という前情報を聞き、正直「それってホラー映画の評価としてどうなの?」という疑問のなか観てきました。
結論から言うと怖くないです。
「ここで怖がらせてやろう」という過度な演出は一切なく、物語に散りばめられた伏線を追いながら不気味かつ神秘的な世界への没入感を味わえます。
⚫︎恐怖の正体
「家族愛」を軸に観ると、妻子を失うかもしれない焦燥と喪失感•男神という存在から生じる理不尽な恐怖、といったところでしょうか。子を持つ親はそういう意味で苦しさを感じる物語かもしれません。
勇輝(遠藤雄弥さん)が穴を通じて根の国へ向かう〜エンディングまでは状況が二転三転するので、どうしても平和的な結末を祈ってしまう。そこから何度も感情を揺さぶられて落とされるという点においては、ジャパニーズホラー独特の後味の悪さもあります。
⚫︎伏線?
失踪した妻との回想シーン、なぜか妻の秘密を知っていた牧場主、2回差し込まれる蛇のカット、地面に置かれた石、白馬の正体…などなど所々に「これは何かの伏線?」と思わせる場面がありますが、いまいち回収されないまま終わります。
日本古来の神話や宗教的な知識があればもっと読み解けたのかもしれませんが、そこは少し解釈を観客に委ねすぎかも?と感じました。
一方で鑑賞後にパンフレットを読んで「そういう背景があるのか」と答え合わせをする楽しさはあります。
パンフレットの内容はかなりボリューミーで、ちょっとした情報誌のよう。古代信仰や土地の歴史的背景などを知るには十分な情報量です。こちらの分野に興味のある方はアレコレ考察しながら楽しめると思います。
男神 数年に一度の大駄作
日本人が忘れているもの
レビューは色々な意見があって読んで楽しいですね。
「男神」、個人的には面白かったです。
日本人が忘れかけている物、神・自然への畏れを思い出しました。
禁則地って日本にはどれくらい残っているのだろう?なんて考えたり。
日本人より日本人らしい外国人って結構いますよね!
映像も奇麗だったし、パンフにロケ地についても色々書いてありました。
ジャンルはホラーではないかな(笑)
突っ込み所満載
途中、笑ってしまう場面がたたありましたw
日本の神話?!みたいな感じだと思って見ればまぁ、、なるほど、、と思いますが、、音楽、音、で誤魔化してる?とか、なんで?そうなる?とか、ラスト今までのしてきた行動って?、、
映像や景色はとても綺麗でした!
他にお客様はおらず、貸切で有り難かったです。
また、騙された(笑)
タイトルなし(ネタバレ)
私は好きな俳優さんが出演されてるのて、監督さんや出演者さん達のいろんなインタビューを読んでいたからある程度理解できたところもあると思うが、初見の方には『???』なところが多いのではないかと思う。(事前知識があるから愛子ちゃんが社長令嬢でその弟がアメリカ留学してたって知ってるけどいきなり美人で泥だらけな土木作業員...流暢な英語喋ってる土木作業員...why?ってなりそう。)あれだけの内容を時間内に収めるのは難しいと思うし、解釈を視聴者に委ねるのも面白いし大切だけど全体的に言葉足らずな感じ。場面の切り替えも悪く言えば雑。目まぐるしくて過去なのか現在なのか混乱する。日本神話、愛と死と再生をモチーフにしたであろう物語はテーマとしては面白いし映像も美しいだけに残念。何度か見てやっと理解できる感じかな。各登場人物についてももう少し丁寧な背景描写があっても良かったかなと思う。
完成前テストチェックで見直し修正すれば良くなったかも
秋深し新作ラッシュで劇場は大賑わい!?
そんな中 時間が空いたんで
今日は「男神」みましたよ。
これは、コレは・・・中々のクオリティで(笑)
久し振りにこのテンション見たような。
そうだ この間延びな感じは”悪鬼のウイルス”以来かも。
予告は良さそうだったが、見たらもう一つでしたね。
(内容)
全国各地で母と子の失踪事件が相次ぐ。ある日、住宅地の建設現場に正体不明の深い「穴」が発生。その「穴」の先は不思議森へ続き、そこでは巫女たちが「男神」として男児を生け贄に捧げていた。そこに自身の息子が迷い込んだ事を知った建設現場担当の主はの穴に入っていく。
決して入ってはいけないと語り言い伝えの穴に、禁忌地の掟を破り息子を助けに。家族の運命を描く。
(感じた事)
・須田 亜香里さん、沢田 亜矢子さん、加藤 雅也さん出ておられたんでまぁ大丈夫なのかと思いましたが おっとドッコイ地雷危険地帯でしたね。
見事に踏み込んでしまいました。
内容的にみて 時間、カネ 飛んだ気分です。
加藤さんの役に期待したけど、大して無く終わっちゃったね。心の中では”マサヤ-”コ-ル連呼してたのだが。
・撮りですが全体的に暗めです。表情が捉えられていないですね。
晴天の屋外なんですし レフ板でもう少し当てないと。
・セリフが堅い固い。岩の様。ホラ-テイストだけどもっと強弱つけて発狂的に出さないとね。テンポもゆっくりめ。順番待って話してる?感じ。
・穴の世界、儀式は良いとしても、流れがねもう一つ良くない。間延びしてると思う。随所でカット短く繋いだ方がいいかと。
最終見直せば 何とか成ると思われるけど、撮り終えて画がなかったらCG補正入れるで良いのでは。
穴奥の世界感が 広すぎて 黄泉の世界なんだね。多分。
男児生け贄で連れ去り感は イメ-ジ良かった。
・最後 何で巫女が穴に? そう言うオチなんだけど、ダンプの積載土砂と一緒に埋めちゃうの 止められるでしょ。そんな高速に土砂は落ちんよね。
ユンボで掘ることも出来るし(笑)
総じて思うのは、劇場公開レベルと言うより マニア好きな配信作品かと感じます。
お時間あって興味ある方は
どうぞ!
どういう意図で作られたのか
なんとなくはわかるんやけど
もう少し作り込んでから上映して欲しかった。
演者そのままでやり直して欲しい😀
不気味さは出ていたけど怖さや緊迫感がなかった
評価2やけど、ロケ地の人の想いや製作陣、俳優陣の労力もあるやろから3で。
ラストのシーンも嘘でも良いから今の時代は神話や不思議な事象に立ち向かうぞって意味で親子3人の笑顔が見たかった笑笑
物販は良い出来。金かけるとこ間違えたんか。アクリルスタンド誰が買うんやろ。
頑張って作ったんやろから、騙されてパンフレットとクリアファイル購入。
衝動買い😎
映画と宣伝のアンマッチ
描きたい世界観はわかりますが、見せたい世界と宣伝がアンマッチすぎて宣伝文句に釣られてきたら肩透かしをくらう映画だと思います。
制作費が足りないのでしょう。物語に直接関係しない不自然に汚れた岩橋玄樹さんと須田亜香里さん。出演者の中では知名度がありファンの方が多いと思われるこの2人で客寄せをしたいのでしょう…
描きたいのはホラーや岩橋さん須田さんではないと感じます。
遠藤雄弥さん、彩凪翔さんは芝居をしっかり勉強してきている人だと感じました。
息遣い、呼吸、目線だけでも想いが伝わってくるちゃんとしたお芝居をする人たちでした。
「息子を生け贄に捧げる家系の女性」という設定自体がファンタジーではありますが、幸せに過ごしてきたと思っていたのに愛する人が姿を消し、全てを知り後悔をしながらも愛する人を助けるために、男神、巫女たちと戦う男性を演じる遠藤さん。
幸せに過ごしたいと思いながらも自分に課せられた宿命に葛藤し苦しみ続ける女性を演じる彩凪さん。
静かだけど、力強い芝居に引き込まれました。
もっとこの2人を引き立たせる映画作り、宣伝方法を考えた方がいいと思いました。
ホラーではない。
岩橋さん須田さんは上手くないし話の本筋にも関係ない。
舞台挨拶に来ていたプロデューサーだという黄色い服を着ていた女性は、いろんな方面に失礼な言動で、知事や市長、○○会社の社長と知り合いだとかお金の話を匂わせ、男性出演者の話をぶった斬るなど不愉快極まりない。
など。
映画、舞台挨拶を見て、プロデューサーの「映画を作りました。お金を集めるために岩橋さんと須田さんを使います。」という意図がはっきりと客側に伝わってきてなんだかな…となりましたが、プロデューサー、制作チームが全面に出していることは置いておき、作り上げられた映画だけを見ると、作品としては好きな映画でした。
ホラーファンタジー面白かった!
ホラーというよりホラーファンタジーで幽霊的な怖さでは無いが、別の怖さを感じた。
神秘的な映像が綺麗。
世界観に引きずり込まれる面白さだった。
目に見えない神への恐怖を感じた。
家族愛が強く描かれている。
最後は息を止めて見入ってしまうくらい迫力がありスピード感があり良かった。
キャラクターが個性的で面白い。
遠藤さんの緊迫感すごかった。
彩凪さんの巫女であり母親である複雑な立場の繊細な演技が良かった。
緊張感がある中での岩橋さんの可愛い弟感と流暢な英語の会話に心が和んだ。
須田さんの勇ましい姿が新鮮でかっこいい。
キャストの方々が演技力もあり更に美しい方々ばかりでとても良かった。
原作があるなら読みたいと思った。
続編を見たい。
恐怖ではなく困惑を残す作品
限られた予算の中にも工夫の跡がわずかに見える一方で、その工夫が物語や映像世界に統合されることはなく、全体としてはちぐはぐな印象を残した。
穴の奥に広がる世界は異界を示す最大の見せ場であるはずなのに、CGはリアルにも抽象にも振り切れず、観客を引き込むどころか安っぽさを際立たせてしまう。
登場人物がわざわざ馬に乗って現れる場面は、象徴性も必然性もなく、奇をてらっただけの演出に終わっている。
細部を見ても同様だ。
ある人物は最初から最後まで不自然に汚れたままで、観客に残るのは違和感だけである。
加えて、突如として外国人が登場し、英語が交わされる場面があるが、それが物語と結びつくことはなく、異質さを利用した演出としても機能していない。国際性や異界性を強調したいのならば説明や背景が必要だったが、それを欠いたまま挿入したため、ただ唐突で意味不明な要素になっている。
そして最大の失敗はラストである。これまで積み上げた(はずの)出来事を「なぜ?」としか言いようのない唐突な終わり方で片付け、緊張感もテーマ性も放り出してしまった。観客が求めていたのは恐怖や余韻であり、混乱と茶番ではない。結果、終幕はそれまでのドタバタを帳消しにするほどの酷い終止となり、作品全体の評価を決定的に下げてしまった。
しかしその一方で、動物の写し方には時折光るものがあり、おどろおどろしさを漂わせる映像には強い雰囲気が生まれていた。そこだけは作品の方向性が一瞬定まったように感じられる。
日本的ホラーの「静けさ」も、洋画的ホラーの「直球の衝撃」も成立せず、ラストでさえも中途半端に終わったことで、残るのは恐怖や感動ではなく、ただひたすらに「なぜこうなったのか」という疑問である。低予算なりの工夫はあったにせよ、それを作品の力に変えられなかったことが致命的であり、観客に残すのは不気味さではなく困惑と落胆であった。
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