ニューノーマルのレビュー・感想・評価
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中身より出演者のファンが観て楽しむ作品?
チェ・ジウ以外は韓流は詳しくないので知らないが作品として観るならテーマが中途半端で個々に物語が繋がってる様な無関係やら結末や真相も不明確で中途半端ない物語
いい女には棘。
ソウルで起こってる女性連続殺人事件の話。
ある日、マンションの火災報知器点検で訪れた少し様子がおかしくて態度の悪い中年男性と、その部屋に1人で住む女性ヒョンジョンだったが…、一方マッチングアプリで待ち合わせする女性ヒョンスの前に現れたのは…。
チャプター1~6まであったけど全話繋がってる?“車椅子のばぁさん助けた少年”と“ハート形の花に飛び降りた女性の話”だけは単発の話?繋がってるチャプターとそうでない話が混ざってる様で分かりにくかった。
チャプター1、5、6は観れたけど、それ以外は眠かったかな。
人を殺すなら動機が知りたい
韓国のソウルで連続殺人事件が発生し、世間を騒がせていた。マンションでひとり暮らし女のもとに、火災報知器の点検をしにきた、と男が訪れてきた。怪しげな男にその女は・・・。 また、マッチングアプリを使い相手と待ち合わせをしている女の所に現れた人物は・・・。 隣の女性に一方的に恋した男がストーカー行為をし・・・。
コンビニで働く女はイチャモンババアや酔っ払いジジイの相手して、家に帰ればSNSで死体処理方法の相談に乗り、指定された場所へ行くと・・・、みたいな話がちょっと絡んでる。
いずれにせよ、チェ・ジウやイ・ユミなどを使うのは良いんだけど、人が殺されるなら動機を納得いくものにして欲しい。
側に近づいたら刺されたり殴られたりじゃ動機になってない。
コンビニ店員役のハ・ダインの話だけ興味持てたけど、結末は?
彼女のパートだけを掘り下げたストーリーにすれば良かったのに、と思った。
オムニバス映画ってのは、それぞれ関係のなさそうな積み重ねたエピソードを
どうやって、ラストで一つにまとめるかが力量を問われるのだけど、個々のエピソードが壊滅的に面白くないうえに、オチが無いので肩透かしを食らってしまう。
青年が自分の部屋の隣りに住んでいるお姉さんの部屋に忍び込んで、パンティを被るとこと、歯ブラシを口に含むとこは少し笑えたけどさ。
洗濯したパンティを頭から被るというのはまだまだ変態初心者ですな?洗ったパンティには価値が無い!脱ぎたてのほっかほかなパンティこそが至高というものですぞ?おほほほほ。
オムニバス映画ってのは普通それぞれのエピソードを違う監督がやるものだけど、一人で全話を担当するならば散らばったエピソードを一つにまとめる責任があると思うんだ。インタビューでオムニバス映画と思わせたかったと発言していたけど、まずオムニバスの体を成してませんけど?
火災報知器のおっさん、エレベーターで殺されたマッチングアプリの女の子、障害者のふりをしていた婆さんに襲われた中学生、自販機の取り出し口に忍ばせたピンクの封筒に入っているメッセージに誘導される青年、隣の部屋に住んでいる美女のストーカーをした青年、コンビニ店員の姉ちゃん。
これらの登場人物が、それからどうなったのかが一切説明されないままEDロールで登場人物がメシ食っているシーンが映し出されて終わってしまうのだ...。
おいおいおい、オチが無いオムニバス映画って、クリープを入れないコーヒーみたいなものじゃないの?
← 例えが古すぎ
てなわけで、チェ・ジウが久しぶりにスクリーンに登場した以外に見どころは全く無い映画。配信で見ても時間の無駄です。人生って、以外に短いんだから貴重な人生の一部をこの映画にかける事ないよ。
散らかしたら片付けて欲しい
微妙に各話が繋がっているようで繋がってない。
2話の中学生、どうなったんだろうか?
あの殺人玉々を持ったおとこの情婦は何の仕事しているのか?
チェ・ジウは何で連続殺人してるのか?
各話、事象だけ画いて、背景をカットしてるから頭のなかが???だらけになった。
ビミョー…
チェ・ジウさんが主人公の物語かとおもいきや、6つの出来事がすこしずつ交錯しているオムニバス映画でした。
チャプター1〜6で物語が作られており、1に出てきた人が6にも関係していたりします。
チャプター2は他と比べるとほぼ関連性が無く、どう繋がるのかワクワクしていました。
5でようやく、「お?あの人はもしや2にいた人では?」というような人が出てきたのですが、物語に深く関わってくることもなくガッカリしました。
(一度しか鑑賞していないので勘違いや見落としがあるかもしれません)
チャプター6のコンビニ店員役のハ・ダインさんがすごく良かったです。
言葉にするのが非常に難しいのですが魅力的な方でした。
ソレガ"普通"
予告には裏切られたのだが、考えるにそこそこ面白かった。メッセージ性があると言うか、総体的に思うのはタイトルがいい。
「ニューノーマル」
新しい普通とか新常識とか、普通っていう漠然としたカテゴリーは更新されていくかのようなタイトル。
「普通」って単語から想起するものは、平均値とか大多数を占める考え方とかだとは思う。
つまりは、どんな考え方や価値観であっても大多数がソレを共有するならば「普通」となり得る。
そこで、この作品なわけだ。
オムニバスで複数の主人公が登場する怖い系の話なのだ。どのエピソードも怖くはあって、ソレが目的ならば退屈もしないんだろうなぁと思う。
俺は違ったから、あくびもするのだけれど。
ただ切り口は面白いなぁと。
冒頭に猟奇的な殺人とか、ちょっと信じ難いニュースが羅列されていく。
思わず耳を塞ぎたくなるようなものばかりだ。
で、そこから本編が始まるのだけれど…オムニバスで語られるアレコレは、この毎日のように流れてくる許容し難いニュースの一例であり詳細なわけだ。
僕らの日常はそれらの異変に晒されている。
無差別殺人は起こり、悪質な客も業者もいて、身勝手なクレーマーとか理不尽な酔っ払いとか、承認欲求の塊とか、自らを正当化するストーカーとか、閲覧数に血眼になり蚕の幼虫を生で食べるYouTuberとか、悪意と正義を際限なく放出するSNSとか、語り出したらキリがない。
食品偽造とかもこの範疇だし、いじめで自殺とか、政治家の裏金が発覚するも罪を問われない政党もそうだ。離陸を遅らせても自分の意見を曲げない乗客とか。
一昔前では考えられないような事が起こる。
しかも、大量に。引っ切りなしに。
本作ではご丁寧に「いい人」が被害に合う事例も盛り込んである。餌にされる。自衛を怠ってはいけなくて、他人を信じると手酷いしっぺ返しを喰らう。
オレオレ詐欺とかもその部類だ。
善意につけ込まれる。
現実も、今までの普通が適用されず異変に侵食されていってる。もうその異変こそが“普通"になりつつある現実は絵空事ではないのではなかろうか?
…は大袈裟だけど、そんな仮説を読み取ったりする。
だから「ニューノーマル」
トンチが効いてる!
ラストは無差別殺人鬼である女性のショット。
ニュースを見ながら、平然とサラダなんかを食べてる。すてに彼女の中では殺人が日常に組み込まれていて、それが彼女の"普通"だし、彼女自身もそれで"普通"なのだ。
僕らの日常は、今はまだ異常者とカテゴライズされる人々に侵食され始めてはいて、そのうち僕らは"愚者"とカテゴライズされるのかもしれない。
にしても、韓国の街並みはこういう世界観にマッチする。照明とか色味のせいもあるけど抜群だ。
どんな未来が待っているのだろうか?
元々、とある宗教上の概念では、人間界は餓鬼界だったり修羅界だったりしたように思う。
いよいよその本質を目の当たりにする日も近いのだろうか?
とまあ、そんな事をこのタイトルから想起でき、優れたタイトルだなぁと思う。
◾️余談◾️
日本映画の「トリハダ」のリメイクらしいのだが、そのタイトルよりゃよっぽどいいなと思われる…。
「カチッ」と
6つの居心地の悪い話、或いはホラーがパズルの様に終盤にカチッと一体になるのかと思ったら、やや半端な「カチッ」だけのお話でした。完全に独立したオムニバスという訳でもありません。その半端具合が観る者の頭の中で発酵して新たな想像が広がって行く訳ではなく、「何だかモヤモヤ」だけで終わってしまいました。ちょっと残念。
暑い夏に観ると冷んやり気分になるかなー?みたいな映画。先が読めない...
暑い夏に観ると冷んやり気分になるかなー?みたいな映画。先が読めない怖さ、殺し方も激しいし、登場人物も不気味な人ばかり。それにしてもコンビニの店員さん可哀想すぎる。あんな変な客1人でもおったらホントやってらんないわ。半地下生活で夢もかなわず、その上最後があれじゃ、何の良いこともない。何かねー、後味悪いわー。そうそう、どうでもいいことだけど、〇〇のお花が‥気になりました。
モヤモヤするオムニバス
繋がってるんだけど確信のないストーリーで毎回???の作品。
なにが言いたいのか分からずに話は進むが、求心力がないのでナガラ見をしているくらいストーリーが入ってこない。
もう少し上手く演出して、シナリオを面白く書けば良かったのに。キャストは良いのでもったいない。
女優陣の妖艶さと仮面の下の素顔の怖さを堪能する映画でした
2024.8.20 字幕 MOVIX京都
2023年の韓国映画(113分、G)
日本のテレビドラマシリーズ『トリハダ』のリメイク&追加チャプターで構成されたオムニバス形式のスリラー映画
監督&脚本はチョン・ボムシク
原題は『뉴노멀』、英題は『New Normal』で、ともに「新しく常態化したもの」という意味
物語の舞台は、韓国のソウル
とあるマンションで一人暮らしをしているヒョンジュン(チェ・ジウ)は、ソウル近郊で相次いでいる殺人事件の報道に目を奪われていた
だが、突然チャイムが鳴り響き、ドアの向こうには火災報知器の検査員を名乗る男ジョンフン(イ・ムンシク)が訪れる
管理人から何も聞いていなかったヒョンジュンだったが、やむを得ずに彼を部屋に通すことになった
男はねっちこく不快な発言を繰り返し、世間を騒がせている殺人事件についての話題を始めた
ヒョンジュンはこの男が殺人鬼なのではと疑い、スタンガンを持ち出して先手を打とうと考えのである
映画は、この第1章「M」を皮切りに、ラストチャプターとなる第6章までを描いていく
また、「M」が映画内の「2日目」にあたり、その後の章は時系列がごっちゃになった状況で展開される
第2章「正しいことをしろ」では、英雄になりたい中学生スンジン(チョン・ドンウォン)が困っている老婆ギュヨン(イ・ジュシル)を助けたものの、その老婆はヤバい人だった、という内容になっていて、これは「3日目」の出来事だった
第3章「殺しのドレス」では、マッチングアプリに傾倒するヒョンス(イ・ユミ)が、ソクミン(キム・ウリム)という名のマッチング相手に悪態をついたり、謎の存在とマッチングが成立する様子が描かれ、これは「1日目」の出来事になっている
第4章「今、会いに行きます」では、同じくマッチングアプリを利用する大学生・フン(チェ・ミンホ)が友人のソクミンと会っている様子が描かれ、ふと遭遇した自販機の手紙を追いかける、という内容になっていて、こちらは「3日目」の出来事だった
第5章「のぞき魔」では、隣人に恋するギジン(P.O)が描かれ、隣人へヨン(ファン・スンオン)の部屋に忍び込んで「アンダー・ユア・ベッド状態」になる様子が描かれ、こちらは「2日目」の出来事になっている
そして、第6章「ろくでもない人生」では、酔っ払い(チョ・ヒョヌ)やクレーマー(キム・ミンファ)に悪態をつかれるコンビニ店員ヨンジン(ハ・ダイン)が描かれ、彼女がオンラインゲームでギジンと繋がり、チャットでへヨンの恋人チャンス(イ・ドンギュ)と繋がっていて、これが「1日目」の出来事であることがわかる
整理すると、1日目にチャンスによって殺されたヨンジンの死体を、2日目にギジンが見つけることになる
ヨンジンが高架下で見つけた死体の一部は、映画の前に起こった殺人事件のもので、ヨンジンはチャットで処分方法を伝授していたという構図になっていた
ヨンジンは同時にギジンに対しても隣人に告白しろと煽り、それがギジンのアンダー・ユア・ベッド状態に繋がっているのだが、この時点では彼女は殺されていたことになっている
同じく、1日目にマッチングアプリを利用したヒョンスがヒョンジュンに殺され、その死体が3日目のフンの目の前に落下する、という構成になっていた
時系列シャッフルになっている効果があるのかはわからないが、完全に繋がっているのではなく、「Mと殺しのドレス」と「その他の4章」は独立している
それゆえに完全一致になっていないところがあって、ある意味不完全な感じの連鎖オムニバスになっていた
映画として面白いかは微妙な感じで、そこまでテーマ性を感じないところもある
深夜のオムニバス系テレビドラマで放送していそうな内容で、配信向きの内容のように思えた
宣伝では意図的に隠されている印象があるが、どう見ても『トリハダ』と共通するストーリーがあるので、日本のテレビドラマのリメイクにオリジナル要素を加えたと予告しても良かったように思えた
いずれにせよ、個人的に嫌いではないが、オチが弱いのと、これと言った特徴がないのが難点であると思う
ある状況におけるスリラーを描いているのだが、テーマ性とか教訓というものはなかったりする
なので、あくまでも映画館で涼みたい人向けの内容なのだが、女優陣がめっちゃ綺麗なので、おじさんホイホイにはうってつけなのかもしれません
男優陣も今をときめく人たちが出ているので、そう言ったキャストのファン向けの映画だったのかな、と感じた
人が殺されるシーンが多めで、よく解らなかった韓国映画(笑)
思ったのと違って6話位のオムニバス的な映画だった。
映画と言うより「世にも奇妙な....」的なドラマって感じ。
劇場鑑賞案件では無かった印象。
自分がそうだったからなのか。
本作は予備知識無しで初見には面白さが伝わって来ない作品って感じ。
鑑賞中、どこかで見たキャラクターが登場。
前のチャプターに登場していたキャラだった(笑)
6話のオムニバスが1本のストーリーになっていると思いきや、そんな感じでも無かった。
個人的に最後のチャプターのコンビニの女の子のキャラが一番良かった!
歯ブラシが唯一笑えるシーン。
観賞後、周囲の人も「よく解らない」とか「もう一度観ないと解らない」などの感想が耳に入る。
想像するに、6つの話しが1つに繋がる作品と思われるも、全く解りませんでした(汗)
本作はネット配信で何回も視聴する作品にかもしれません( ´∀`)
17年前の日本のドラマ「トラウマ」のリメイク! 17年前の日本が、今の韓国のニューノーマル!?
タイトルとポスターの絵柄だけで観ることにしたのですが、観ててこれトリハダじゃんて気付き、エンドロールで日本語で書いてました。
17年前の日本のドラマ「トラウマ」のリメイク!
17年前の日本が今の韓国のニューノーマル!?
オムニバス形式の短編集、「幽霊の出ないホラー」というコンセプトだけでなくて、話の筋や落ちまで同じエピソードもある模様。
「模様」と書いたのは15年以上前のことなので細かい部分は覚えていません。
是非「トリハダ」観てください!
もっと不条理で怖いですから!
「トリハダ」のアイディアを丸パクリして、そこに自分が追加したいメッセージ(「半地下」社会派風)を入れ込んだ感じです。
だから、最後の話だけ長くてバランスが悪い。
パンフレットのインタビューで韓国側はこのことに一切触れず、オリジナルへのリスペクトが無い。
(日本のコラムでのみ触れている。)
肝心のお話は、さすがに良くできてて面白い。
特に、第一話
どんでん返しが面白い。
そして、やっぱり7年ぶり復帰作という、「冬ソナ」チェ・ジウの存在感が凄い。
火災報知機の点検員イ・ムンシクのいやらしさ、怖さ。
第六話のコンビニ店員ロッカー、ハ・ダインの雰囲気もイイ。
わざわざ観に行く動機づけが全くないけど。
繋がりというほどの繋がりはない
演出や音楽の使い方は、ダサいという向きもあるようですが、好みでした。
ただ釈然としないラストだったのでFilmarksやここのレビューを読み漁って
一応こういう事か、と腑に落ちた感じでした。
パクリになってしまうのでここに記載はできませんが、知らず知らずのうちに、何もかもが説明されすぎたディズニー映画やハリウッドの映画に慣れてしまっていたのかもしれないと感じさせられました。
第二話は臓器売買の話なのかな?
映画のあらすじを読んだ段階で、最後に全てが繋がるのかと思っていたのですが、ふたを開けてみると、各エピソードにそれほどの連関はありませんでした。
特筆すべきは、第六話でコンビニ店員さんを演じていた女優さんで、ミステリアスな美しさ。あの容姿で、都会で自分を見失って自暴自棄な日常を演じていた姿には、独特の存在感があり、強く印象に残りました。
彼女は第四話にもチラッと出てくるのですが、ネット上での彼女は、万能感あふるる「最強の私」です。年収一億ウォンの「兄貴」のフリをして「陰キャ」な男性を子分にし、虚勢を張っています。こういう人、現代のネットに沢山いるよねと頷きながら見ていました。
ブロックBのピオ君がいつ出てくるか期待していましたが、
なんと陰キャニート変態男の役とは。それも演技がうまくて、元アイドルのイメージが変わりました。
もう一回時系列に並べてみると
0日目 韓国の町(ソウルと京畿道)は100年ぶりの異常気象に見舞われ、6月なのに雪が降っている。
この異常気象が、異世界への導入となってる。日常の延長にふと孤独や絶望を感じる人々、それを餌にして、知らぬ間に背後から立ち現れる狂気。
そんな韓国では、日夜、猟奇殺人のおぞましいニュースが流れている。
1日目(6月8日)
以前から話題になっていたマッチングアプリ連続殺人。チェ・ジウはこれまでにもマッチングアプリで何人もの女子大生を殺害していた。この日も2人〇す。
また、深夜のコンビニでバイトしているロッカー志望の綺麗なお姉さんは、先の見えない日常と、這い上がれない韓国の「クソみたいな」格差社会に、静かな怒りと絶望を感じていた。掲示板で「虹」と名乗る男が「ムカつく野郎を〇したい」と書き込んでいるのを見て、気晴らし感覚で彼にハッパをかけてしまう。
2日目(6月9日)
火災報知器の点検に来た作業員に、血染めの服を見られたチェ・ジウは彼も殺害してしまう。
一方で、毎日隣の美女の出勤シーンを覗いている男。ゲームにはまっており、ボイスチェンジャーで男性に化けたコンビニお姉さんを「兄貴」と慕い、自堕落な毎日を送っている。コンビニお姉さんにハッパをかけられた彼は、(12日?13日?少なくとも11日より後)ついに雨合羽を着て美女の部屋に忍び込むが、彼氏であるヤクザに〇されてしまう。
コンビニお姉さんは、本当に人を〇してきたと語る「虹」に、ネット掲示板で遺体の処理方法を指南してしまう。
3日目(6月10日)
コンビニお姉さんの高校の同級生だったyoutuber、ヒョチニが雨の日の配信中にベランダから転落〇してしまう。お金を稼ごうとしすぎたあまりに…と絶望を感じるお姉さん。
翌日の6月11日、午前3時、 バイト帰りのお姉さんは、「虹」が本当に殺人をおかしたのか確かめるために指定された場所に行く。切断されたヤバい物を発見してしまい逃げ出そうとするが、「虹」の顔を見たために〇されてしまう。「虹」の正体は、覗き男が覗いていた美女・ヘヨンの交際相手のヤクザだった。
また、学習塾帰りの少年は、困っている車いすのお婆さんを助けようと「正しいことをしたのに」臓器売買業者に誘拐されてしまう。
4日目(6月11日)
ヤクザはコンビニお姉さんの遺体を持ち帰り、ヘヨンの家の棚に収納する。「俺はまだ2人しか〇してないよ」という彼。(この後3人目を〇し、死刑フラグを立ててしまう。)
5日目以降
覗き男は、意を決して隣の美女の部屋に忍び込む。なお、彼がマンションの中層階からぼーっと路上を眺めているシーンがあるが、そこにチラッと出てくるのが、学習塾帰りの少年を拉致したグループの一人である「ピンクのヘッドホンの男」。つまり、学習塾と、臓器売買業者のアジトと、覗き男の住んでいるマンションと、殺人犯の「虹」が彼女と暮らしている部屋はどれも地理的に近いという事が分かる。
一方で、コンビニお姉さんは「ソンナム市」(京畿道)のコンビニから自宅に帰るまでに、一時間ほどかかっていた。またマッチングアプリの女子大生は〇される当日、お姉さんのバイトしている「ソンナム市」のコンビニでお茶を買っている。チェ・ジウは自宅マンションの上階に住んでいる女子大生も〇しているので、チェ・ジウと女子大生と、男子大学生たちは京畿道のソンナム市かその近辺に住んでいるのだと思う。
一方、「虹」がバラした遺体を捨てに行くなら自宅の近くにはまず遺棄をしないだろうから、「学習塾」「臓器売買業者のアジト」「覗き男のマンション」「虹の部屋」はいずれもソンナム市からは離れた場所にあると推定する。多分こちらはソウル市内。
つまりチェ・ジウによる連続殺人と、彼女がメモに残した叫び「殺さないと気が済まない」を介して、町から町へと連続殺人が伝播しているのだと思われた。そして、あくまでこの映画では発端のように描かれているチェ・ジウ自身も、おそらく何かから心の闇を刺激されたことが殺人行為に走り出した契機だと思う。
殺人行為を遠隔で煽ってきたコンビニお姉さんが、最後は自ら殺害を指示した男に〇されてしまうのは皮肉だ。彼女の待ち受け画面も実は彼女自身のこと(自分自身の心の闇に喰われる)を暗示しているように思われる。
また、マッチングアプリで出会いたい人だったり、優秀な兄姉と比較されて肩身が狭い中学生だったり、孤独と絶望にさいなまれネットでしか人と繋がれない女性だったり、とにかく登場人物がみな孤食の人で、(どのエピソードにも何かを食べるシーンが出てくる、それはエンドロールでも繰り返される)、人と関わりたい、認められたい、愛して欲しい、という言葉にならない叫びを皆がそれぞれに抱えていて、でもその結果見つけたものは「死」で・・・〇したり〇されたりする事でようやく人々が連環を保っている、恐ろしい架空のディストピアがこの作品で描かれている「ソウルと京畿道」だが、それは現実の韓国社会の暗喩なんだろうなーという事を感じた。韓国のダウナー映画ほんときつい。
コンビニ店員美少女の儚い生涯‼️❓
火災報知器点検員やストーカーとか恋愛アプリに釣られる人が殺されたり、自業自得だし、よくありそうだし、特に韓国では日常的なように感じて、何の驚きも無いし、恐怖も無い、話の品質ももう一つで月並み。
でも、コンビニ店員の生活は本当に引き込まれた、女優の存在感は凄い、危険に吸い寄せられる、自暴自棄な心情も、何故か痛いほど伝わる、これだけを引き伸ばしてこれだけにしたら名作の域なのに、惜しい、惜しすぎる。
コンビニ店員だけを観るためだけに、是非。
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