劇場公開日 2025年3月14日

「お話はザ・少女漫画なのだけれど笑えるところが多々あって、大きなつっ...」お嬢と番犬くん くさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5お話はザ・少女漫画なのだけれど笑えるところが多々あって、大きなつっ...

2025年4月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

お話はザ・少女漫画なのだけれど笑えるところが多々あって、大きなつっこみどころも嫌味もなく、後味のよい作品。ジェシー君が、これぞ見たかったという姿・形・表情で、スクリーンの半分を占めんとするどアップ、あるいはスタイルを誇示するかのようなひきの映像で映しだされていくのをただただ堪能した106分。
アイドル出演作をひとくくりにはできないが、トラウマや社会的背景、主人公の生い立ち等、もっともらしい設定を並べておきながら、結局は所謂サービスショット的シーン(シャワー、バックハグ、壁ドン(懐かしい…(笑))、顎くい、俺様、等々...)を散りばめ「こんなの見せておけばきゅんきゅんして喜ぶんだろ」といわれているような、オタクとしてバカにされたような気がしてしまい、がっくりして映画館を後にしたこともある。しかし、この作品は「心底きゅんきゅん萌えさせることこそ至高であり、出演者を美しく映し出すためにひたすら真剣に頑張りました」という作り手の信念と誠実さがみえるようだし、演じ手もあざといシーンに研究を尽くしているようにみえるけれどやり過ぎていない程よさがあるから素直にその世界に浸れるのである。しかもジェシー君が史上最高にかっこいいし、福本莉子さんも櫻井さんも、そして佐々木希さんも美しいこと。それだけで十分満足、満足。

く