「映画と宣伝のアンマッチ」男神 映画初心者さんの映画レビュー(感想・評価)
映画と宣伝のアンマッチ
描きたい世界観はわかりますが、見せたい世界と宣伝がアンマッチすぎて宣伝文句に釣られてきたら肩透かしをくらう映画だと思います。
制作費が足りないのでしょう。物語に直接関係しない不自然に汚れた岩橋玄樹さんと須田亜香里さん。出演者の中では知名度がありファンの方が多いと思われるこのお2人で客寄せをしたいのでしょう…
描きたいのはホラーや岩橋さん須田さんではないと感じます。
遠藤雄弥さん、彩凪翔さんは芝居をしっかり勉強してきている人だと感じました。
息遣い、呼吸、目線だけでも想いが伝わってくるちゃんとしたお芝居をする人たちでした。
「息子を生け贄に捧げる家系の女性」という設定自体がファンタジーではありますが、幸せに過ごしてきたと思っていたのに愛する人が姿を消し、全てを知り後悔をしながらも愛する人を助けるために、男神、巫女たちと戦う男性を演じる遠藤さん。
幸せに過ごしたいと思いながらも自分に課せられた宿命に葛藤し苦しみ続ける女性を演じる彩凪さん。
お2人の静かだけど、力強いお芝居に引き込まれました。
もっとこのお2人を引き立たせる映画作り、宣伝方法を考えた方がいいと思いました。
ホラーではない。
岩橋さん須田さんは上手くないし話の本筋にも関係ない。
舞台挨拶に来ていたプロデューサーだという黄色い服を着ていた女性は、いろんな方面に失礼な言動で、知事や市長、○○会社の社長と知り合いだとかお金の話を匂わせ、男性出演者の話をぶった斬るなど不愉快極まりない。
など。
映画、舞台挨拶を見て、プロデューサーの「映画を作りました。お金を集めるために岩橋さんと須田さんを使います。」という意図がはっきりと客側に伝わってきてなんだかな…となりましたが、プロデューサー、制作チームが全面に出していることは置いておき、作り上げられた映画だけを見ると、作品としては好きな映画でした。
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