ニューノーマルのレビュー・感想・評価
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コンビニ店員役のハ・ダインが良かった!
ストーリーは印象に残っていません。最終章のコンビニ店員役のハ・ダインが、この映画で唯一感情移入できる人間です。仕事柄普段は、心の中の怒りを表に出すことはしませんが、酔っぱらって自分に絡む中年オヤジを道路の真ん中まで追いかけて罵声を浴びせかけたり、クレーマーの客に対して、電話で憎まれ口を叩いたり・・・この時は心の中で「いいぞ。もっとやれ」と応援していました。アパートに帰れば、部屋の中には「Fuck The World 中指突き立て」のイルミネーションがありますが、中指のランプが光りません。何かがうまくいかない彼女の状況を表しているようでした。母親に「公演?の準備で忙しい」とメールしますが、その準備のシーンはなく、出てくるのはコンビニとアパートとコンビニから帰る時の電動バイク?のシーンだけ。コンビニ客から受けるストレスは溜まっていく一方です。食事もコンビニから持ち帰った期限切れの食品のみ。彼女の怒りは何の展望も見いだせない自分の将来への絶望から来るのかも知れません。雰囲気から、ミレニアムシリーズのノオミ・ラパスを思い出してしまいました。今度は韓国版ドラゴンタトゥーの女として怒りを爆発させて欲しいと思います。
巧みな脚本に引き込まれる
日常生活に忍び寄る予測不可能な恐怖を描いた体験型スリラー。Kホラーの巨匠チョン・ボムシク監督の最新作ですが非常にテンポが良く、巧みな脚本と相まって最後まで目が離せない。
2016年以来の映画出演となるチェ・ジウを筆頭に魅力的なキャスト陣にも注目です。
2024-137
点と点がつなが・・・らないのかよ!
2024年劇場鑑賞208本目。
チャプター仕立てで誰かが死ぬ話。
チャプター1と2が全然違う話なので最後に気持ちよく全部繋がると思っていたら全然繋がらなかったぜ!
(全体的には中途半端に繋がる)
ある程度自業自得からこんな映画ばっかり作ってるから韓国人どんどんモラルなくなっていくんだろうな、という話で全然気持ちよくない話でした。
『トリハダ』のリメイクらしい…
かなり良かった♪
楽しませてもらった♪
基本ずっとハラハラできます。
疑心暗鬼になって、かなりツボった(笑)
スリラーで群像劇です。
面白かったー♪
すごい才能を感じ、さすが韓国映画!!今年度ベスト10に入るな♪と思って興奮しながら帰ったんだけど、
気になったのは、エンドクレジットに日本語で『トリハダ』の文字…
調べてみたら、実は、日本の『トリハダ』のリメイクらしい(笑)
『トリハダ』を観てないんで分からなかった…
以下↓は韓国で言われた事です。
『ニューノーマル』が日本のドラマの基本ストーリーを、そのまま使っていながら、韓国の制作陣によるオリジナルのようにPRし物議を醸している。
エピソード1からして『トリハダ』にソックリだ。起承転結の展開が日本のドラマと全く同じだ。
違うのは、ニュースに出てくる人物の身長が160センチから175センチに変更された事とロボット掃除機が出てくる程度だ。
エピソード5は、基本ストーリーはモチロン、一部のシーンは、カメラアングル、小道具、セリフ、まで同じ。
エピソード3も同様のストーリー展開で、日本のドラマの赤いカバンだけが黄色いカバンに変わっている。
最後のエピソードは、基本ストーリーを、ソックリそのまま、たどっている。
制作会社は「『ニューノーマル』が『トリハダ』の版権を買い付けて制作した事は事実」「上映後のクレジットに版権の部分について表記した」と回答。
確認した結果、エンドクレジットの中程に「一部のアイデアは日本のテレビ『トリハダ』シリーズに基づいている」と、ひらがなとカタカナで表記されていた。
しかし、ストーリー構成を、そのまま使い、セリフやカメラアングルまで同じシーンが多く“一部”と見るには無理があると指摘されている。
それに、クレジットでは韓国の、脚本チーム、アイデアチーム、の後ろに表記されており、観客に正確な情報を提供しているとは言い難い。
らしい…ガッカリした…(笑)
ただ、面白いのは事実!!
パンク姉ちゃんを演じた期待の新人らしいハ・ダインが、すごく気になった。
『トリハダ』を知らない方は、ネタバレを踏まないよう、あまり調べないで観て下さい。
さあ、オリジナルの『トリハダ』も観てみますか…
映画を見る意味を感じる映画
ホラー・スリラーにコメディ的な要素も・・・という紹介をされていますが、その要素に関しては予想したことがそのまま起こるだけというか、そこに期待するならオススメはしないという意味で☆1つ下げますが、自分にとってはとても価値のある映画でした。
(「イマイチ」的な感想の方の気持ちもわかります)
何といってもラストチャプター、ハ・ダインさんの強い自我を持ちつつ空虚な日常は、「誰にでも起こるかも」ではなく、見ている誰もが自分自身を重ね合わせ、身につまされる素晴らしい内容だと思います。
暗闇の帰路のシーンや、スマホでの親とのやり取りは、見ててとても重かったです。
初めに出てくるチェジウさんは、そこまで振り切ってはいないのですが、逆に狂気の片鱗くらいまで止まりの表情が、役者らしい露骨な演技ではなく美しいものがほんの少し崩れたような不気味さがあり、すごく印象的で、さらなる可能性を感じました。
無知な私はミンホさん知らなかったのですが、男の私でもとても画面映えする役者さんだと思いました。もっと見たかったです。
全体としては、すべてのチャプターが絡みすぎないし、説明しつくさなかったのも良かったですね。映像で見た程度のつながり止まりとも捉えられるし、でも何かしらつながりがあるように感じ・考えさせる、余白が良かったです。
私は、後出し・伏線回収ですべてを繋げてドヤみたいな映画はあまり好きではないので、この作りに関しても、とても好きです。
自分の中にある世界・ない世界両方を見せてくれて、映画館で2時間集中して見るというフォーマットの意味を感じた作品でした。
ラストチャプターは別次元
覗き魔、ラストチャプターと中だるみした内容を一気に取り戻すかのように目が覚めるようなシャープな切り口で驚かせてくれる。
覗きというか盗撮変態兄ちゃんが、アンダーユアベッドを地でいくシチュエーションになって、どんなオチになるのかワクワクする。
インキャ兄ちゃんのモノローグが観客を惑わす。あそこから何かが出てくると思わせて、違う方向から一気に畳み込んでくる。見事なフィニッシュに驚いていると、ファックなラストチャプターに切り替わる。
ロックでクールなお姉様が、コンビニのレジ打ちをしている。そこに、ハタ迷惑なジジイやババアの客がやってくるんだけど、そのあしらいがメチャクチャ面白い。
店に売っていない自治体指定ゴミ袋を返品しようとするオバさんがやってきて、無理筋ながらもごね得しようとする。
対するロック姐さんは、頭を使って、おばさんを煽りまくる。2人のリズミカルで早口の応酬は、激しいラップバトルを見ているようで、見ているこっちも上がる上がる。
そんなこんなしていると、色んな糸が交わってきて、ブラックなラストで終幕。
ミエミエのオチが待っているいくつかの章は、軽く流しましょう。ラストチャプターは、別次元によくできてますから。
特別イベントで、チェ・ジウ様が来臨。一番後ろの席からでも、眩しゅうございました。
韓流サイコサスペンス、怖かったー。面白かったー。
2024年劇場鑑賞9本目は、韓流サイコサスペンス「ニューノーマル」。
別々の場面、別々の人物が映し出される、別々の6つのストーリー。それぞれゾクゾク度たっぷりなのに、別々のストーリーが次第に交錯し、不気味な感じ、気味悪い感じがさらにましましです。😱
怖かったー。面白かったー。韓流作品ならではの生々しい描写にびくつき、役者さんの個性や美しさにうっとり。(男女ともです😍)
あの「冬のソナタ」のチェ・ジウさんがますます美しく、ますます妖しい。もうお幾つになったんやろう。
F××K THE MOVIE
2022年6月のとある4日間に起こる様々な人たちに纏わる不穏な話。
物騒なニュースが種々報じられる中、6話のオムニバス形式でみせていく。
チャプター1は早々にオチが見えてしまうし、チャプター2はオチなし?この後のチャプターで拾ってくれるんですよね?と思ったんだけどね…。
その後もちょっと意外性や他チャプターとの繋がりはあれど、オチがかなり早い段階でみえてしまうものばかり。
チャプター5はなかなか良かったけれど、ラストチャプターが始まってみたら、あれこれの為のフリ?
そしてラストもそんなどストレート?
つまらなくはないし、1話が短いから観ていられたけれど、妙にノリが軽くて不条理ススリラーっぽくないし、単に垂れ流されただけみたいな作品だった。
2時間あっという間
何と言ったらよいのか、唯一無二のユニークな作品。
主人公は一人暮らしの女性、中学生、コンビニ店員など年齢も性別も仕事も様々で、各話独立しているように見えるが、それぞれが絶妙に交差する。
日常生活に潜む禍々しい恐怖を、6人の主人公の視点で描き、韓国の闇にもメスを入れる。予測を裏切る仕掛けが詰まった脚本、エモーショナルな映像に113分没頭しました。
不条理と因果応報が混在のオムニバススリラー
6人の主要人物に絡む恐怖体験をオムニバス形式で描きつつ、微妙にリンクさせていくスリラー。この種のジャンルだと近年では『悪なき殺人』が印象深かったが、こちらはテイスト的に『世にも奇妙な物語』っぽさも。「M」、「ドゥ・ザ・ライト・シング」、「殺しのドレス」などなど、各エピソードに付けられたサブタイトルが既存作品になっているのが妙。
主要人物が常人だったり軽犯罪者だったり、顛末も不条理だったり因果応報だったりな点もオムニバススリラーらしい。特にラストの「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」の鬱屈ぶりは、観る者をダウナーな気持ちにさせる映画を作らせたら抜群な韓国らしさを感じた。というかこのエピソードこそ監督が一番作りたかったのでは…と思えたほど。あとエンドクレジットがなんか粋。
例によって韓国俳優には全く疎いが、唯一分かったのはチェ・ジウ。なんでも久々の銀幕復帰らしく流石に熟年したなと思わせるも、やっぱり美人。美人だから余計に…
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