満月、世界

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満月、世界

解説

初長編映画「空(カラ)の味」が第10回田辺・弁慶映画祭の弁慶グランプリなど4冠に輝いた塚田万理奈監督によるオムニバス映画。

通り過ぎていく日常のなかで小説を書いたり音楽に没頭したりしながら自分の居場所を探す中学生を描く「満月(みつき)」と、きつ音のある中学生と夢を諦めかけたミュージシャンの日々が交差する「世界」の2作品で構成。

塚田監督が2020年より出身地・長野市で地元の子どもたちとともに制作を続けている、16ミリフィルムで10年かけて撮影するプロジェクト「刻(とき)」から生まれた企画で、同プロジェクトのワークショップで塚田監督と出会った満月と涌井秋がそれぞれ主演を務める。「千と千尋の神隠し」のリン役の声優や俳優・歌手として知られる玉井夕海が共演し、音楽も担当。「世界」はロッテルダム国際映画祭2023に入選。

2023年製作/66分/日本
配給:Foggy
劇場公開日:2024年9月21日

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映画レビュー

4.0いい作品だった

2024年10月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

「満月」と「世界」と言う2作品のオムニバス映画だった。「満月」は高校生の演技がよかった。スピンオフの「世界」はいいシーンがあったりと、2030年上映予定の映画「刻」がどういった作品になるか楽しみである。

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ノリ

4.0再現ドラマかセミドキュメンタリー?

2024年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

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てつ

4.0『満月』と『世界』の2編、各30分の短編からなるオムニバス映画。 ...

2024年9月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

『満月』と『世界』の2編、各30分の短編からなるオムニバス映画。

始まって、またおま的インディペンデント系映画か?と思ったが、終わってみればとても瑞々しい短編たち。両作とも主役は長野に住む中学生の女の子、満月と秋。それぞれに推しがいて、介護が必要な祖母がいて、父親が不在というのが共通点か。

ハタから見ていて面白いのが「満月」(みつき)。それは今時の極々普通の女子中学生のリアル。でも少しだけ人と違った趣味がある。とはいえ、まだそれは山のものとも海のものともつかない状態。
もう少し痛々しいのが「世界」(秋)。世界って面白い、世界を知りたいという知的好奇心で心の中は膨らむばかり。でもそれを表に出すことが出来ない歯がゆさ。もし将来大成するとしたら彼女の方かも知れない。

本作は、塚田万理奈 監督が現在進行形で取り組む、10年に渡って子供達を撮り続ける『刻』プロジェクトから派生した物語たち。こちらは全編 16mm フィルム撮影で、完成はなんと 2030 年予定とのこと。エンドロール後にその断片を少しだけ観ることができる。これはもう期待しかない。

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Jellyfish

3.0世界って、かっこいいんだよ

2024年9月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

自分の居場所を探す中学生を描く「満月(みつき)」と、きつ音のある中学生と夢を諦めかけたミュージシャンの日々が交差する「世界」。

中学生だったあの頃、裕福ではなかったけど不幸ではなかった。明るい未来を感じてはいなかったけど、辛かったわけでもない。
何かしたいこと、好きになったことを自ら持ちはじめるとき、否定しなかった親に改めて感謝です。

あの頃どうしてもできなかったことは、何十年たった今、思いっきりしています。

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tnk_san

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